巨大リュウグウノツカイを完成させて吊り上げよう！

 

 

こんにちは。長野県松本市で魚類剥製（はくせい）業を営む小川貴光（オガワアートコレクション）と申します。

 

工房開設27年、釣り人の記念魚記録魚、水族館博物館の希少魚、特殊魚を剥製制作しています。

 

幼少時より絵を描く事、物作りが好きで20歳の頃より釣りをきっかけに、魚に関する図画工作をしてました。ルアーを作ったり毛鉤巻いたり、木を削って木彫魚。もっとリアルを追求していくうちに魚類剥製に出会いました。

 

インターネットの無い頃、剥製屋さんに資料いただき講習を受け基本を学び、あとは独学で数をこなし独立27年〜になります。

 

釣り人の記念魚を形に残す、博物館水族館の希少な魚を後世に残す。

「いかにリアルで生命感を持たすか。」

 

これが課題で生涯勉強と思って制作に励んでおります。

 

 

魚類剥製とは？

 

制作方法を簡単に紹介します。

 

①魚の形を型取り専用ウレタンで作り込む。(魚皮に合わせて足したり削ったり)

②魚肉を取り除き皮だけにする。(肉や脂肪、繊維を徹底的に除去する)

③ウレタンの芯材に皮をかぶせる。ヒレを広げて固定する。

④自然乾燥(個体の大きさ気温により異なる、1ヶ月〜1年)

⑤義眼を制作して全体着色(乾燥中に色が抜けてしまうので、生きているようにリアルに着色）

⑥ウレタンクリア塗装(永久的に保存できます)

 

 

渓流魚、海水魚、熱帯魚、観賞魚、博物館、水族館など制作本数は2500本〜。

実績として、特にリュウグウノツカイは10本を制作し日本全国の水族館博物館で展示公開されています。

 

 

制作したほとんどの魚はお客さんのもとに旅立って(納品)しまいます。

 

展示公開された博物館や水族館に行くと、その魚の前で皆さんが記念撮影し

子供達は喜んで観察します。

「いいな〜私も自分の所で展示会やりたい！」といつも思っていました。

博物館やりたいな…

 

夢は叶えなきゃ！ですよね。

一心発起！

 

「出張博物館でイイじゃん！」

この夏なんとか実現させました。

 

私の所有する珍しい魚や希少魚、友人達の所有する大型釣り記録魚を集め、100魚種を超える剥製魚の展示会を開きました。

 

ただ展示しても面白くないので生態解説文を入れたり、ディスプレイや装飾、大型魚のアートパネルを駆使して、子供達にも分かりやすく、楽しく学べる博物館です。

 

題して「魚魚展（ぎょぎょてん）・魚の博物館がやってくる」です。

 

 

チラシ、ポスター、チケット、のぼり、チラシ配布、飾り壁面工事、作品運搬、飾り付け、会場案内、受け付け、撤収から片付けまで。たくさんの友人知人にお手伝いいただきました。

 

 

初日、開場より次々とお客さんがやって来ます。

松本市教育委員会の後ろ立てをいただき、チラシを学校配布したのが良かったのか

小学生の家族連れで多く賑わいます。

 

釣具店様にもチラシ配布の協力をいただき、釣り人もたくさん見られました。

 

 

 

水族館の泳いで行ってしまうお魚と違い、標本剥製となった魚達は歯や口の中、ヒレ、ウロコまで細かく観察できます。皆さん今まで見たことない大型魚達にビックリし、観察し、デッサンしたりメモしたり、写真撮ったり、お魚を興味深く見学されていました。

 

中でも人気だったお魚はリュウグウノツカイでした。

 

 

今回、魚魚展は営利目的では無く、

広く皆様に魚を知ってもらおう！

夏休み子供達の自由研究に役立てよう！

たくさんの人に集まってもらおう！

のコンセプトのもと、小学生無料、一般500円の入場料で開催しました。

 

お陰様で大盛況、沢山の家族連れ、子供達、一般の方々で賑わいました。

ご来場の皆様感謝いたします。

 

 

 

何か魚魚展で記念になるものを？思考し、思いついた塗り絵。

リュウグウノツカイぬり絵どうだろう？

 

このイベントのチラシの裏面にリュウグウノツカイのぬり絵が印刷されています。これはスタッフの発案で、私は「ぬり絵ってどうかな？」と半信半疑でした。しかし・・・

 

蓋を開けてみたらどうでしょう！

 

 

子供達はこぞってぬり絵に取りかかります。連日ぬり絵テーブルは満席で（コロナ感染予防のため間引いてますが）、テーブルを追加し順番待ちでした。ビックリ！

 

本物のリュウグウノツカイの剥製を見ながら、たくさんの子供達が思い思いの色でカラフルに色付けし、この塗り絵を掲げて記念撮影しています。

 

 

塗り絵は預かり壁面に貼り付けていきました。記念に持ち帰った子供さんもたくさんいますが、

開催8日間で壁面ぬり絵総数なんと657枚です！

 

圧巻でした。お母さんお父さんの塗り絵も数枚ありますが、こんなに沢山になるとは思いもしませんでした。

 

評判を聞きつけた新聞社やテレビ取材も入りました。他、博物館や美術館関係者、教育委員会、学校の先生方もご来場いただき、魚魚展も連日満員の大好評のうちに終わりました。

 

無事、撤収〜片付けも終わり・・・

 

さてこの塗り絵657枚どうしましょう？

 

 

 

このまま段ボールに保存してしまっては寂しく忍びない思いです。

もっと皆んなに見てもらいたい❗️

 

思考を重ねこのプロジェクトを思い立ちました。

 

 

 

巨大リュウグウノツカイのハリボテを作りそのボディに皆んなで657枚の塗り絵を貼り付けてもらおう！そして打ち上げよう！打ち上げは無理でも天井から吊るしてなびかせよう！

 

皆んなのいろんな思いをのせて巨大リュウグウノツカイは吊り上がります。

 

面白そう！と思った方、もちろん魚魚展に参加していただいた方、ぬり絵を描いてくれた子供達、大人達。そして支援していただいた皆様、一緒に巨大リュウグウノツカイを吊り上げましょう！

 

 

ハリボテ製作概要

 

 

ハリボテは芯材（ワイヤーかロープ）を入れ吊り下げできるように下地を作ります。

滑車を着けたり、目玉が光り、ヒレが光るように考えています。大工さんに頼んで

吊り下げ用の専用台座を作ってもらい、安全安定に吊り上げます。

 

会場のスペースを考えるとリュウグウノツカイはザッと10〜12m、

ハリボテは太くすれば短くなり、細くすれば長くなるので、制作しながら調整します。

段ボールを駆使してスタッフ皆んなでハリボテを作っておきます。

2m〜3mくらいのブロックで4個か5個の分割です。当日、参加者みんなで会場で組み立てます。

 

12mのリュウグウノツカイで貼りきれなかったぬり絵は背景パネルに貼り付けます。

リボンテープや風船を飾り付け水中をイメージさせ演出します。

 

参加していただいた方々に思い思い巨大リュウグウノツカイや背景パネルに、ぬり絵をテープで貼り付けてもらいます。

 

この企画リターンで、1m、2m、3mのお名前入りの小さなリュウグウノツカイパネルもたくさん泳ぐ予定です。

 

 

1日それだけの事ですが、ぬり絵で埋め尽くされるカラフルな巨大リュウグウノツカイが完成していく様は緊張感、期待感満載の感動を味わえることでしょう。

 

それを吊し上げる緊張感もワクワクでしょう！見事吊し上がったら皆さんで万歳ですね〜。

 

記念撮影しましょう。マスコミさんも取材予定です。参加したい、見学だけでも、ちょっと覗いて見よう、皆さん集まってワイワイやりましょう！

 

また完成した巨大リュウグウノツカイは魚魚展の看板ディスプレイとなり、今後の魚魚展開催時に皆様にお披露目出来ることでしょう。

 

ギネス記録とか考えてませんが、このリュウグウノツカイは伝説になる事でしょう！

 

 

クラウドファンディングに挑戦する理由

 

魚魚展では沢山の方々お集まりいただきましたが、小学生無料、一般500円だったため利益は出ず、経費を賄う事も出来ず、赤字・・・私の持ち出しとなってしまいました。（ちょっと無理しすぎちゃいました…）

 

しかし本来の「広く皆様に魚を知ってもらおう！」「夏休み子供達の自由研究に役立てよう！」「たくさんの人に集まってもらおう！」という目的は叶い、大きな実績となりました。

 

今回のリュウグウノツカイを吊り上げよう！イベントは皆様のご支援をいただき開催したいと思います、お願いいたします。

 

 

 

 

 

 

2022長野県松本市郊外の美術館で第一回小さな魚魚展が開催され、大きな贈り物をいただきました。

皆んなが描いてくれた1枚1枚が魚魚展の宝物となりました。657枚、これだけの実績を残しました。

 

そして今回このプロジェクトが成功すれば2022年魚魚展の幕を閉じ、そして次回の幕開け準備開始となります。魚魚展はもっと大きくもっと楽しく学べる魚類博物館となって行く事でしょう！

 

セカンドチャレンジも思案しています。セカンドチャレンジも皆様にご支援いただき、もっと楽しめて喜ばれる魚魚展にしていきたいと思っています。

新たな作品を追加し新しい企画で、ジオラマ、ディスプレイや照明を駆使して神秘的な水の世界博物館にしていき、楽しく学べる魚のアミューズメントパークを作りあげていきます。皆様、次回ご支援もよろしくお願いします。

 

そして宝物！今回皆んなで作った巨大リュウグウノツカイも毎回ドドーンと掲げます！

 

魚魚展日記やこのプロジェクトは

私のFacebook、Instagram、Twitterで公開して行きます。

 

皆様よろしくお願い致します。

小川貴光（魚魚展実行委員会、オガワアートコレクション）