保護フル稼働！

いつも応援ありがとうございます！

 

どれだけ驚きを重ねてもなお上回る暑さとゲリラ豪雨

そして、クマ騒動。

私の住む地域でも広報車が周り、警察車両が巡回する物々しさが続いています。

自然の何かがとてつもない勢いで狂っている…そんな恐怖を感じずにはいられません。

 

アッという間に、前回のご報告から１か月となってしまいました。

その間、休む間もなくお困りごとが舞い込み、対応に追われています。

 

一部ですがピックアップして2回に分けてご報告させていただきます。

 

 

１．

夜間の通報。メンバーが駆け付けたところ、ひどくガリガリで衰弱の激しい猫を発見。近くによるものの、すぐに保護はできず翌日から聞き込み開始。

どうやら、人懐っこく商店の駐車場にうずくまっている有名な子でした。

耳カットがあり、地域猫として手術されたものと思われますが、お世話をされていないのは歴然。

TNRの限界を改めて感じました。

『地域猫』とは、手術をした後　「餌」「トイレ」「居場所の確保」ができ管理してもらえる猫のことです。

手術後に元の場所に戻すだけのTNRとは違います。

子孫を残せないけれど、1代で終わる命を大切に、これが地域猫の理念。

現実は程遠い💦

そこで必要なのは「TNTA」！

 Trap(トラップ) 捕獲→Neuter(ニューター) 避妊・去勢→Tame(テイム) 人に慣らす→ Adopt(アダプト) 譲渡

これはシェルターなくしては成り立ちません。

 

　保護してみるとおびただしいシラミに侵され、骨と皮だけの体に追い打ちをかける貧血

「みのん」と名付けた女の子は、今、回復に向けて心を込めてお世話中。

とっても人懐っこくてかわいい子です。

幼いころは可愛がられていた「飼い猫」だったのでしょうね。

 

 

２．優しい会社の方に救われた男の子

工場内に迷い込み危険！

との通報で駆け付けると、どうもフラフラ？

病院に直行！！

結構な高齢で大きな男の子

ガリガリの体はまともに動けず、耳先やお腹にはほとんど毛がありません。

しかも泥水に長時間浸かっていたように変色しています。

雨が続いた時期、うまく動けず泥の中を這いずっていたのかもしれません💦

 

この子もとても人懐っこく、呼びかけると一生懸命返事をしてくれます。

去勢手術済みであることもわかりました。

事故にでもあったのか、脳に障害を負っている可能性もあります。

少しずつ回復してきましたが、もう冷たい水におびえなくてもいい安心の暮らしをさせてあげたいものです。

修理工場から一文字いただき「修一」くんになりました。

 

 

３．

末期がんのカレン

3ヶ月の余命宣告から2倍を超えました！

お薬が効いているようです。

それでも少しづつ歩みがゆっくりになり、立ち止まってはまた進む、という感じになってきました。

これは、ガンの影響だけでなく、背骨や足にダメージが出ているせいでもあります。

自転車で散歩をする、という習慣があったそうで、かなり酷使しているようです💦

これも、かつてはよく見かけた光景ですが…現代ではNG

 

でも吠え声は相変わらず元気いっぱい！

表情も明るくて、いつもと変わらないカレンです。

 

暑くなって昼間はエアコンのある室内に移動。

急激に悪化するのではなく、少しづつ穏やかに大切な時を過ごしていければと思っています。

 

最近の保護傾向は、ほとんどが体調不良、入院入所、死亡などで飼えなくなったものばかりです。

この問題、真剣に取り組んでいかなければ大変なことになります！

 

まわりに心配な方がおられたらぜひ、今後についてお声掛けのご協力をよろしくお願いいたします。

 

皆様、暑さにはくれぐれもご注意の上、健やかにお過ごしください☆