北条鉄道の挑戦。引退したキハ40気動車をもう一度走らせよう。

 

兵庫県中部の田園都市を走る北条鉄道。

 

昨年9月の法華口駅行き違い設備完成とダイヤ改正にて、朝・夕の増便を行いましたが、もともと保有車両は3両しかなく、予備車両不足の解消が課題でした。

 

そこで、大切な仲間として迎え入れることになったのが『キハ40形式気動車』です。

 

しかし、車両の改造などには多額の資金が必要になります。

 

2022年春に運行開始できるよう、どうか皆様のお力をお貸しください。

 

 

 

兵庫県中部エリアを走る北条鉄道、開業以来の一大プロジェクト。

 

はじめまして。北条鉄道株式会社です。

 

私たち北条鉄道は、国鉄北条線の廃止に伴い、第三セクター鉄道として昭和60年4月1日に開業しました。開業当時はレールバス （フラワ1985）で運行していました。

 

本社は兵庫県中部エリアの加西市に位置し、兵庫県小野市にある粟生駅と加西市にある北条町駅の間13.6キロの区間を運行しています。車両からは、長閑な田園風景が眺望でき、季節感を感じながらおよそ23分のご乗車を楽しんでいただけます。現在は、2代目車両であるフラワ2000シリーズで運行しています。

 

令和2年9月、北条鉄道開業以来の一大プロジェクトとして法華口駅に『行き違い設備』を完成させ、同時にダイヤ改正に伴う増便を行いました。その結果、朝・夕の待ち時間が飛躍的に短縮し、通勤・通学で乗車する地元利用者にとっての利便性が向上しました。

 

 

しかしながら、我々の車両の保有数は3両…...。

 

増便後のダイヤにおいて3両保有で運用しており、万一トラブルが発生した場合に運用どおり列車運行ができなくなってしまいます。

 

 

そこで、検討を重ねた結果、新車両として「キハ40形式気動車」を1両導入・増便を行うことになりました。

 

しかし、車両の改造などで多額の資金が必要になるため、クラウドファンディングに挑戦することに決めました。皆様より集められた資金を、車両改造費や施設・設備費の一部として活用させていただきます。

 

All-or-Nothing形式での挑戦ということもあり、まずは最低限必要な金額を募集いたしますが、コロナ禍で経営が厳しい状況に変わりはありません。少しでも多くのご支援をいただけるように、発信を続けていく予定です。

 

北条鉄道沿線にお住まいの皆様、全国の北条鉄道のファンの皆様、キハ40と鉄道を愛する皆様のご支援により、北条鉄道でのキハ40気動車運行を実現させ、皆様にお披露目したいと考えております。

 

 

 

 

 

皆様からいただくご支援でできること

 

輸送完了後、当該車両の改造・改装を行い、定期運行できるように整備をおこないます。

 

車両の輸送が終わると、業者による改造が始まります。試運転や検査を経て、来年春の北条鉄道デビューを目指します。

 

 

 

これからの北条鉄道の未来も、皆様とともに。

 

新型コロナウイルス感染拡大は、北条鉄道にも影響を及ぼしています。学校が休校となり、また、桜の開花季節に多数の写真愛好家が中間駅に訪れて頂いておりましたが、皆様が外出自粛されてから利用が極端に少なくなり、収入が大きく減少しました。

 

そんな中、少しずつこれまでの日常へ戻りはじめたこと、これからの未来への期待も込めて、北条鉄道では一大プロジェクトとなる『法華口駅行き違い設備』の完成と、それに伴うダイヤ改正にて朝・夕の増便を実施いたしました。

 

このプロジェクトで、既存のフラワ2000-1・2・3の3両にキハ40が加わります。北条鉄道の運用車両として、一度引退したキハ40形式気動車が再び走り出すことになります。また、通常の運用に加えて、観光・イベント列車としての活躍も期待されます。

 

小さな鉄道会社としての挑戦ではありますが、地域の皆様、北条鉄道を応援してくださる皆様とともに、このプロジェクトを成功させたいと考えております。

 

どうか、あたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

関係者からのメッセージ

 

｜北条鉄道株式会社 

　常務取締役 総務企画部長　藤井 秀明