猫の命に全力で向き合う旅館「新玉旅館」の保護活動にご支援を

 

 

 

※「新玉旅館」より寄贈を行うことおよび名称掲載の許諾を取得しております。

 

 

 

はじめまして。私は猫が好きで、「にゃんたま旅館」こと「新玉旅館」のことも大好きな原と申します。

 

皆さんは保護猫を知っていますか？

 

ご存じの方が多いかと思いますが、保護猫とは飼い主のいない猫のことです。しかし野良猫とは違い、愛護センターや保護団体が避妊去勢や病気の検査を済ませ預かっており、里親が見つかり次第譲渡される猫になります。

 

私は恥ずかしながら保護猫の存在を全く知りませんでしたが、昨年アルバイト先で野良猫を保護し飼い始めたことがきっかけで、保護猫について興味を持ちました。

 

そのアルバイト先で保護した猫は、閉店した居酒屋の透明なドアに走って頭をぶつけていたところを目撃し、まだ子猫の小さな体で震えているところを見て、なんとかしてあげたいと、保護する形となりました。

 

 

保護し飼い始めた猫と一緒に過ごしていくうち、猫の存在に心を惹かれ、一生面倒を見ようと決めました。

 

保護した当時のあばら骨が浮き出た体や、私のことを不安そうに見ていた姿は忘れられません。

 

現在、私は今年の3月まで大分県にある専門学校で学生をしており、卒業研究でこの「保護猫」を題材に取り扱い、色んな人に知ってほしい！と思いました。そこで「新玉旅館」さんが保護猫の譲渡をしているとお伺いし、取材をさせていただいたことが、新玉旅館さんとの出会いです。

 

私は取材を通して新玉旅館さんのこれまでの猫に対しての保護活動、そして保護した後の猫のお世話や譲渡活動に対する思いを聞きました。新玉旅館さんは現在コロナ禍で売り上げが厳しく、旅館の中にいる猫のお世話でいっぱいいっぱいだと聞きました。しかし、長年猫活動をされているため多頭飼育崩壊の家に行政から猫救助を頼まれたり、旅館の敷地内に猫を置いていく人がいたりするようです。

 

その中で、女将さんは猫に罪はないという意識でなるべく多くの猫を保護できるよう活動していました。その熱意に私も心を打たれ、新玉旅館さんの力になりたいと考えこのクラウドファンディングを立ち上げました。

 

 

 

 

新玉旅館は、大分県別府市にある旅館です。約100年前から営業を開始し、ある日たまたま出会った野良猫を保護してから少しずつ保護猫が増えていったそうです。それ以来、保護猫活動や地域猫活動（TNR※）を始め、次第にそういった活動をする方達が集まるようになり、旅館をいつでも譲渡会のできる場所として提供してきました（現在は新型コロナの影響により個別面談による譲渡に切り替えています）。

※地域猫活動（TNR）とは野良猫に対し避妊・去勢を行い、耳を桜の形にカットしその地域に戻す活動のこと。
 

新玉旅館には、まだ若く健康な猫ももちろんいますが、猫エイズや猫白血病を患っていたり、がんや腎臓の病気を患っている猫もいます。

 

女将さんは全ての猫に避妊・去勢手術を施し、ワクチン接種やその子ごとに必要なケアをしています。

 

旅館近くの地域猫に虐待をする人もおり、見かねた女将さんがすぐ旅館内に引き取ってお世話をすることもあります。また、新玉旅館では猫の面倒を見てくれると噂を聞いた人が敷地内に置いていった猫や多頭飼育崩壊してしまった家の猫などを保護し、譲渡活動をしてきました。

 

そんな保護猫たちは次第に増え、現在は外に10匹、中に80匹ほどのおよそ90匹います。保護猫たちにかかる費用（餌代、治療代、電気代、など）は月に平均で70万かかり、年間で840万の支出を余儀なくされます。新玉旅館の女将さんが真剣に猫たちの面倒を見ていますが、コロナ禍で旅館の収益はほぼありません。

 

自分のことは二の次で、猫たちのために懸命に活動されているのです。

 

 

 

 

今回皆さまからいただくご支援は、新玉旅館にいる猫たちのご飯、身の回りの用品（トイレシーツ、トイレ砂）、病院代、療養食などに充てられるよう、大切に新玉旅館さんにお渡しさせていただきます。第一目標金額は250万円です。250万円も私にとっては高いハードルですが、少しでも多くのご支援が集められたら嬉しいです。

 

最近では、支援物資として、猫のご飯、トイレやトイレシーツ、トイレチップなど身の回りの用品を送ってくださる方が多く助かっています。以前はご飯代だけで月20万ほどかかっていましたが、直近の1ヶ月では10万円以内に抑えることができ、その分サプリなど他の猫に携わる経費に変えることができています。女将も、本当にありがたいとおっしゃっています。

 

新玉旅館はまだコロナ禍の影響が大きく、売上が以前の3分の1になっています。しかしそんな中でも、猫1匹にかかる費用は変わらず、ひと月で約8,000円になります。新玉旅館には保護猫の様子を配信していただけるYoutubeチャンネルをしてくださる方がおり、前述の通り支援物資を送ってくださる視聴者が多く、そのおかげで猫1匹につき約8,000円に抑えられています。

 

 

新玉旅館では上記に書き起こした2頭の猫ちゃん以外にも病気の猫や、高齢で譲渡ができない猫が暮らしています。毎日猫に合わせたご飯と、必要であればサプリを与えています。その上毎月血液検査をし、状態が悪ければ精密検査を加えることも多いです。

 

女将さんは動物取り扱い免許の資格を持っており、獣医の指示のもと、猫に皮下点滴などの治療を行うことができます。そのため、普通にかかる治療費よりも少しだけ価格を抑えることができます。それでも約90匹の猫のための治療費は莫大で、治療費だけで月に30万円はかかっています。

 

 

 

 

私は、旅館にいる猫たちを最期までお世話したいという新玉旅館を少しでも支えることができたらと思っています。

 

新玉旅館の女将さん、女将の弟さんは猫を第一に考え、自分の旅館のことよりもまず大分県に猫の施設があれば…という考えを持ち、地域猫やこれから生まれてくる猫のためのクラウドファンディングを先月まで（2022年3月末まで）していました。

※プロジェクトページはこちら

 

このクラウドファンディングをする前に借金をして施設建築のための整地を行ったり、「新玉旅館さんなら」と頼まれて猫を保護し、できる限りの看病をもしています。

 

私は新玉旅館さんに何回も取材をしにいき、女将さんが少し穴が開いた服を着て取材に応じていただいたり、肩があがらないため、医者に治療として手術を勧められたが自分が入院したら誰も猫のお世話ができないからしないと聞き、本当に猫が大切で、それに関する出費は出し惜しみしないことを感じました。

 

今回、クラウドファンディングを通して皆様からいただいたご支援を新玉旅館さんにお渡しできれば、間違いなく猫のために大切に支援金を使ってくれます。そして、新玉旅館の猫たちが幸せに暮らしていくための費用として使用してくださると考えています。

 

このクラウドファンディングで得た寄付金で少しでも旅館を継続し、猫たちの豊かな暮らしを支援していきたいと思います。

 

どうかこのプロジェクトにご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

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ご留意事項

※団体の性質上、本プロジェクトは通常型であり寄附金控除型ではないため、税制上の優遇措置を受けることはできません。あらかじめご了承ください。

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「支援契約」にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。