助けられた恩を胸に。大阪、堺で息子と社会に貢献する訪問介護を開始！

 

はじめまして、

海老大輔（えび・だいすけ）と申します。

 

私はもともと、どこにでもいる家庭の父親でした。

 

 

しかし昨年のある日、突然この平穏な日常を失い、どん底へ落ちてしまいました。

 

そんなときに支えとなり、助け出してくれたのが“人の温もり”です。

 

詳しくは後ほどご説明しますが、今、かけがえのない息子は障がいが残り、入院中です。

 

今後も障がいと付き合っていく必要があります。

 

 

そこで、私を助けてくれた“人の温もり”を一番大切にして、数字では示せないですが、本当に温もりを感じられる〈訪問介護〉サービスを開始するに至りました。

 

※訪問介護とは？

訪問介護とは、ひとりや家族だけでは生活が困難になった要介護者さんの日常生活をサポートする仕事です。

 

入浴や食事、掃除、選択、調理の援助、排泄など日常をともにするパートナーのような存在です。

 

 

このプロジェクトを通して、

〈息子〉を、

〈介護を必要とする方〉を、

〈社会〉を温もり第一の訪問介護で支えていきたいと思っています。

 

そして、これが私の与えられたこれからの使命だとーー。

 

 

私は、大阪府堺市在住のシングルファザーです。

 

1年前までは代表として建築業を営みながら、だんじり祭りの盛り上がる堺市で高校1年生の息子と2人で幸せに暮らしていました。

 

そんな折、今世紀最大のパンデミック・新型コロナが流行

 

 

新型コロナの猛威は、建築業に大きな打撃を与えました。

 

商談はもちろん、施工中の工事さえ中断となり収入は大幅減少。

 

 

そうは言っても、どうにか収入を得るためにあの手この手で必死に食いつなぎました。

 

大切な息子が家で待っていますから。

 

その反面、仕事が減った分、息子との時間を大切にできました。

 

当時の息子は中学校で野球部の活動を熱心に取り組んでいて、その姿を見るのはやはり嬉しかったです。

 

コロナ禍での小さな幸せでした。

 

しかしある日、突然にもそんな小さな幸せさえも失いました。

 

 

2022年6月1日のことです。

 

高校に無事入学した息子は、勉強に励み、友人にも恵まれ、円満な学生生活を過ごしていました。

 

 

その日もいつものように、笑顔で友人と遊びに行きました。

 

数時間後、私のスマホに「息子さんが交通事故に遭い、意識不明の重体です」という1通の電話が。

 

 

交差点で車と接触したんです。

 

高校1年生でまだまだ未来の明るい青年が、なぜこうならなければいけなかったのか。

 

そして唯一の幸せであった息子さえも失くしたと思い、目の前が真っ暗になりました。

 

 

コロナによる収入減少に追い打ちをかける息子の交通事故。

 

身も心も疲弊し、ついには私自身も〈鬱〉状態になってしまいました。

 

 

絶望のさなか、約1ヶ月の間、精神病院に入院しました。

 

療養中は、本当に生きる気力を失った廃人のような状態でした。

 

 

1ヶ月の間、看護を受けると徐々に心身が回復し始め、周りを見渡せるようになりました。

 

そこで、人生で初めて気づいたのが、介護業界ではたらくスタッフの“温もり”・“素晴らしさ”です。

 

 

これほどにしっかり看護・介護を受けたのは初めてでしたから。

 

現場を見て、肌で体験すると介護スタッフの素晴らしさが真の意味で分かります。

 

実際、私自身も優しく話しかけて介護してくれる“人の温もり”に助けられました。

 

 

その後も、他の患者さんと交流したり、介護士さんの仕事ぶりを見ていると

 

「大変な仕事だけど、高齢者の方や障がいのある方の生活を楽しませている」と気付いたんです。

 

介護を受ける患者さんはみな、笑顔で楽しそうな生活を送っています。

 

 

“人の温もり”に助けられた私は、

 

「次は私が“温もり”で助けたい、一生涯ともにするような関係を築きたい」と思うようになりました。

 

 

また時を同じくして、4ヶ月間意識不明だった息子の意識も奇跡的に回復。

 

とはいえ、右脳に損傷が多く、左半身は不随で、右手も震えている状態です。

 

他にも、記憶力にも障がいが残るなどさまざまな障がいと付き合っていかなければなりません。

 

 

そこで今回、みなさまの温かなご支援とともに、息子を、介護が必要な人を、社会を支える「訪問介護」立ち上げのプロジェクトを始動しました。

 

私は現在、ひとりで自宅にいますが〈ひとり〉はなかなか寂しいものです。

 

やはり、人間は話し相手がいるだけでも嬉しいということを身に染みて感じています。

 

 

そんな些細な声かけなどから、“人の温もり”を一番大切にした訪問介護サービスを届けたいです。

 

それがこれからの使命だと思っています。

 

 

「目で見て、肌で感じた“人の温もり”を、今度は私が提供したい」。

 

 

この1年の経験で、私の人生観はガラリと変わりました。

 

そして、私ができることも明確になりました。

 

それが“人の温もり”を一番大切にする訪問介護です。

 

“人の温もり”は数字では表せませんが、介護を受ける人皆さんに「温かい訪問介護」と言われるようなサービスで、私が助けてもらった恩返しをしたいです。

 

 

昨今は最先端の医療技術や薬などがありますが、私自身が“人の温もり”に助けられた体験から、その根底にあるのは人の温もりだと思っています。

 

 

人の温もりを通して、〈一生涯の友人・後輩〉のような存在になること。

 

これが一番大切だと思います。

 

特に高齢の方の多くは、ひとりが多いです。

 

「ひとりにさせない」気持ちで真っ当に付き合っていきたいです。

 

 

やはり身体が思うように動かないとストレスが増えます。

 

「食事をまともに食べられない」

「自由にお風呂に入ったり、顔を洗ったりできない」

「公園で遊んだり、買い物に行ったり、おしゃべりしたり好きなことができない」などが原因で、心身ともに引きこもる

ことも多いです。

 

 

そんなときに、一緒に会話したり、買い物に行ったり、料理したり、お風呂に入れたり......、

 

「利用者さんはひとりではない」と楽しませられる一生涯のパートナーが必要で、私が目指す訪問介護はこれを大切にします。

 

「業務の範囲外だから支援しない」は

「利用者さんのしたいことができるように」という本質を忘れず、温もりある支援を行っていきます。

 

 

・サービス：訪問介護

・所有資格：介護士初任者研修

・対象者：介護を必要とする高齢者の方、障害を持つ方。

・場所：大阪府堺市

 

 

今回ご支援いただいた全額を、訪問介護の立ち上げ費用に充てます。

 

以下の費用が具体的な使い道です。

 

・法人(NPO)登録費用：20万円

 

・人件費：30万円

 

・車両代：30万円

 

・改装費：10万円

 

・備品：5万円

 

・保険料：5万円

 

 

 

プロジェクトを通して、私を救ってくれた“人の温もり”を、今度は私が支援を必要とする方々に届けたいです。

 

 

息子をはじめ、大阪府堺市の要介護者さん、ゆくゆくは沖縄まで日本全国に温もりある訪問介護を届けます。

 

しかし恥ずかしながら、私だけ力ではこのプロジェクトは成し遂げられません。

 

みなさまの温かなご支援、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

 

※掲載している画像は全て許諾を得て掲載しています。

 

代表　　海老 大輔