やまと屋農園の詳しい事

やまと屋農園では、微生物農薬のみ使用しています。微生物農薬とは、微生物が害虫に付着して寄生する事で害虫を退治するものです。有機JASで使用を認めている農薬です。また食用の納豆から自家培養した納豆菌は農薬の代わりになってくれる重要な存在です。

さらに化学肥料は使わず、肥料は自作しています。自家製肥料の材料は、地元高岡のものを使っています。
その中でも地元の老舗豆腐屋さんから頂くオカラが肥料のポイントとなります！
こちらの豆腐屋さんは、能登の海水ニガリを使って豆腐を作っておられます。今では、凝固剤などで豆腐を作るお店が増えた中で非常に貴重な技術を持っておられます。
ニガリには、豊富なミネラルが含まれているので、肥料もミネラルが沢山含んだものをつくることができるのです。
野菜作りにおいて、このミネラルは味や成長に重要な役割を果たしています。

また農園では、除草剤を一切使用していません。最近では畑全面に散布しても野菜は枯れず、草だけ枯らす除草剤も一般的に使用されているようですが、やまと屋農園では、草刈りをしています。
除草剤が楽な事はわかっていますが、自分自身が農薬や除草剤をまくと体調が悪くなるので使用していません。
一方で草刈りした草は土の肥料になるので、自然の循環になるんです。
夏の草刈りでは、刈った後ろからまた草が成長し始めるのが分かるくらいに、草の成長は速いです。昨年は草刈りが間に合わず、１つの畑を草で覆われてしまいました。夏は草との闘いです。今年は負けません！

最後に旬の野菜を旬の季節にお届けしたいので、ハウスでの野菜栽培をしていません。全て露路での栽培になります。
スーパーでは、年中色々な野菜が手にはいりますが、私達農園では、季節に合った野菜しかお届け出来ないのでご不便をおかけします。冬や春先には天候によっては、端境期ができてしまい、ご迷惑をおかけするかもしれません。
しかし旬の野菜を旬に食べると心も身体も満たされます。不思議なもので、旬の野菜にはその季節に必要な栄養素がしっかり含まれているんです。例えば夏のきゅうりには、カリウムが多く含まれています。夏バテは、汗と共に流れ出てしまうカリウム不足が原因だと考えられています。それを補うのが夏のきゅうりの役割なんです。冷えたきゅうりは夏の代名詞ですね！
そんな訳で私達はこれからも露路のみで栽培をしていきたいと考えています。

まだまだ試行錯誤、進んだり後退したりしながら農園を運営しています。どうぞこれからもよろしくお願いします！