多くのオストメイトにデザインストーマパウチを届けたい！

自己紹介

 

はじめまして！デザインストーマパウチプロジェクトです。

 

 

このプロジェクトは、オストメイトの方の生活をより豊かにするためのストーマパウチのデザイン開発プロジェクトです。

 

大腸外科医 佐藤純人がプロジェクト発起人として、東京デザインプレックス研究所、横浜市立大学 先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センター（YCU-CDC）、コロプラスト株式会社、凸版印刷株式会社とチームを組んで進めています。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

現在、日本には20万人ほどのストーマ保有者（オストメイト）の方がいます。ストーマは手術でお腹に作った便や尿の排泄口のことで、病気や怪我と戦った証です。

 

ただ一度作れば一緒に生活をしていくストーマ。ストーマは外出や入浴に不便を感じたり、ボディイメージが変わったり、また精神面にも影響がでることがあると言われています。

 

現在使われるほとんどのストーマパウチは、基本的には透明、もしくは、茶色であったり、肌色のものが多いです。特に日本では透明なものがほとんどなのが現状です。

 

 

似ているものでいえば、透明なビニール傘ですが、最近はカラフルでお洒落なビニール傘も増えました。鬱々とした雨の日を少し楽しくしてくれます。

 

現在手放せなくなったマスクも、可愛くデザインされたマスクが増えました。コロナ禍の日常を少しでも楽しく過ごしたい、そんな思いを感じます。

 

ストーマパウチでも、そんなパウチが作れないだろうか。

 

パウチは、誰かに見せるものではないかもしれない。

でも、見るだけで何か気分を変えてくれるような、

落ち込んだ時に気持ちを元気にできるような、

毎日でなくても、特別な時につけたり、

誰かにプレゼントして喜んでもらえるような、

雨の日のビニール傘やコロナ禍のマスクのように、

 

そんなパウチが作れないかと思いました。

 

ストーマ造設により、運動や入浴、旅行など手術前と同じ社会生活を送ることができる一方で、ストーマ保有者の約50%が不安を感じており、約16%に抑うつ傾向が報告されています。

 

その要因として、

 

・排便のタイミングの問題
・造設後のボディイメージの変化

・ストーマパウチ交換のための負担や精神的影響

 

が考えられます。

 

このような影響を、デザインでサポートできる取り組みをしたいという思いから、デザインストーマパウチプロジェクトを立ち上げる決意をしました。

 

 

プロジェクトの目的

 

このプロジェクトは、ストーマパウチのデザインを開発し、多くのオストメイトの方の毎日をよりよいものにすることを目的としています。

 

現状としては、デザインストーマパウチの試用版の開発を終えたところで、病院や患者会のネットワークを通して、ぜひ使ってみたい！と言ってくださるオストメイトの方数名に試用のご協力をいただいています。

 

次の目標はさらに多くのオストメイトの方に使っていただき、感想やフィードバックを集めることです。

 

 

 

ストーマパウチのデザイン集

 

 

本プロジェクトの要となるシールのデザインは、新しいデザインの力を求めて、社会人専門のデザイン学校・東京デザインプレックス研究所で説明会を行い、公募で集まったものです。

 

 

説明会を経てデザイン制作に参加した有志は10人。もともと医療に関係する仕事をしていた、ご家族が当事者、デザインで社会貢献がしたい……など、さまざまな動機で参加してくれました。

 

一部ですが、学生デザイナーからオストメイトの方へのメッセージを紹介します。

 

 オストメイトの方々の気持ちが少しでも上を向けるようにと開始されたプロジェクトに、デザインという形でお手伝いできるということでぜひ参加させていただきたいと思いました。少しでも日々に彩りを添えることができたら嬉しいです。

私のデザインで皆様の毎日がさらに明るく楽しくなればと願いを込めて作成しました！デザインで「人の心」を動かす、そんなデザイナーになることが目標です！

私は母が以前ストーマを試用していたため、より身近に感じこの企画に参加しました。 私のデザインがみなさんの元気の源になったら嬉しいです！

 

 

そして今回集まった約40種類のストーマパウチのためのデザインは、デザインストーマパウチプロジェクトとして一冊の作品集になりました。

 

 

柔らかなタッチの表紙イラストには「希望の実現」の願いが込められています。好きなデザインを選べる楽しさや、デザインに込められた想いなど盛り込んだ、オストメイト当事者や関係者に向けてデザインの可能性を伝えるツールとなっています。

 

 

この作品集の目的は、多くのオストメイトの方にデザインストーマパウチを試してもらい、デザインの可能性を感じてもらうこと。そしてデザインストーマパウチを使うことでオストメイトの方に少しでも多くの笑顔と喜びをもたらしたいと思っています。

 

 

こだわりのストーマパウチ用シール

 

作品集の次の段階として、オストメイトの方に選んでいただいたデザインを、シールとして印刷し、既存のストーマパウチに貼って「デザインストーマパウチ」にしてオストメイトの皆様にお送りしたいと考えています。

 

このデザインストーマパウチのシールも、専用に開発したもので普通のシールではありません！

 

ストーマ装具メーカーのコロプラスト株式会社と総合印刷会社の凸版印刷株式会社の協力で、その形状や素材の種類、装着した際の触感、色褪せの程度、シールの剝がれにくさに至るまで、とことん試作を重ねた末にたどり着いた生活に寄り添った仕様です。

 

 

ストーマパウチにはコロプラストのセンシュラミオを用い、パウチの印刷・製造については凸版印刷が担当し、お届けします。

 

センシュラミオを使ったことが無い方にも安心して使っていただけるように、プロジェクトに参加している皮膚・排泄ケア認定看護師（WOC）がしっかり万全にサポートさせて頂きます。

 

 

ストーマパウチの未来へ向けて

 

オストメイトのみなさんからのフィードバック項目は、使用感だけではなく、デザインストーマパウチがもたらすオストメイトの方の気持ちの変化の検討についても、心理学のスペシャリストで早稲田大学人間科学学術院の高橋恵理子先生（特別研究員）監修のもと、Well-Beingを調べる調査パッケージを作成し、多くのオストメイトの方に御協力を頂きながら大切なデータを集めます。

 

Well-Beingへの効果について専門的なデータを集めることができれば、今後ストーマパウチに関係する企業や、医療やケアとの接点を探すクリエイターに向けて、デザインストーマパウチの文化を、さらに広めることができると考えています。

 

そのために今回私たちは、完成した作品集のデザインストーマパウチを、少しでも多くのオストメイトの方にお届けしたいと思っています。

 

しかしながら、いま当プロジェクトが用意できる肝心のデザインストーマパウチの枚数に限界があり、デザインストーマパウチを希望される全てのオストメイトの方にお届けすることができていないのが現状です。

 

 

多くのオストメイトの方にデザインストーマパウチを体験してもらい、デザインがもたらす笑顔の可能性を見つけたい。

 

私たちは、デザインストーマパウチを少しでも多くのオストメイトの方に届けるため、このクラウドファンディングを行なっています。

 

支援金はすべてデザインストーマパウチの作成とオストメイトの方に無償で届けるための費用（郵送費）に用います。

 

デザインストーマパウチでオストメイトの皆様の明るい生活を応援できたらと思っています。このプロジェクトが、オストメイトの方とみなさんをつなぐきっかけになることを心から願っています。応援どうぞよろしくお願いいたします！

 

デザインストーマパウチプロジェクト一同

 

 

 

リターンの詳細について

 

〈作品紹介＆リターンコース〉

私たちのプロジェクトをもっと知っていただくために、デザインストーマパウチに使用されるデザイン作品の紹介も兼ねたリターン有りのコースです。

 

 

 

 

 

 

 

〈応援コース〉

全額支援金として活用させていただくコースです。

 

 

■目標金額：100万円
■目標金額の使途および実施する内容：デザインストーマパウチをお届けするために使用させていただきます。リターンの発送完了を以ってプロジェクト実施完了とします。
※本プロジェクトは、期日までに集まった支援総額に応じて、実行内容の規模を決定します。応援コースへのご支援はデザインストーマパウチの製作、発送の費用として使用させていただきます。
 

※団体名義の口座を所持していないため、代表者である佐藤純人名義の口座がご支援金の振込先口座となります。