自動車レースを通してたくさんの人のやる気スイッチを入れたい！

 

 

皆さまはじめまして。レーシングドライバーの浜野弘介（はまのこうすけ）と申します。

2022年4月より自動車競技の世界に足を踏み入れた42歳です。

 

1990年代の空前のF1ブーム以来、自動車レースの世界に魅了されてきました。当然、将来の夢はF1レーサーです。しかし、ごく一般家庭生まれの私にレース活動をするような資金も無く、どの様にレースを始めるのかもまったく分からない状況でした。

 

レース活動をしたいと頭の片隅で夢見ながらも高校卒業後は一般企業に就職し現在に至ります。 

  

 

 

 

 

昨年、スーパーGTシリーズの500クラスに参戦するプロのレーシングドライバーさんと出会いました。

その方と家族ぐるみでお付き合いを続けて行くうちに、私自身もレーシングカーを運転したい、レースに参戦したいと願うようになりました。

 

私の心が強く動かされた出会いです。

 

そして2022年4月と8月にFJ1600というフォーミュラカーに乗ったことがきっかけで、この世界に本格的に足を踏み入れようと決心しました。

 

私にとってモータースポーツは子供の頃から憧れの世界でした。

 

テレビの中で走るF1マシンはとても華やかかつ甲高い排気音と共にホームストレートやコーナーを物凄い速度で駆け抜けます。

 

チェッカーフラッグが振られてレースが終わり、マシンから降りてくるF1レーサーたちのかっこよさも魅力の一つです。

 

当時はインターネットなどありませんでしたから、新聞の小さな記事やお小遣いを貯めて買ったF1雑誌の情報を集めて、足りない部分については想像を膨らませたりしていました。

 

二十歳を越える頃、自分の力でお金を稼ぐ事が出来る様になり、ようやくレンタルカートと言うものに出会いモータースポーツの世界の小さな小さな扉を開けました。想像の世界と現実がリンクした瞬間です。

 

そこでカート、即ちレーシングカーを運転する楽しさや興奮を知りました。公道では出すことの出来ない速度、コーナーリングスピード、強力な横Gや減速G。十数分運転するだけで体は心地良い疲労感に包まれます。

 

しかしそれも、仕事の転勤や環境の変化で自然と遠のいて行きました。

  

 

  

 

 

幸運な事にコーチングをして下さる方とも出会え、練習は順調に進み、様々な巡り合わせの良さのお陰もあり、2023年度の富士チャンピオンレースにおけるロードスターカップにフル参戦するチャンスを頂きました。
 

フル参戦に至るまでに限られた日程や予算の中で効率良く練習をしなくてはなりません。 レーシングカートの基礎練習をメインにシミュレータートレーニング、実車でのトレーニングを織り交ぜながら練習日の目標の設定、練習の振り返り、またドライビングの練習が出来ない平日は体幹トレーニングを継続して参りました。

 

当然、練習日に設定した目標を達成出来ない場合もあります。 目標と現実の差が開いてしまった時の問題点の洗い出しはとても重要な項目であると共に正しく洗い出す事に毎回苦労しています。 この地道な積み重ねによって2023年1月に中長期的に立てた目標値、つまりカートトレーニングにおける一周あたりのラップタイムを更新する事に成功しました。

 

 

しかし、フル参戦のチャンスを頂けたのは幸運でしたが、モータースポーツはお金のかかるスポーツです。

 

年間の参戦費用からレース車両のレンタル代、コーチング費用、練習費用、安全装備品の購入等、様々な場面で年間数百万円の金額が必要になってきます。 その為、自己資金で何年もの間続けるには厳しいと早々から考えていました。 

 

もし皆様からの支援が受けられるのであれば目標達成の為に使わせて頂きたいと考えています。そしてクラウドファンディングを通して自動車レース（競技）や私自身のことを知ってもらいたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年から2025年の間の3年間でスーパー耐久シリーズに参戦するドライバーになろうと計画しています。

 

スーパー耐久シリーズとは、日本国内で行われる自動車レースの１カテゴリで市販の４輪車両に改造を施したマシンで勝敗が争われます。

 

車両の外観はスーパーGTシリーズに参戦している車両と酷似していますが、スーパーGTに比べると、個人規模のプライベーターチームが数多く参戦しているのが特徴です。

 

またドライバーにとってもアマチュアが参戦出来る最高峰のシリーズと位置付けられています。 

 

 

スーパー耐久シリーズの参戦ドライバーになる事は私にとってとても大きな目標です。

 

この大きな目標を達成する事が出来たら私の自信にも繋がりますし、応援して下さる方々にも「自分もやれるかもしれない。」といった思いを持って頂けるかも知れません。

 

これがきっかけで皆様の心を前向きに動かすことが出来たら幸いです。

 

また、スーパー耐久シリーズの参戦ドライバーになるだけがゴールではなく、その先はモータースポーツの持続可能性を探って行きたいと考えています。

 

このシリーズは順位を争うだけではなく、各自動車メーカーが未来への技術の開発の場として参戦しています。この様な自動車メーカーの開発の一環に関わることは大変難しい事だと分かってはおりますが、可能性はゼロではないと思うので、それに携われる様に挑戦を続けて行きたいです。

 

これからの3年間で私自身がレーサーとして成長していく過程で、私の活動を観て下さった方々が私と同じように夢や目標を持ち、「自分も出来るかもしれない。」「自分も目標を達成したい。」といった気持ちになってくれたらこれ以上の喜びはありません。

  

 

人は目標を持って進むことで前向きになれると思います。

 

この活動を通して新型コロナウイルスの蔓延やロシアウクライナ戦争などでたくさんの人の暗くなった気持ちを前向きな気持ちに切り替えて皆様のやる気スイッチを入れる事が出来たらと考えています。

 

 

 

 

 

 

電気自動車の台頭やガソリンエンジンの禁止に向けた世界的な動きなどで、自動車競技即ちモータースポーツは現在存続か否かの岐路に立たされています。

 

ガソリンエンジンの発する排気音もモータースポーツの大きな魅力の一つであります。ガソリンで無くても持続可能燃料などの開発を進めて内燃機関を未来に残そうとしている自動車メーカーもあります。

 

もしもこのプロジェクトを通して「スーパー耐久シリーズに参戦するレーサーになる！」という最初の目標を実現することが出来たら次はモータースポーツの持続可能性を追求していきたいと考えています。

 

それがどの様な形として現れるかはまだ分かりませんが、自分一人で達成することが難しくても皆様のご協力があれば、歩みはゆっくりかも知れませんが少しずつゴールに近づくことは可能だと考えます。

 

どうか私の目標の達成と、皆様の心を動かす活動を続けられるように皆様のお力を貸して下さい。

よろしくお願い致します。