第１回K＆S国際剣道研修会

▼自己紹介

幼少のころから祖父、父の指導を受け５２年間剣道をしています。

現在７段で、全日本剣道連盟主催全日本都道府県大会１４回出場・全国教職員大会２８回出場・国民体育大会４回出場・カナダ強化コーチなどを経験し、３０数年の学校教育の場では、全国で活躍する人材育成にも力を注いできました

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

現在、数多くの海外の方々が剣道を習いに日本に来られています。また日本で剣道を始められた方も数多くおられます。私が出会った方々の中には仕事を辞めて、あるいは留学生として日本の伝統文化として剣道修行に来られている方が多く、とても熱心に剣道に取り組まれている姿勢に心を打たれました。

ただ、残念ながら現在の剣道は試合重視の剣道であり、昔ながらの剣道指導から大きく変化してしまっていると私は感じています。

剣道の理念にある通り、剣道修行の中で一番大切なのは礼儀作法、人間形成であると言われています。それは基本動作から生まれてくるものだと思います。

試合重視になっている事が勝つ、負けるにこだわり、礼節がおろそかになっているところが、剣道に対しての不信感につながっていることがあるようです。

また、日本での大会に中々海外の方々が出場できないという事もあります。

以前、海外の方々に昔ながらの基本動作を指導させて頂いた時に、今まで１０年以上剣道を習っているが、初めての内容の指導です。今まで何をしてきたのかと思いますと感想を頂いた事もあります。真摯に向き合っておられる海外の方々に、私がこれまで学んできたことをお伝えすることで、少しでもお役に立たせて頂きたいと強く思いました。

基本に忠実な剣道を通しての海外の方々との交流が日本における剣道にもより良い流れになり、剣道発展につながると考えます。

その為の、第１回K＆S国際剣道研修会を開催することに決めました。

このプロジェクトを今後大きくしていき、国外からの参加者も増やし剣道普及を目指して行きたいと思っています。現在は大人の方々が中心ですが、今後は子供達にも広げていきます。その子供達を将来日本の大会で活躍できる人材へと育成して、各国に指導方法を持ち帰ってもらい、本格的な剣道が続くようにつなげていきます。

基本動作を数多くの方々に理解して頂くことにより。剣道の世界大会でも基本を大切にした剣道での活躍をして頂けることを願っています。

日本人の参加者及び関係者の方々とのつながりにより、稽古においてのみではなく剣道を通して日本に来られる海外の方々、学生の方々が働ける場所を見つけることが今後できるように努力して行きたいとも思っています。

▼プロジェクトの内容

国内に在住の海外の方々に参加頂いて、細かな剣道基本動作を指導させて頂きます。

素振りの仕方、足運びの仕方と意味、切り返しの意味と仕方、基本動作の指導（面打ち、小手打ち、小手面打ち）、掛かり稽古、地稽古など基本的な事を短時間で指導します。

日本人で剣道修行されている方にも参加を依頼して稽古相手として指導をして頂きます。

また、意見交換の場として、懇親会会場を設け、様々な国の方々と質問なども受け入れながらの交流会で日本の剣道を今以上感じて頂きたいと思っています。

剣道の世界選手権が迫っている為、参加者の中には強化選手に入っている方もいます。その方々が最終予選で少しでも良い成績が得ることが出来るように協力したいと思います。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

外国人の方々が剣道を今以上に理解してもらえりと同時に、日本人が忘れている日本の武道剣道を外国の方々が行う事により、日本人が忘れかけている武道剣道をもう一度復活できるきっかけにしたいと思います。

この研修会は、各個人の自己責任のもと人数が削減しても行う予定です。しかし、天災やコロナウイルスなどの影響により、開催ができなかった場合は、期日を延期して行わせて頂き、その時に使わせて頂きます。