支援総額
目標金額 1,650,000円
- 支援者
- 54人
- 募集終了日
- 2023年3月27日
コロナで衰退した鞄教室を再興し、最高の技術を持って世界に進出したい
#伝統文化
- 現在
- 328,000円
- 支援者
- 19人
- 残り
- 47日
ペットロスに一石を。*tricot-parrots.com*
#地域文化
- 現在
- 5,000円
- 支援者
- 1人
- 残り
- 11日
国立新美術館|時代を映す、挑戦的でダイナミックな展示をこれからも
#本・漫画・写真
- 現在
- 4,575,000円
- 寄付者
- 127人
- 残り
- 58日
1400年続く「松煙墨」が途絶える危機。国産松煙の製造を継承する!
#地域文化
- 現在
- 3,046,000円
- 支援者
- 355人
- 残り
- 34日
『名入れ陶器ボトル』を広めたい!とっくり王子の挑戦!
#地域文化
- 現在
- 463,000円
- 支援者
- 37人
- 残り
- 51日
歩けるのがうれしい失明犬の光ドッグバンパー製作費の継続支援をぜひ!
#医療・福祉
- 総計
- 4人
雪かき、草刈りが楽になるアシストスーツ【清水建設×DARWING】
#生活用品
- 現在
- 28,050円
- 支援者
- 1人
- 残り
- 4日
プロジェクト本文
終了報告を読む
2020年夏に立ち上げたファッション・プロジェクト『27』(*1)は<最小限のクローゼット>をコンセプトに、未来に残したいと思える洋服作りを目指して全27品目の洋服を一つ一つ丁寧に発表していきます。ディテールや縫製に拘り、長く着用して頂けるようなクオリティや心地良い着用感は勿論のこと、生産に携わるすべての人の仕事を大切にしています。
https://readyfor.jp/projects/101094
READYFORで最初に発表したVol.01<27-01 / 杢Tシャツ>は、リリース開始直後より国内外から大きな反響をいただき、目標設定額(目標枚数)を遥かに上回るご注文を承りました。続くVol.02<27-02 / チノパン>、Vol.03<27-03 / バスクシャツ>、Vol.04<27-04 / ホワイトシャツ>、<27-05 / タオルパーカ>についても皆様のご支援のおかげで目標を達成することができました。ご参加くださったみなさま、ご購入くださったみなさまに、改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
タオルパーカは昨年の12月に検品と梱包を終え、今年の1月にはすべてのお客様に発送が完了しました。着心地の良さやコンセプトブックの面白さについての感想やメッセージをお客様から多数いただき大変うれしく思っております。『27』を立ち上げて今年で3年目となります。未だ続く不安定な社会状況下ではありますが、長く愛用いただける質の高い洋服と刺激的なコンセプトブックを一つずつ丁寧に作ることで、みなさまの生活がより豊かになるよう今年も楽しみながらしっかりと発表していきたいと思っています。
『27』の6着目のリリースとなるVol.06<27-06>は<ブラック・ジーンズ>です。19世紀半ばにアメリカ西部で誕生したとされるブルー・ジーンズ。現在ではファッション・アイテムの定番として世界中で愛用されていますが、その歴史を紐解くと元々は労働者のための労働服でした。20世紀に入り戦後になると政治だけでなく文化としてもアメリカの影響力は強まり、ジーンズを穿いたモデルや俳優たちが(広告や映画などで)世界中に発信され、かつて労働者たちの労働服だったジーンズが流行に敏感な人たちのファッション・アイテムへと変わっていきました。今回『27』がブルー・ジーンズではなくブラック・ジーンズを作る理由はただ一つ。「未来に残る定番品としてのブラック・ジーンズを作りたい」、その想いから究極のブラック・ジーンズをご提案します。
<商品説明>
《生地》
『27』のブラック・ジーンズに使用する生地は、世界を代表する岡山の<黒木デニム>の生地の中から厳選しました。アメリカン・ヴィンテージが大流行した時代も、殆どのハイブランドがデニムを作っている現代も、常に最高品質のデニムとして世界中で選ばれ続けてきた実績を持つ<黒木デニム>のブラック・セルビッチ・デニムです。黒の中にも青みがあり、他のブラック・デニムと比べ豊かな濃色を表現しているこのブラック・ジーンズを、『27』の新しい定番としてご提案いたします。
デニム生地は12オンスを選びました。世界的に有名なLevi’s501は13.8オンス、一般的なジーンズは14オンス前後のため、『27』のジーンズはライトオンスのジーンズです。生地の打ち込みを弱くしていくほどライトオンスに、ライトオンスになればなるほど生地の伸縮性が高くなるため、その伸縮の幅の分、穿きやすくなると言えます。
糸は米綿を使用したストレートヤーン。タテ糸はロープ染色機を使用し硫化中白ブラックで糸の表面のみを染めることで、ジーンズならではの豊かな色落ちを表現、ヨコ糸は独特な黒さを出すために、チーズ染色機による硫化ブラックで芯まで染めた糸を使用しているため、デニムの魅力の一つと言えるエイジングを楽しむことができます。また、ヴィンテージ・ジーンズに見られるふっくらとした風合いを表現するために、1950年代のシャトル織機を使用し製織しています。ヴィンテージの織機を使っていることは、生地の端に付く“アカミミ”により証明されますが、生産に時間がかかる上に現行の織機で織る生地の幅より細巾になるため、効率を重視する商品では使用されない生地です。
《縫製》
一見シンプルに見えるこのブラック・ジーンズですが、8種類のミシンを使って縫い上げられています。そのうち3種類が“ユニオンスペシャル”というアメリカ製のヴィンテージ・ミシンで、ウエストの帯付け、後ろ身頃の巻き縫い(ヒップ・ステッチ)、裾上げの3ヶ所がこのミシンで丁寧に縫われています。
《後ろ身頃(ヒップ)》
ユニオンスペシャルで縫製されたジーンズの定番品として知られているLevi’s501のヒップ・ステッチ幅は通常7.93mmですが、『27』はユニオンスペシャルの1/4インチ幅2本針チェーンステッチ・ミシンを使用して、6.35mm幅で仕上げました。僅か1.53mmの差ではありますが、長年ヴィンテージ・ジーンズを愛してきた人が見ると、全体のシルエットやバックスタイルが驚くほどスタイリッシュな印象に感じられることでしょう。(*1940年代以前のLevi’sのヒップステッチ幅も6.35mm幅が多く見られます)
《ミミ(アカミミ)》
ミミの幅についても、通常<20mm幅>(左右10mmずつ)のところを4mm細い16mm(左右8mmずつ)に変更しました。表には見えない生地の裏側に位置するミミの見え方もスタイリッシュに仕上げています。
《裾のチェーンステッチ》
ジーンズの多くは通常10mmですが、生地の“ネジレ”と“アタリ”をさらに強調し、より豊かな表情(穿き込んだ状態やジーンズの強靭さ)を出すために、裾のチェーン・ステッチ幅を8mmにしています。(ミミの幅と同様の仕上げ)
《レザーパッチ》
かつて、1953年まではLevi’sもレザーパッチを使用していましたが、54年以降は大量生産で作られた紙パッチを採用しています。今回、『27』のブラック・ジーンズでは、1.5mm厚の馬革(黒染)を使用。職人の幾度にもわたる試作によって複数回洗っても縮まないこと、硬くならず履き心地に影響しないという理由から、馬革を採用することにしました。キメの細かさから伝わる銀面(表面)の高級感と品の良さ、大人の雰囲気といった見た目の良さを感じていただけるはずです。
《ユーズド加工》
ユーズド加工のジーンズをバリエーションとして加えるかどうかについて検討を重ねました。一見何の変哲もないシンプルな洋服が、その人だけの洋服に変化(個性)していくことを『27』は大切にしているからです。今一度ベーシックとは何か?その人らしさとは何か?を考えた末、バリエーションの一つとしてユーズド加工のジーンズもご用意することにしました。岡山県・児島の加工技術を世界中のトップメゾンが認めているその事実からも、今やユーズド加工されたジーンズはベーシックであり、『27』が考える「最小限のクローゼット」のひとつに成り得ると考えました。真っ黒のデニムから自分だけの色落ちを楽しみたい方はワンウォッシュを、職人が一点一点、手仕上げした加工技術を楽しみたい方は、ユーズド加工をお選びください。レングス・サイズで分けて選ばれても良いのではないでしょうか。
従来のヴィンテージ・ジーンズのように硬くて重いデニムではなく、表情の軽さと伸縮性のあるこの生地を、1940年〜50年代に作られたヴィンテージ・ミシンで縫い上げることは決して容易ではありませんでした。非合理的なヴィンテージ・ミシンを使わなければ表現できない“ネジレ”や“アタリ”といったティテールが『27』のブラック・ジーンズに求められましたが、生地の伸縮性が高くなればなるほどサイズの安定性が低くなるため、縫製職人による細かな工夫と長年の経験で培った技術が必要でした。1950年代の織機で織った生地を、同時期のミシンで縫製することによって豊かな風合いを追求したこのブラック・ジーンズは、いままでに存在しなかった「軽くて柔らかくて新しいブラック・ジーンズ」であると言えます。洗濯と着用によって変化していくあなただけの“シワ”、“ネジレ”、“色落ち”を楽しんでいただける究極のブラックジーンズです。
《サイズ》
ウエスト・サイズは、28、30、32、34、36インチの5サイズ展開。それぞれのウエスト・サイズに対して3つのレングスをお選びいただけます。加えて、股上の深さと後ろポケットのサイズについても細かくサイズ調整を行いました。5サイズそれぞれに対して個別に股上の深さやヒップポケットの寸法を微調整することは通常のジーンズでは考えられない細やかさです。特にヒップ・ポケットのサイズ(見え方)はジーンズの表情に大きな影響を与えるため、拘ったポイントの一つです。
また、『27』にとって裾のチェーン・ステッチは重要な縫製ポイントです。可能な限りオリジナルステッチを残していただきたいと思っています。裾上げを行わず、お客様ひとりひとりのスタイルに合ったレングスをお選びいただくために、各サイズにつき3つのレングスをご用意しました。穿き方に合わせて(例えば、くるぶし丈で穿く場合、ロール・アップして穿く場合など)同じサイズをレングス違いでご購⼊いただくことも『27』ならではのお勧めです。15サイズ(ウエスト/5サイズ×レングス/3サイズ)の中からお客様のスタイルに合ったものをお選びください。
協力: SUNSET CRAFTSMAN CO.
【採寸の際のご参考までに】
D. お尻のステッチの縫い目を通るように、生地の端から端までを測ります。
E. 股下のステッチ(十字に交わる点)から、35cm下を測ります。
*ユーズド加工はワンウオッシュより若干小さく仕上がる可能性があります。予めご了承ください。
《ワンウォッシュ》
《ユーズド加工》
『27』は、全27品目の洋服(クローゼット)で完結します。年に3〜4品目ずつを目指し、<READYFOR>で少しずつ発表していきます。商品の一つひとつにはロットナンバー(生産枚数)がプリントされるため、見た目は酷似していますが実はその人だけのナンバーが存在し、私たち人間のように同じものは一つとしてありません。
<コンセプトブック>
「最小限のクローゼット」をテーマに一つひとつ丁寧に作られる『27』の洋服には、生産をはじめとする商品に携わるたくさんの人の想いが込められています。その想いや考えを伝えるために「読む洋服」としてのコンセプトブックを、一つの商品につき毎号(全27号)発行することに決めました。このコンセプトブックは、鶴田 啓が文章を、宮添浩司がブックデザインを、藤木洋介が編集を担います。ファッションを言葉で表現することに挑戦し続ける鶴田と、様々なジャンルの本を丁寧に手掛けてきた宮添、そしてキュレーターとして多角的な視点と経験を持つ藤木の3者が、洋服という“物”ではないかたちで『27』の内側にある“何か”を表現すべく製作します。
(写真は<Vol.05>のコンセプトブックです)
商品をご購入いただいたお客様には、ご購入の目的である洋服が一つ、そしてその洋服の魅力を更にお伝えするためのコンセプトブックが一冊届きます。コンセプトブックの内容は届いてからのお楽しみとなりますが、毎号様々な人を交えて『27』の世界を伝えるための一冊を作り上げていきます。
Vol.01では、世界的な写真家である森山大道氏の写真とともに究極のTシャツをイメージした一冊を、続くVol.02では、1970年代からアーティストとして精力的に活動を続けているMIC*ITAYA氏とともにチノパンをテーマにした一冊を、Vol.03ではパリを拠点に活動を続ける写真家、サラ・ムーン氏の写真を使用して地図のような一冊を、Vol.04では、ダンサーというジャンルの垣根を越えて、表現者として注目を集めているアオイヤマダ氏とホワイトシャツをテーマにした一冊を、そしてVol.05では、小説家の島口大樹氏とライターの鶴田啓が言葉同士の掛け合いで「誕生」をテーマにした一冊を作りました。今回は、漫画家・電気こうたろう氏と共に「労働」をテーマにしたコンセプトブックの制作に挑みます。現在、世界中の人々に愛される代表的なファッション・アイテムとなったジーンズとそのルーツである「労働服」を漫画でどう表現するのか。どうぞご期待ください。
27 - 06
発行日: 2023年6月27日
漫画: 電気こうたろう | DENKI KOTARO
言葉: 鶴田 啓 | Satoshi Tsuruta
翻訳: ジョハナ・エアス | Johanna Airth
編集: 藤木洋介 | Yosuke Fujiki
プレス: 坂下栄美子 | Emiko Sakashita
ブックデザイン: 宮添浩司 | Koji Miyazoe
発行人: 河村浩三 | Kozo Kawamura
発行: △
*ご購入くださったお客様のお名前を、コンセプトブックに記載させていただきます。
*記載を希望されない場合は、ご注文ページにブックへのお名前を「記載しない」を選択ください。
*コンセプトブックは、単体での一般販売は行いません。(非売品)
本プロジェクトへのご感想をはじめ、商品に関してのご質問等も受け付けておりますので、もしよろしければ『27』の公式アカウント(Instagram、Facebook)にダイレクトメッセージをお寄せいただけると幸いです。
<プロフィール>
河村浩三(かわむら・こうぞう) / COLONY CLOTHINGディレクター
1975年生まれ。大学在学中よりセレクショップBEAMSにてファッション業界でのキャリアをスタートし1998年入社。以後15年の間にショップマネージャー、英国製ビスポークオーダー受注会、自社新規ブランド『27』の企画、運営などを担当。2013年にBEAMSを退社後、NOMADE PTE LTDをシンガポールにて設立。同社、並びに同社の運営する店舗COLONY CLOTHINGのディレクターを務める。COLONY CLOTHINGはシンガポールの店舗以外にブランドとして日本、イタリアでセレクトショップへの卸売をスタート。現在は、シンガポールと日本の2拠点にてブランドのコンサルティング、マーケティングサポートなど活躍の場を広げている。https://colonyclothing.net/ja
藤木洋介(ふじき・ようすけ) / キュレーター
1978年生まれ。広島県出身。<Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.>代表。キュレーターとして国内外の公立美術館やギャラリー等、様々なジャンルのアーティストの展覧会を開催。2021年7月にアートギャラリー“Roll”(東京・飯田橋)を立ち上げ、年間を通して実力あるアーティストの展覧会を開催している。https://yf-vg.com
鶴田 啓(つるた・さとし) / 「NEJI」主催、ライター
1978年生まれ。熊本県出身。慶應義塾大学法学部卒。大学進学を機に上京するも政治学科という専攻に興味を持てず、アルバイトをしながら洋服を買い漁る日々を過ごす。20歳の時に某セレクトショップでアルバイトを始め、洋服屋になることを本格的に決意。2000年、大学卒業後にビームスへ入社。2004年から2020年までインターナショナルギャラリー ビームスに勤務し、アシスタントショップマネージャーとして商品企画・バイイングの一部補佐・VMD・イベント企画・オフィシャルサイトのブログ執筆までを手掛ける。2017年よりサイト「Amvai」http://amvai.com にてコラム連載開始。 2021年、22年間勤めたビームスを退社後、東京・外苑前にあるセレクトショップMANHOLE内に企画室「NEJI」を立ち上げる。現在はフリーランスとしてバイイング/販売はもとより商品企画やコピーライティング、執筆、イベント企画など、幅広くマルチに活動を展開中。
<Vol.06 予告編>
『27』が 7着目に製作するのは<カシミア・カーディガン>です。化学繊維を中心とした合理的な良質素材の開発が進む中、ヤギ(カシミアゴート)の毛から作る天然素材を用いて『27』が考える最高の一着を提案します。どうぞご期待ください。
*写真は15年前に製作したカシミア・カーディガンです。今回『27』が製作するカシミア・カーディガンは、フロントのZIPがボタン仕様に変わります。商品の詳細は、次回の販売時に改めてお知らせいたします。
★リリース日(予定): 2023年7月27日(木)
★『27』Instagram Live ー Future of 10 years ago | 10 年後の未来 (毎月27日 22:00(日本時間)よりライブ配信しています。本プロジェクトの詳細はこちらをご確認ください)
次回: 2022年2月27日(月)18:00〜19:00(日本時間)
Instagram account: @27_clothing_
★『27』の情報はこちらまで。
<27 Instagram account> @27_clothing_
<27 Facebook account> https://www.facebook.com/27-103851494849688
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(*1)Vol.01 でご案内した『27』についてのご説明となります。
“新しいベーシックを作りたい”
みなさま、初めまして。シンガポールにあるセレクトショップ“COLONY CLOTHING”ファウンダーの河村浩三と申します。私は10代の頃から洋服が大好きで、22年前にセレクトショップに入社後、様々な人を通して多くの洋服と出会い、歴史や物語に裏付けされた世界中の洋服の虜になっていきました。
一方、新しい洋服との出会いを短期的に繰り返しながらも、経済を理由に加速していくだけの流行に対して違和感を覚えていました。そして、いよいよ2005年頃から良質で長く着用できる“新しいベーシックを作りたい”という個人的な想いを抑えきれなくなった私は、当時からこの想いを打ち明けていた友人であり、ファッションとは違うアートの世界で活動していたキュレーターの藤木洋介に声を掛け、今回のこのクラウドファンディングに繋がる構想へたどり着きました。
自分が好きな洋服だからこそ長く愛用することができ、なおかつ生産面や販売方法についても社会的な意義を持つものを作りたい。つまり、これからの時代のファッションを総合的に表現できるような洋服を作りたいと願うようになったのです。長年のその想いから、私たち2人はプロジェクト『27』を立ち上げることにしました。
「 ”洋服をデザインする” とは、いったい何を意味するのか?『27』は新しいコンセプトで洋服をデザインすることにより、このプロジェクトを通じて“格好いい大人”が増えることを、心から望んでいます。」 -河村浩三
”洋服が持つ本来の力を取り戻すために”
全27品目からなる『27』の洋服は、“世界中で愛されてきた良質な素材” “長い時間をかけて形成されてきた形” “世代・人種・性別を超えて着用されてきた色” を基調とする新たなベーシックウェアです。『27』の各アイテムは、日本が世界に誇る優れた生産背景から生み出されます。英国の注文服からアメリカの量産品まで、ありとあらゆる洋服に身を投じてきた私だからこそ提案できる心地良さ。着込むほどに増していく素材感と長年の着用に耐えうる高い縫製技術に下支えされたシンプルなデザインは、着る人の個性を一層引き立てます。
古着屋の匂いにまみれながら青春時代を送ってきたあなたにも、ハイファッションやハイカルチャーに傾倒してきたあなたにも、路地裏にしゃがみこんでじっと空をにらみ続けてきたあなたにも、狂ったように同じものばかりを身に付けてきたあなたにも、いつの間にかファッションから身を遠ざけてしまっていたあなたにも、『27』が提案する洋服は新鮮な感覚を呼び起こすはずです。人間そのものを置き去りにする速度で依然として回り続けるファッションシステム。そのスピードの中でいつしか忘れられてしまった「洋服が持つ本来の力」。成熟の先にあるファッションを再生させるプロジェクトとして『27』は機能するのです。
“自分であること”
『27』にとってファッションとは着ることではなく会うことであり、隠すことではなく見せることであり、真似をしないことではなく自分であることを指します。着る人が自分自身であり続けることを前提として、今回私たちが作る洋服は「シンプルかつ上質であり、長年にわたって着用できる」ものです。あらゆる流行の波を超えてきた『27』だからこそ提案できる「新しいベーシック」は、人間が本来持っているはずのアイデンティティや個性を捻じ曲げることのない普遍的な洋服となるでしょう。10年後のあなたの個性にも変わらずに寄り添う、耐久性とデザイン性と信念を兼ね備えた一着であると言えます。
「10年前に描いていた10年後の未来は今日であり、10年後に振り返る10年前の過去は今日のこと。このプロジェクトがファッションにとってだけでなく、人間にとって意味のあるものになることを、今日、想像しています。」 - 藤木洋介
“力強く自由なスタイルを手に”
なぜ、クラウドファンディングを通じてみなさまにご協力を呼び掛ける必要があるのか。これについてはひたすら自問自答を繰り返しました。私たちが呼び掛けているのは新進アパレルメーカーを立ち上げるための資金調達ではなく、ただひとつの洋服を作るためだけの共闘です。私たち2人が作る洋服は店頭に並びません。ストックルームにしまい込まれることもありません。本当にそれを必要とする人にだけ、本当に良いものを届けること。それは無駄な在庫や値下げ販売を慣例としてきた旧来のアパレルシステムからの脱却であり、洋服の本当の価値を問い直すための挑戦でもあるのです。
私たちは境界線が存在しないファッションの力によって、新たな出会いが生まれる未来を思い描いています。そのために、誰もがフラットに関係性を築くことができるニュートラルなプラットフォーム=<READYFOR>の力を借り、『27』はこの野心的なプロジェクトに取り組みます。『27』は単なる洋服ではなく、ここに参加してくださる方々を丸ごと包括する概念でありたいと思っています。時代は密から解放へ。いまこそ、私たちはもっと力強いスタイルを手に、より自由な姿勢で世界と対峙すべきなのです。これまでに出会った人たち、これから出会うであろう人たち、そしてこれから生まれてくる人たちとともに、未来のファッションを作っていくことを願っています。どうぞよろしくお願いいたします。
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【プロジェクト終了要項】
●製作物
洋服と本
●製作完了予定日
2023年7月27日
●製作個数
ブラックジーンズ50本、本50冊
- プロジェクト実行責任者:
- 河村浩三(ファッション・プロジェクト『27』)
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年7月27日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
ファッション・プロジェクト”27”の洋服と本の販売。約110万円を洋服と本の製作に使用し、残り55万円を郵送費やその他経費に使用します。
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プロフィール
「最小限のクローゼット」をコンセプトに、27品目の洋服をご提案します。それぞれの洋服には、国内外で活躍する様々なアーティストと共にコンセプトブック(読む洋服)を制作。一つひとつの洋服の背景や27独自の視点を通して、洋服の面白さを伝えていきます。商品の発表は年に3回を予定しています。長期にわたって一着ずつ丁寧にお届けするファッション・プロジェクト『27』にどうぞご期待ください。 キュレーター 藤木洋介
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リターン
33,000円+システム利用料
”27” - Vol.06 / ブラック・ジーンズ(ワンウォッシュ)
ワンウォッシュのブラック・ジーンズ(Vol.06)1本+コンセプトブック(Vol.06)1冊をお送りいたします。*送料込み
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*コロナウイルスの影響により、商品発送に遅れが生じる可能性がございますので、予めご了承ください。
- 申込数
- 28
- 在庫数
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- 発送完了予定月
- 2023年7月
35,000円+システム利用料
”27” - Vol.06 / ブラック・ジーンズ(ユーズド加工)
ユーズド加工のブラック・ジーンズ(Vol.06)1本+コンセプトブック(Vol.06)1冊をお送りいたします。*送料込み
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- 申込数
- 20
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年7月
33,000円+システム利用料
”27” - Vol.06 / ブラック・ジーンズ(ワンウォッシュ)
ワンウォッシュのブラック・ジーンズ(Vol.06)1本+コンセプトブック(Vol.06)1冊をお送りいたします。*送料込み
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- 申込数
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- 2023年7月
プロフィール
「最小限のクローゼット」をコンセプトに、27品目の洋服をご提案します。それぞれの洋服には、国内外で活躍する様々なアーティストと共にコンセプトブック(読む洋服)を制作。一つひとつの洋服の背景や27独自の視点を通して、洋服の面白さを伝えていきます。商品の発表は年に3回を予定しています。長期にわたって一着ずつ丁寧にお届けするファッション・プロジェクト『27』にどうぞご期待ください。 キュレーター 藤木洋介