「北海道百年記念塔」解体差し止め住民訴訟にご支援を！

みなさまのご支援で目標金額の50％を達成しました。

ありがとうございました！

こうなると「どうして300万円なんだ」「90日なんだ」というお叱りの声もあるかと思います。

実は始める前はとても不安でした。

というのも多くのクラウドファンディングは目標達成が何かを成し遂げるための不可欠な要素であって、ほとんどの場合、目標達成と成果は一体です。ところが、これはあくまでも裁判を続ける支援であって、このクラウドファンディングの成功が勝訴＝記念塔の存続を保証するものではないからです。確率を予想する立場ではありませんが、弁護士の話を聞いても厳しいものでした。

成功しても成果につながらない――そうしたプロジェクトに果たしてどれだけ多くの方々が支援を寄せていただけるのか、とても不安でした。

そもそも300万円という額は、弁護士の原洋司先生が「これでいいよ。ぼくも塔を残したいと思ってから」とおっしゃってくれた必要最低限の訴訟費用200万円にクラウドファンディングに払う17％の手数料を乗せて切りのいいところで区切った数字です。原先生とReadyforにお支払いし、残った分はほぼほぼ通信費や文書費消えるだろうと考えました。

一方、裁判はすでに始まっています。クラウドファンディングがあろうがなかろうが、裁判はすすみます。先生に弁護をお願いするには着手金が必要ですが、これはすでに守る会で立て替えてお払いしています。まだReadyforに申し込む前です。

300万円に届かなければ、主だった者たちが等分して負担することになるだろう不安はありました。しかし、何もしなければ、たたただ道議会で解体工事の契約承認を見送るだけになる。それだけは我慢ならないことでした。残された手段として司法判断という道があることを知っているのに、無為無策で解体を見送る――それはやはりできない。一生悔いが残る。そう腹を決めました。

そうしたことで、恐らく集まりも悪いだろうから、少しもでも期間を長くしてゆっくり集めましょう、となったのがこの90日という設定です。

このように不安のなかで始めたクラウドファンディングですが、2日目で目標額の半分に達したことを、私たち自身が一番驚いています。それは私たちが――というよりも、北海道百年記念塔がもっている魅力であり、力なのでしょう。やはりこの塔を無くしてならないとの思いを深めました。

これからは少しづつ落ち着いてくるとは思いますが、皆さまの思いを法廷に届けたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。