FIPドライタイプのウニちゃん

▼自己紹介

『FIPと闘うウニちゃん』

初めまして。美浜ねこの会、代表の佐々木由紀子です。この度は、数多くあるプロジェクトの中からご覧下さり、どうも有難う御座います。 美浜ねこの会では、人と動物の共生出来る社会を目指し、飼い主がいない外で暮らす猫ちゃん達を追い払うのでは無く、地域の問題として、行政、自治会等と連携を取り、千葉市を中心に地域猫の取り組みや、命を繋ぐ譲渡会等の活動をしています。 「不幸な命を助けたい」「不幸な命を産まさない」その同じ志をもった仲間で活動をしています。最近は50頭以上いる多頭飼育崩壊現場に入りＴＮＲや子猫の保護などを今現在もしている最中です。保護した猫は里親さんへ命を繋ぐ譲渡会として毎月開催しています。 また保護猫は決して元気な子ばかりでは無く、病気や虐待、交通事故による怪我の子もいます。そのような猫ちゃん達の命を救ってあげ、回復したら里親探しを行なってます。 わんちゃんも同様で、ネグレクトや外で飼って衰弱している子を保護したり、高齢者がペットを残して逝った子達の所有者変更等、命を救う事を目的として活動してます。 この様な活動を続けているなかで、現場ばかりを進めるだけでは解決にならないと考え、啓発の必要性を感じ始めました。そこで命の学習として定期的にテーマを決め動物福祉や愛護、飼い方について等パネルや動画、ディスカッション形式でゲストを交えて学習会を開催しています。 最近は簡易的な絵本を作り、千葉市教育委員会や高等学校、また愛護センターへ贈呈させて頂きました。来年度からは命の学習をテーマに小学校にて本の読み聞かせや動画等使い啓発活動をする事になりました。 殺処分ゼロを目指す傍ら、捨てない、逃がさない、虐めない、不幸な猫を増やさない事を周知して貰う事が何より大切だと考えています。 猫だけではなく、全ての動物に命の尊厳を。そして命を大切に。モノから命へ。 これからも啓発活動や保護活動、そして地域猫等に周知してもらえるように働きかけ目標としてます。ご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

🔻プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

コロナ禍と言うこともあり、残念ながら譲渡会にて思うようにご縁につながりにくくなりました。保護する猫の方が多く、預かり猫が増えれば食費や医療費、トイレの砂等、出費が増えて行くばかりで、金銭的に余裕がなくなりました。SＮSを通して、支援物資やご支援金のお願いをさせて頂いていますが、まだ足りていない状況です。 このような状況でも、私たちは、外で暮らす「不幸な猫を減らす」活動をしなければならず、また同時に毎日待っている猫ちゃんのご飯など、お世話をしなければなりません。どんな状況でも休む事なくTNR、地域猫活動を推進していけるよう、また医療を受けれるように努めています。

 

そんな中、「もっち君」「ヴェルちゃん」に続き3匹目のFIPが出てしまいました。

まさかウニが…という思いでした。

ご飯も食べずにこのまま弱っていくウニを見ている事はできません。

一度助けた命、FIPと診断され高額な医療費とは思いますが、皆さまのお力をお借りしたく、このプロジェクトを立ち上げさせていただきました。

皆さまのご理解とご協力を賜りたくお願いいたします。

 

⭐️ウニについて⭐️

 

依頼者様から保護依頼を受け預かりスペースも無く一度はお断りをしましたが、「カラスに襲われてるのに知らないよ」と言われ、確保するスペースを用意し保護に至りました。9匹の子猫が目も潰れかけ蹲ってました。

 

⬇️他の団体の方が残りの子猫を保護してくださいました。

 

⬇️かなり目の状態の悪い子

 

 

9月24日

 

⬇️3匹の子猫を保護しました。

　保護した時のウニと兄弟です。

 

⬇️保護時のウニ

 

ウニの保護時の体重は462gでした。

 

9月26日

 

コクシジウムが出て、プロコックスで治療しました。

 

コクシジウム治療が終わり、ミルクとご飯を併用し、すくすく育ってくれました。

 

              FIPと診断されるまで

 

12月26日

 

去勢手術をしました。その際「少し風邪気味なので、目が腫れるかもしれません」と言われました。

⬇️去勢手術後の様子

 

 

目の状態が悪いのは風邪のためかと思い、様子をみていましたが、なかなか良くなりません。

 

1月9日

 

目に瞬膜が出てしまい、Ａ病院を受診しました。

 

 

なんとなく元気がありません

 

 

⬇️目の状態を見てもらいましたが、ぶどう膜は見当たらず、風邪の場合もあるとの事でした。

 

 

⬇️血液検査の結果

 

 

⬇️FcoV抗体価の結果

 

 

⬇️蛋白分画の結果

 

 

熱は39.3度。

SAA値、グロブリン値も高いが、風邪の場合でも数値は上がるので、まず風邪の治療をして改善されなければ、FIPの可能性もあるとの事で、

インターフェロンと抗生剤(コンベニア)の注射をし、内服薬をいただきました。

 

⬇️目が綺麗になってきて、やはり風邪だったのかと安心していました。

 

 

⬇️段々、寝ている事が多くなりました。

 

 

食欲も無くなり、段々痩せてしまいました。

 

1月18日

 

午後6時頃、急に痙攣をおこし慌ててＡ病院に行きました。

 

⬇️すぐに酸素室に入りました。

 

 

黄疸と貧血が酷く、神経症状もあり、目も光を感じる事がないようで、おそらく見えていないだろうとの事でした。

かなり状態が悪いので、緊急入院をする事になりました。

 

おそらくFIPだろうとの事で、FIPに効くと言われるお薬と、痙攣を抑える注射をしてもらいました。

 

⬇️ご飯も強制給餌です。

 

 

1月21日

 

病院の先生からウニが自分でご飯を食べるようになったと聞き、一山越えたとのご連絡をいただき、本当に嬉しかったです。

 

 

1月23日

 

ウニが酸素室から出て、ご飯も自分で食べるようになったので、ウニのストレスを考えて退院する事にしました。

 

⬇️退院時にFIPに効くとされるお薬の説明を聞きました。

 

 

⬇️体重の変化に伴いお薬の量も変わります。

 

 

⬇️検査結果

 

 

 

                    FIP確定です

 

 

これから84日間、FIPに効くとされるお薬とサプリメントで治療をしていきます。

 

⬇️退院後は食欲もあり、状態は落ち着いています。

 

 

 

2月4日

 

退院後初の検診です。

 

⬇️神経症状のチェックです。

　目の状態も確認。

 

 

⬇️血液検査

 

 

⬇️血液検査の結果です。

 

 

数値がかなり下がり、正常値に近いようです。

黄疸もおさまりましたが、貧血はまだ悪くなる可能性もあるので、お薬とサプリメントを飲む事になります。

 

FIPに効くといわれるお薬を飲むと、腎臓への負担がかかり、数値も悪くなる事があるそうです。

その場合は腎臓の治療をしながらFIP治療をしていく事になります。

 

⬇️1月9日の明細

血液検査、インターフェロン、痙攣を抑える注射

内服薬の金額です。

 

 

⬇️1月23日(支払い1月24日）の明細

入院費、検査費、FIPに効くとされるお薬(ボランティア割引)サプリメントなどの金額です。

 

 

 

⬇️1月4日の検診時の明細

血液検査、お薬、サプリメントなどの金額です。

 

 

⭐️FIP(猫伝染性腹膜炎)とは

 

猫伝染性腹膜炎（FIP）の症状はさまざまですが、ウェットタイプとドライタイプの２つに分けられます。どちらのタイプでも元気・食欲の低下、発熱、体重減少は見られるので、これらが持続的に起こる時には、猫伝染性腹膜炎（FIP）を疑う必要があります。また、まれに痙攣発作や知覚過敏、行動異常を示すこともあります。ウェットタイプとドライタイプのどちらのタイプを発症するかは、猫伝染性腹膜炎ウイルスに対する免疫反応の違いが関係していると言われています。また、必ずどちらのタイプだけになるというものではなく、最初はドライタイプだったけれども、途中でウェットタイプにもなるということもあります。ウェットタイプウェットタイプは、胸膜や腹膜などの内臓を覆う膜に炎症が起きる「胸膜炎」や「腹膜炎」と、血管炎を特徴とします。これにより、腹水、胸水、心嚢水、陰嚢水が貯留します。胸水の貯留により、呼吸がしにくく苦しくなることがあります。ウェットタイプは進行が速く、診断後2週間〜１ヶ月程度で亡くなることもあります。ドライタイプドライタイプは、いろいろな臓器に肉芽腫を作るのが特徴です。肝臓に肉芽腫が作られると、肝機能が低下します。また、ドライタイプは、腎臓に肉芽腫を作ったり、糸球体腎炎を起こしたりすることで、腎機能の低下や腎腫大を引き起こします。眼にぶどう膜炎を引き起こすことがあり、虹彩の色を変化させることがあるので、眼の色が変わった時には注意が必要です。脳に炎症を起こし、神経症状を生じさせることもあります。猫伝染性腹膜炎（FIP）の致死率はほぼ100％であり、完治を望むことは難しく、予後は不良で、1年後に生存している割合は5%未満です。特にウェットタイプは進行が速く、診断後、数日〜数週間で亡くなってしまうことも少なくありません。(アニコム損保引用) 

 

https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/4481.html

 

＊ウニの場合は神経症状がかなり出ていたため、ドライタイプと診断されました。

 

⭐️FIPの治療について⭐️

 

84日間の治療として、治療薬の錠剤の投与と体重測定を毎日行い、錠剤は体重にあわせて量を調整します。また、FIPに良く効くとされるサプリメントも投与していきます。

腎臓の数値により、腎臓のお薬も投与していきます。

84日目以降は寛解後の経過観察として３か月間、定期検診のため通院します。

 

⭐️治療費と目標金額⭐️

 

今回ご支援いただいた支援金は全てウニのFIP治療費に充てさせていただきたいと思います。

FIP治療薬は国内未承認のため、高額です。

また、体重に比例して投薬量も増えていきます。

 

＊FIP治療薬→錠剤1錠あたり税込4,499円

　　　　　　　(保護団体割引)

 

 

ウニは生後5ヶ月の成長期でもあり、体重も3キロから4キロを超える可能性もあり、投薬量も増え合計金額を上回る事も予想されます。

 

🔹体重別、1日にかかるお薬の量と金額

 

　＊2キロまて2錠→4,499円✖️2=8,998円

　＊2.5キロまで2.5錠→4,498円✖️2.5=11,248円

    ＊3キロまで3錠→4,499円✖️3=13,497円

　＊3.5キロまで3.5錠→4,499円✖️3.5=157,465円

    ＊4キロまで4錠→4,499円✖️4=17,996円

　　　　　　　　　　

⭐️ウニのお薬開始体重・・1.6キロ

　▪️2キロまで→8,998円✖️14日=62,986円

    ▪️2.5キロまで→11,248円✖️20日=224,960円

　▪️3キロまで→13,497円✖️20日=269,960円

    ▪️3.5キロまで→157,465円✖️=20日

　　　　　　　　　　　　　　　＝314,930円

　▪️4キロまで→17,996円✖️10日=179960円

 

　▪️予備として(吐く事も予想されるため)

        4,499円✖️10錠＝44,990円

                             合計・・1,097766円

 

その他、治療薬以外にも検診時の検査、サプリメントなど治療総額は130万を超えていくと予想されます。

 

クラウドファンディング達成時の金額見込み

 

クラウドファンディング目標金額※1,000,000円

手数料（税別）12%-120,000円

税10%-12,000円

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　振込金額868,000円

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

「もっち君」「ヴェルちゃん」に続き3匹もこちらのクラウドファンディングでお世話になることになりました。

 

今までは、FIPは不治の病と呼ばれていました。

今では未承認ですが、効果があるお薬があり、寛解している子がたくさんいます。

治療は高額であるため、皆さまのお力をお借りしたく、このような場を利用させていただく事にしました。また、治療のデータを残す事で次の子達に役に立てていただければと思います。

 

美浜ねこの会では、地域猫のお世話や保護をして命を繋ぐ活動をしています。この世に生まれてきた命、全て不要な命は有りません。外猫が殺処分をされること無く、捨て猫や虐待されないように見守りながら、これからも命を救い、つなぐ活動をしていきたいと思います。 また、FIPの病気をもっと多くの方に周知して頂き、誰もが格安で治療を受けられるように発信し続け、一日でも早く認可される事を期待しています。 またFIPの病気が、他の猫に感染すると言った誤解を持たれている方も少なくないです。保護団体としては保護活動の妨げにもなり得ます。FIPの病気を正しく理解して貰えるように、症例として事例を発信し、周知して頂けたらと願います。 必ず元気に回復し未来のため、希望を捨てずに、笑顔が戻りますように。  どうか皆様にお助けて頂きたく、こちらのプロジェクトにお願いをさせていただきました。助けて頂いた恩は必ず猫の為に役立たせて頂きます。 

 一度助けた命、どうかもう一度助けて下さい。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

♦️ウニの様子はインスタグラムでご覧頂けます。

 

 

＜ご支援にあたっての注意事項＞
▶︎ 1．ペット保険について
①ペット保険による補償の有無：無
②補填対象の治療名と金額：無

 

▶︎ 2 治療中に万が一ウニちゃんが亡くなってしまった場合は、実際にかかった治療費と、今後の美浜ねこの会の保護活動運営費に充てさせて頂きたいと思います。  

 

▶︎ 3．問い合わせ先について

  本クラウドファンディングに関するお問合せは以下までご連絡ください。

連絡先：美浜ねこの会　　　　佐々木　由紀子mihamanekonokai@gmail.com    

 

▶︎ 4．掲載している資料について
ページ上に掲載している診断書や診療明細書などの資料は全て動物病院から掲載の許諾を得ております。

 

▶︎ 5． 治療方針などが変更になった場合について
プロジェクト実施完了までの間に、治療方針や治療の要否に変更が生じた場合、支援者の皆様、READYFOR事務局に速やかにお伝えします。

 

▶︎ 6．READYFOR事務局からのご連絡
ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関しては、以下のガイドラインもご確認ください。
【ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関する当社の考え】
https://legal.readyfor.jp/guidelines/launching_project/pet_care/