そんな悲しい現実に「もう耐えられない」「なんとかしたい…」と、心を痛めるひとりのママの想いが、
《#こどものいのちはこどものもの》というSNSアクションへと変わった、2018年6月。
自分と同じように悲しいニュースに心を痛め、
何かできることはないかと切に考える多くの人の存在に勇気をもらい。
取材を通して見えてきたリアルな現場の声に、この想いはさらに駆り立てられました。
取りまく問題は複雑で、何が正解かは分からないけれど、向き合っていくべき子どもたちが目の前にいる。
全てをいっぺんに解決する方法はありません。
でも、子どもたちが幸せに暮らせる未来を想像し、“今”できることがあるのなら。
小さくても確実な一歩を踏み出したいと思いました。
今回、そんなママたちの想いを起点に立ち上がった《こどもギフト》で、一人でも多くの人の想いを、必要な場所に、必要な支援という形に変え届けていきます。
児童養護施設で暮らすのは、幼児から高校生くらいまでの子どもたち。学校に通い、外出の制限も特になく、一見ごく“普通“の生活を送っています。 ただ、親元の家庭では当たり前に得られるものが、楽しみが、ここでは手に入らないこともある。子どもたちが誇りをもって毎日を暮らせるように、まだまだできる支援があります。
自立援助ホームは、義務教育を終わった子どもたちが、自らの意志で、自立を目指して生活する場所。子ども自身が働きながら食費や寮費を払っています。 稼いだお金は、ほぼ生活と貯蓄のために。自分と戦いながら必死で将来を模索する、彼らの「夢」の話を聞いてください。
虐待の悲劇を断つために。親へのサポートの重要性は、近年ようやく語られるようになりました。親子の関係は、出産の前から始まっています。あるいは、もし虐待してしまっても、親子はそこで終わりになるわけではありません。 より良い親子の未来のために、模索と実践を続ける、支援団体があります。
社会的養護を必要とするのは施設の子どもたちだけではありません。 ただ、施設でも支援家庭でもどうしても後回しになりがちなのが、衣食住の先にある、文化面の機会提供です。親子がひとときでも非日常にひたり心を通わせられる余裕を。それが、明日の親子の関係を結び直すきっかけになるかもしれません。
2018年6月
・こどものいのちはこどものもの発足
・ハッシュタグで意見収集呼びかけ
・世田谷区長訪問(眞鍋・福田)
7月
・厚生労働省牧原副大臣訪問(全員)
・渋谷区長訪問(犬山・坂本・福田)
・赤十字子供の家訪問(眞鍋)
・サイボウズ訪問(犬山・坂本)
・LINE訪問(犬山)
・シンクキッズ代表理事後藤啓二先生取材(犬山)
・児童養護施設あゆみ学園取材(犬山)
8月
・元児童心理司山脇由貴子先生取材(犬山)
9月
・厚生労働省牧原副大臣訪問(全員)
・千葉自立援助ホームみんなのいえ訪問(犬山・さくらだ)
・岩手県知事にアンケート・ハッシュタグまとめ提出(福田)
・チャイルドファーストジャパン理事長山田不二子先生取材(犬山)
10月
・幡ヶ谷若草寮訪問(さくらだ)
・『母さんがどんなに僕を嫌いでも』歌川たいじさん取材(犬山)
・赤十字子供の家再取材(犬山)
・鎌倉児童ホーム訪問(さくらだ)
・日本こども支援協会 代表理事 岩朝しのぶさんと対談(坂本)
11月
・世田谷区 児童虐待防止
・養育里親支援 里子体験発表会 参加(眞鍋)
児童相談所で勤務している間、たくさんの親から虐待された子ども達に出逢いました。子ども達は、皆、心に深い傷を負っていました。私は、施設の職員と一緒に子どもが幸せな大人になれるよう、ケアをしてきましたが、施設での生活に満足し、自立に成功した子ばかりではありません。
親に代わって、子ども達の心の愛情の器を満たすのはとても難しいことです。このプロジェクトを通し、施設で育つ子ども達が、今、自分達を取り巻く大人だけでなく、多くの大人が自分達に愛情を注いでくれているのだと感じられ、自分の夢を実現し、外の社会に羽ばたいていけることを望んでいます。
私は、「こどものいのちはこどものもの」の皆様から当時、厚生労働副大臣としてご提言とご署名を受け取りました。溢れる真摯なる思いに感動し、また、そのことも大きな力と なり緊急総合対策策定に至りました。今回、新たに「こどもギフト」のプロジェクトが始動されるということで、私としても大きな期待をしています。是非、皆様の力で児童虐待をこの世からなくしましょう!
2018年6月 思いきり泣き、そして考えた。私にできること。児童虐待は #ひとごとじゃない
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2018年6月 #こどものいのちはこどものもの 発足 全員からのメッセージ
「悲しみに負けない。絶望で終わらせない」 虐待をなくすために、タレントが伝えたいこと
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2018年6月 ノンストップ出演
「泣き声が聞こえて虐待だと思われたら......」 育児がつらい。母親たちが生討論
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2018年7月 厚労省訪問
お役所って敷居が高いから。虐待をなくすためにタレントたちが厚労省に提案したこと
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2018年7月 LINE訪問、渋谷区長訪問
電話はちょっと怖いけど、文字にしたら落ち着く。子育てに悩んだときにLINEで相談できたら
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2018年7月 サイボウズ訪問
「おねがいゆるして」のメモに心を揺さぶられた社長が決断したこと
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2018年8月 赤十字こどもの家訪問
保護された先にある場所。虐待された子どもたちが暮らす施設を訪ねた
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2018年9月 みんなのいえ訪問、厚労省訪問
交通事故で脚に大けがをした。17歳の僕が「手術したい」と言えない理由
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このプログラムは今後も継続的な活動を行なっていきます。本取り組みに関心をいただける行政・自治体様、施設・団体様は事務局までお問い合わせをお願いします。また、本取り組みを取材くださるメディア様からのお問い合わせもお待ちしております。