キッチンカーで富里地域の移動式居場所づくり

 

 

はじめまして！2023年10月始動を予定しています、さすらう居場所「ロマカフェみーな」です。

 

成田空港に隣接する農業地域の富里市で、移動式居場所づくり実現のために必要不可欠なミラクルアイテム「キッチンカー」を購入するため、この度クラウドファウンディングに挑戦します！

 

さすらうカフェなので「ロマ」（かつてはジプシーとよばれました）。

みえちゃん、なおちゃんコンビが運営するので「みーな」の愛称にしました。

 

ふたりは現在、市内南部で「富里ふくろうプレーパーク」を運営する仲間で、仕事の面でも

子どもたちやおとしよりと関わりを持ってきた中で、『いきいき生きるには、やっぱり人とつながることが不可欠だ』との考えにお互いが行きつくのも自然なことでした。

 

 

 

私たちが住む富里市には、特に南部の農業地域は都会とくらべ、行ききするのに家々の間隔が広いにもかかわらず公共交通機関が発達していない、外国から働きに来ている人が多いなどの特徴があります。

 

また、御多分にもれず高齢化や人口減少も顕著であります。子どもたちも、学校からいったん家に帰ってしまうと距離に阻まれて友達と集まって遊ぶこともままならないのが現実です。つまりは日常的になかなかつながりを持ちづらい地域に暮らしています。

 

日々の仕事や活動の中で会話をしながら、「みんなが集まるのが難しい」なら「自分たちが出向くパターン」の活動で、地域の中の老若男女国籍を問わず一緒に過ごしてつながって元気になれる居場所を創り出せるのではと思いいたりました。

 

 

 

 

「みーな」のふたりは現在富里市で、「富里ふくろうプレーパーク」を運営している仲間です。10年前に高木がプレーパーク(冒険あそび場)の『子どもたちの自由な発想で、子どもたち自身が遊びを作り出すあそび場』という精神に賛同して、発足させた市民活動団体です。

 

ご理解いただいた地権者の方からお借りしている、休耕田のある里山をベースに、公園なども利用させていただきながら毎月1回の定例開催とイベント等主催・参加を継続してきました。

 

里山の「とみなんベース」は、特別な遊具は何もない自然の原っぱです。初めは「何をしたらいいの？」と言いたげな子どもたちも、スコップやバケツ、のこぎり、網などの道具を見つけると

思い思いに土に大穴を掘ってみたり、水路で生き物探しが始まったり、竹を切って何か作り始めます。私たちスタッフは、そんな子供たちの様子を見守りながら、時にはそっと手助けしたり一緒になって遊んだりして、子どもの自主性が育つ環境づくりをしてきました。

 

危険だから「やってはいけない」ではなく、やってみたかったら「まずやってみよう」。それがプレーパークの持ち味です。だんだんと自分の思い通りにできるようになってきたときの子どもたちの笑顔のすてきなこと！

一緒にいる大人もゆったりとした気持ちになって、豊かな一日を送って家路につきます。

 

もう一つの醍醐味は季節ごとに味わえる野草や木の実・やきいもやみんなで持ち寄った材料で作る味噌汁など、外で大勢で食べることの楽しさを参加者で分かち合えることです。

　

長年おこなってきたこのような活動を通して、子どもだけでなくどんな人にも必要なのは心地よく、緩やかに誰かとつながっていることだとの思いを強くしました。コロナ禍を経て、その必要性はさらに重要かつ急務と感じています。

 

緩やかに、多世代が無理なくつながる方法を考えると、誰かと一緒に何か食べるときなぜかおいしく感じるし、楽しい。「食べる」ことははずせないと考えました。

そして人を集めることが難しい環境なら、それを逆手にとってこちらが移動すればよいのではないかと、その手段を考えました。

 

「食」と「移動手段」この2つを実現できる「キッチンカー」を使って、　”人と人をつなぐ場所をつくろう！”。

 

とはいえ、キッチンカーは「みーな」の二人には大きな買い物です。ご賛同いただけましたら私たちの活動を支えていただきたく、それがこのプロジェクトを立ち上げたきっかけです。

 

 

 

 

「みーな」は、2023年1０月から週に１回、市内のいくつかの拠点を巡って”居場所づくり”を開催する予定です。

 

本プロジェクトで集まった支援金は、キッチンカーの購入費をはじめとするイニシャルコストに充てさせていただきます。

 

そこでは「おにぎりと豚汁のセット」を提供します。大人は有料・高校生までの子ども無料の値段設定を予定しています。

 

カフェといいつつ、このセットにこだわるのは「体と心の栄養」を大切にしたいからです。おしゃれなカフェもいいけれど、来る人のおなかを満たすことを主眼にしています。

 

 

 

活動場所は、まずは地域の人が歩いて集まれる集合住宅地にある集会所などを拠点としつつ、図書館などの市の施設・ニーズに合わせた場所開拓などに発展できるよう、自治体や市との協議を進めていきます。

 

集会所では近隣のみなさんにセットを販売・提供しながら、一定時間その場所をお借りして、遊びやおしゃべり、読み聞かせなどを楽しんだり、宿題をしたり、ゴロゴロしたり安心して自由に過ごせるひとときになることを願っています。

 

なお、資金の主な使途については、以下のように考えています。

①イニシャルコスト：車両購入代、必要資材の購入代、チラシ作成費　など

②ランニングコスト：食材購入代、ガソリン代　など

本プロジェクトによるご支援金は、①イニシャルコストの中でも特に重要なキッチンカー購入代（約300万円）に充てさせていただく予定です。

 

今回、クラウドファンディングによる資金集めをする運びとなった背景には、

・今後事業を展開していくためのコミュニティづくりの一歩としたい

・人と人をつなぐ居場所づくりの必要性をより多くの方知っていただきたい

という思いがあってのことです。

 

私たち自身が持続的に活動していくための、基盤づくりを同時に行っていけると幸いです。

 

 

 

 

子どもや高齢者が明るく楽しく生活できる地域をつくりたい！

 

私たちは「人と人をつなぐ場所となる」ことを目指して、富里地域に笑顔を広げていきたいと考えています。キッチンカーの行く先々で支援を必要とする人とつながったり、社会課題を見つけるきっかけとなればそれを行政につなげていくことも可能となります。私たちが行っている他の社会活動を知っていただく機会にもなります。

 

ゆくゆくは、すでに地域で活動されている方や「私も何かをはじめたい」と考えていらっしゃる方ともキッチンカーの活用を模索できたらと思っています。私たちがキッチンカーを通して提供する「居場所」で人々がつながっていく・楽しくなって生活に張りが出る・自分も何かしてみたいと行動を起こすなどの小さくとも大切な心の動きが、しいては富里を元気にすることにつながれば幸いです。

 

今後とも、プレーパークの活動でできたつながりや、地域や行政と連携して、富里地域を盛り上げる取組みを続けてまいります。皆さまのあたたかいご支援をよろしくお願いします。