他者を想う心があれば～祈念の日に

7月に長崎に行った

原爆落下中心地（ground zero）に立ち、その静寂の中にて、

声なき声を確かに聞いた

 

日本人だから、とか

終戦祈念の時期だから、というわけではなく

すべての命の尊さを知る者として、

自身も地球に生きる命のひとつとして、

ただひたすらに平和を願う

 

他国にも自国と同じ大切な人々が住み

愛しい暮らしが営まれ

大切な動物や植物が生き

かけがえのない命が育まれている

 

自国だけでなく他国を想う心があれば

自分以外の他者をも想う心があれば

そして人間だけでなく動物や植物を想う心があれば

 

命を奪ってよい理由など何一つ無いことに

気づくはずなのに

 

戦争だからそれが許されるなど

道理が立たないことに

気づくはずなのに

 

 

 

 

私たちは動物愛護活動をする者です

いわゆる反戦活動家ではありません

私たちにできることは此処辰巳にいて、地域ねこを育み大切な命をとことん守り抜くことだけです

 

霞が関や永田町を練り歩くわけではないけれど、

プラカードを持って反戦を声高に叫ぶわけではないけれど、

 

でも、日々大切な命たちと向き合い

幸せと平和を願う私たちのこのスピリットは

静かな反戦の主張にもつながっているのではないかと

思えるのです