100周年記念クラウドファンディング 一年間の活動への御礼
ボーイスカウト日本連盟の創立100周年をきっかけとして、初めて挑戦したクラウドファンディングからはやくも1年が経ちました。改めてご支援に対して感謝申し上げます。
過去にスカウトであったおひとりおひとりと一緒に積み上げてきた100周年でありましたので、「こうした形であれば参加できます」「こんな素晴らしい機会をありがとう」と皆様からいただいたご支援をもとに、ひとり親家庭の子どもたちに体験活動の機会をプレゼントしてきました。
改めて、当時のクラウドファンディングを振り返るとともに、体験活動へ参加できた子どもたちや保護者の方からの声をご紹介いたします。
2022年11月23日にスタートしたクラウドファンディングは、「ボーイスカウトが社会に生み出してきた価値」を浮き彫りにしていくために、初回ゲスト、稲葉基高さん(空飛ぶ捜索医療団ARROWSプロジェクトリーダー)のようにスカウトOBOGであり、企業や団体で活躍されている方々をゲストにお迎えして全9回のオンラインミーティングを行いました。
そのなかで私たちが挑戦している社会課題を伝え、解決策としての体験活動の大切さを訴えかけていきました。最後の一週間は毎日オンラインマラソンとして、井上理事と澤理事によるトークセッションを行い、日本連盟の水野理事長も代表して登場するなど、支援者の皆様への感謝の気持ちを述べさせていただきました。
プロジェクトページには、スカウト運動を進める役割を担っている方々から応援メッセージが寄せられ、それぞれがスカウト運動に情熱を注ぐ想いや感謝の言葉などが伝えられました。ご寄付いただいたのは、スカウトOBOGや関係者をはじめ、これまでスカウト運動には繋がりのなかった方々からもご支援と応援メッセージをが寄せられ、それを励みに3カ月間走り抜けました。最終的には314人から4,649,000円のご支援をいただくことができました。目標額330万円を大きく上回るご支援となりました。
これらのクラウドファンディングによる支援以外にも使途指定寄付や自己財源を加え、2023年度はひとり親家庭の子どもたち235人にボーイスカウトを通した体験活動をお届けできました。これは本当におひとりひとりのご支援があったからこそです。本当にありがとうございました。
体験活動をプレゼントされた子どもたちから一年間の活動報告や来年の抱負が届いておりますので、ご紹介いたします。
また、保護者の方からも感謝のコメントが寄せられております。
またこの助成プログラムで支援を行った家庭に対するアンケートでも、学校以外の体験活動が少なくなる中で、スカウト活動に参加して「自己肯定感」が高まり、参加した子どもたちだけでなく、普段、親の相談相手のひとつとしてスカウト関係者と応える人が多いなど「孤独・孤立・孤育て」になりがちなひとり親家庭と緩やかな繋がりを保てていることが分かりました。
このことはスカウト活動が日本の社会課題にしっかりと取り組みできている証であると実感しました。
ご支援いただいた皆様には、ご寄付額ごとのリターンを全てお届けいたしましたが、それに加えて今回のご報告をお届けさせていただきます。ありがとうございました。
私たちの挑戦を支えていただきました、クラウドファンディングにご支援をいただいた寄付者の皆様、オンラインイベントにご登壇いただいたゲストの皆様、そして各地で子どもたちに接しているボーイスカウト指導者の皆様、すべての方々に御礼申し上げます。こうして生み出された活動の成果を皆様にご報告できることは、大変有難いことです。
深く感謝申し上げます。
まだまだ日本の子どもたちを取り巻く社会環境は厳しいものがあります。
これからも皆様方からのご支援をいただきながら、ひとり親家庭等の子どもたちへ豊かな体験活動をお届けして参ります。
※写真はボーイスカウト活動のイメージです。今回の助成とは関わりがありません。