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昨年は狙っていた雌が１月３日の初TNRで１発で罠に入り、TNRも順調にスタートしましたが、今年は狙ってる雄がどうしても罠に入りません

メスの方が賢く・用心深いので　雄は大抵、なんとかなるものですが、餌、ちゅ～るのほか唐揚げ・シシャモ・マタタビの３種の神器を用いても無理です

こうなると長期戦で馴れてきたころに素手捕獲に切り替えるしかないのですが、雌だと妊娠・出産してしまう！！と焦りますが、雄なので気分的には楽です

キジ柄ですがオレンジっぽい毛もあるのでメスかと思ってたらオスでした

 

このエリアに居た子で２歳を前に白血病で（おそらく）亡くなった猫が居ます

白血病は大抵、４歳前に死亡してしまう悲しい病気です

可愛らしいので里親探ししようと避妊時に検査したら白血病陽性でした

今、狙ってる雄はこの亡くなった子にとても似ています

 

インターフェロンで陰転しないかと７頭くらいこれまで白血病治療しましたが全頭、陰転せず亡くなりました

 

過去に師事した院長は強肝剤で陰転させたことがある！と言ってましたが、本当にそれが効いたのか、猫の免疫の力でウイルスをねじ伏せたのか分からないと思います

そして陰転するのは水平感染の白血病ではないかと思います

垂直感染の白血病なら陰転しないのでは・・・と個人的には思ってます

 

陽性と分かれば里親さがしは無理なので、当時は避妊後、インターフェロンを何クールもしましたが陰転せず、リリースとなりました

 

でも、そうしたらいつも一緒にいる猫に移してしまうかもしれない。。。と思い、一緒にいる猫6頭（いずれも過去に去勢避妊した子ですが）を再捕獲、白血病陰性を確認し、４種又は５種ﾜｸﾁﾝを打ちました

こんなことをしてるから、そら儲からんわ…と言う感じですが出来ることはしてやりたかったので

 

TNRすることで白血病の蔓延防止にもなると考えています

猫にしたらたくさん生まれ、たくさん死んでいく戦略で生物として存在するのかもしれません

それが自然であるとする考えもあるでしょう

でも、愛玩動物として改良・販売されてきた経緯

遺棄・虐待

人に都合よくある環境にしてきた社会の中で生きていくのは過酷で人の身勝手に振り回されていると思います

既に不自然が前提にあるのです

白血病はエイズと違い、年齢抵抗性があるので ある程度の年になれば移らないといいますが、それでも移らない保証はないです

可哀そうに思われるかもしれませんが繁殖制限をすることは意味があると私は思います