万が一の時の為、助かる命を救う備えを！

 

自己紹介

 

はじめまして。「株式会社ナーシングホームさくら」で代表をしております、相川ちひろです。現在、児童発達支援・放課後等デイサービス「もものき」にて管理者として働いております。

 

私は１７年間地域の急性期病院にて看護師として勤務してきました。現在、夫、長女、次女、長男の５人家族です。

３人の子どもの内、長女は重度の知的障害児、長男は先天性の心疾患があり、出産後すぐにNICUに入院。その後手術をした経緯があります。

 

子ども達を育てていく中で児童発達支援・放課後等デイサービスの存在を知りました。障害児の親として、看護師として何か出来ることはないかと考え、2021年12月に株式会社ナーシングホームさくらを設立。2022年4月に医療的ケア児対応の児童発達支援・放課後等デイサービス「もものき」を開所致しました。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

放課後等デイサービス施設は大きくわけて「重症心身障がい児」と「障がい児」の２種類の施設があります。

 

 「重症心身障がい児」の中には医療的ケアを必要とする「医療的ケア児」が多くおりますが、「障がい児」の中にも「医療的ケア児」がおります。しかし、重症心身障がい児の施設には入れない現状があります。

 
つくば市に限らずですが・・・医療的ケア児を受け入れ可能な施設は圧倒的に少ないです！！

 

重症心身障がい児の施設は県から補助が頂けますが、私たちの施設では、同じ医療的ケア児や重症心身障がい児を受け入れていても行政からの補助金はなく、すべて自己資金でまかなっております。

 
・車椅子用の福祉車両２台
・点滴スタンド、体温計、血圧計、酸素飽和度、聴診器
・アンビューバッグ、吸引器
・車椅子用のトイレの改修費
・施設のバリアフリー化等々・・・

医療的ケア児を受け入れるということは、健常児とは異なり急変のリスクが高いです。万が一に備えてAEDを設置しておく必要があると考えます。 

 

 
また近年では災害も多く発生しています。障がいのある子ども達は指定された集団避難場所で過ごすことが難しい為、当事業所では災害時に避難場所として場所を提供する予定です。電気の供給がないと医療機器など、生命に直結する可能性が高いので非常電源の確保が必要であると考えます。

医療的ケア児を受け入れる施設はまだまだ少なく、受け入れ先が見つからない人もいるのが現状です。 障がい児や医療的ケア児と共に暮らす家族は頼れる人・場所が圧倒的に少なく、疲労を抱えている方が少なくありません。このような事業所は利用者本人の為は勿論の事、そのご家族の為にも必要であると考えます。

 
事業所の数が増えていく中で、医療的ケア児の受け入れ施設が少ない現状を皆様に知って頂き、なぜ増えないのか、資金的な問題、人的問題などを認知していただければ嬉しく思います。

～開所してから半年～ 

 
利用者さんのご家族から「医療的ケア児の受け入れ先が少なく困っていた。」「看護師常駐の施設は少ないので、安心して子どもを預けられます。」と感謝の言葉を沢山頂きました。

また、「事業所に行くようになってから笑顔が多くなりました。」と言って下さることで私たち自身の励みになっております。

 

 

 

プロジェクトの内容

 

AEDと発電機を購入すべく資金調達を行います。

 

 

児童発達支援・放課後等デイサービスという社会的認知と、医療的ケア児を受け入れるための現状を多くの人に知って頂きたいと思いプロジェクトに参加させて頂きました。

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

大手には資金力・施設設備には敵わないですが、小さい事業所ならではの温かみ、1人1人への手厚い支援は負けていません。確かな技術と経験を持つ看護師と保育士が常駐しているのが最大の強みです。

 

そして何より、同じ障がい児の親同士だからこそ分かり合える気持ちを大切に、利用者さんとそのご家族に寄り添い良い関係を築いていければと思っています。

開所して間もない事業所です。手探りの部分もありますが、少しでもご理解を頂きご支援して頂ければありがたく思います。