
プロジェクト本文
自己紹介
はじめまして、岡本と申します。
現在フィリピンでラーメン店を営んでいます。
略歴
2003年
ラーメン店で共に働いていた当時の店長と、携帯電話の販売会社を設立。
お客様サポートセンターを創設し、管理を担当。 IT化に努め、当時ではまだ新しかったIPホンによるコールセンターを創設、自身がオフィスにいなくても働ける環境を作りました。
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2006年
子供の英語教育目的のため海外移住を模索、ドバイ、シンガポール、オーストラリアと候補が上がるも、時差、日本からの距離、コストを考慮し、フィリピンへの移住を決断。
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2007年
たまたま訪れたフィリピン・ボラカイ島のあまりにも綺麗なビーチに衝撃を受け、マニラからボラカイ島へ移住。日本の仕事は継続しながら現地で小さな旅行代理店を始めました。
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2012年
フィリピンの航空会社の日本部門設立にあたり、コールセンター運用のノウハウが買われ、日本語サイトの構築・運用までを行う責任者に就任。5年以上住んだボラカイ島を泣く泣く離れ、再度マニラへ。
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2013年
1年近く費やしたプロジェクトがようやく形になり、さぁサービス開始という時にシンガポール系の航空会社との提携、さらにフィリピン第一位の航空会社への吸収を経験。目まぐるしく変わる状況の変化や、IT産業自体の進化のスピードの速さに少し疲れを感じ始めました。
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2014年
一度休暇も兼ね、6ヶ月ほど日本へ帰国。大阪で食べたたこ焼きの美味しさに感銘を受け、以前父が話していた「定年後はたこ焼き屋でものんびりやりたい」と言っていた言葉を思い出し、機材一式を購入し再びフィリピンへ。仕事の合間にたこ焼きの勉強を続けました。 3ヶ月後、食べてもらう人がいないとどうにも改良が進まないということで、マニラの学生街に小さなたこ焼き店をオープン。 学生からのフィードバックと、日本の味との折り合い、調整に試行錯誤を重ね、ようやくこれだという味にたどり着きました。
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2015年
本格的に飲食業界へ参入。当時アジアで3番目に大きいモールオブアジアに、本格的なたこ焼き店として1号店をオープン。
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2016年
たこ焼き店が軌道に乗り出し、もともと好きだったラーメン店をいつか自分でもやってみたいという思いが膨らんできました。
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2018年
現在のラーメン店であるKINNOBUTAを設立。もともと働いていたラーメン店での実務経験をもとに、本格的なラーメンの提供を始めました。
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2019年
フィリピン首都圏にてラーメン店2店、たこ焼き店4店舗を展開。
2020年2月、全店舗昨年の売り上げを上回る成長が続く中、フィリピンでも非常事態宣言が発令され、首都封鎖がされるのではないかという噂が広がり始めました。その頃は「首都を封鎖し経済を止めるわけがない、止められるわけがない」「そんな事はできないだろう」と、たかをくくっていました。
しかし2020年3月、フィリピンでも非常事態宣言が発令されました。歩けないほど賑わっていたモールオブアジアに人がいなくなるという、未曾有の事態を経験し、これは只事ではない、長引くのではないかと、当時モールの閑散とした風景を前に愕然とし、動けなかった自分を今でも鮮明に覚えています。
パンデミック中でもみんな手探りで売上の確保を目指し、日本と同じようにデリバリー業態が開発され、経済は感染者の推移に合わせ一喜一憂するように上下しました。フィリピンでは事業者への支援はなく、家賃も給料も払わなければいけません。早々に事業の売却、閉鎖を実行しました。そして1店舗だけ残したラーメン店に経営資源を集中させました。かなり重い決断でした。この頃は経験したことがない多くの事柄に対して、毎日のように決断を迫られていた日々でした。
2023年現在、コロナによりスタッフを2名亡くすという非常に辛い経験もしましたが、歯を食いしばり、残ったスタッフと生き残りをかけ一丸となって運営に取り組んできました。今では売上も徐々に戻ってきている状況です。
私たちの標語の中に、”A story in one bowl”という言葉があります。
『1杯に込められた物語』という意味ですが、ラーメンには店主の数だけ味があり、物語があると思っています。スープと麺が入っていれば後はルールなしです。これほど無限の可能性を秘めた食べ物は他にないのではないでしょうか。
私たちは自分達でスープを炊いているので、骨の質や天候によっても毎日味が変わります。私たちの生活も毎日同じではありません。そうした今の自分を、変わっていく自分達の日々の物語を1杯の食べ物に込められる、自分達のやり方で表現できる、それがラーメンの魅力だと思います。
プロジェクトを立ち上げたきっかけ
ラーメン x 文化
経営面の話になりますが、飲食店は美味しいだけではお客様は来てくれません。
これは、味の面で評価されている飲食店が閉店してしまう、もしくはそれほど味が美味しいわけはないけど繁盛しているお店があるという部分でもわかると思います。
私たちは『日本のラーメン』を提供しているわけですが、競合店と呼ばれる現地のラーメン店では、到底ラーメンとは言えない、言ってしまうと焼肉のたれを水で薄めたようなものや、牛乳で薄めたようなものが日本の本物のラーメンとして販売されている現状があります。
お客様が「美味しい!」と喜んでいらっしゃる分には私はいいと思っています。ただ、本当の日本のラーメンの味を知る機会を損失しているのではないかと思った時、せっかく日本人がいるのだから私にしか伝えられない日本の味、そして日本人にしかできない伝え方があると思いました。
最近ではフィリピンでも、モノ消費からコト消費へと嗜好が変化してきています。コロナの影響もあってか、食べ物は配達してもらうものというコロナ前ではなかった認識が常識となった部分もあります。
お客様が外出するには何か特別な動機付けが必要となってきます。
食と文化を結びつけ、文化体験を通じて
『日本の味』を知ってもらえたらいいと考えました
これが今回のプロジェクト立ち上げのきっかけです。
フィリピンにも元々麺料理があるため、同じ日本の料理の中でも唐揚げ、刺身、カレーなどよりは認知度が高く、すでに日常食と言ってもいいほど市民権を得ている料理だと思います。
私たちはコミュニティに身を置く飲食店として、ローカルの方達とのコミュニケーションを重視しています。 お客さまの家族や友人がこの田舎を訪問された際、ちょっとすごいラーメン屋があるんだよと言って連れてきてくださいます。
”外せない”お食事に選んでいただけるというのはとても嬉しいですし、この地域に出店してくれてありがとうと言われた時はとても感動しました。
プロジェクトの内容
私たちはKINNOBUTA NOODLE HOUSEとして、フィリピン、ヌエバエシハ州、カバナトゥアン市という、人口約30万人ほどの町で、25席程度の小さな家系ラーメン店を運営しています。
KINNOBUTA NOODLE HOUSE
facebook.com/kinnobutanoodlehouse

右)その他メニュー
私たちの店舗で「日本の文化にまつわるイベント」を毎月開催し、イベントを通じて『よりリアルな日本の文化』『私たちの料理』を体験する機会を提供したいと思います。
日本の文化にまつわるイベント(以下一例です)
- 7月:七夕(期間:約1週間)
巨大な竹を店内に配置し、短冊を用意。それぞれの思いを飾り付けられるようにします。店内では大人から子供までの浴衣を用意し、貸し出し、写真が撮れるようにします。(初回開催は、2023年7月3日〜7月9日予定)
- 8月:お祭り・屋台(期間:約1週間)
駐車場に屋台を設置、金魚掬いやたこ焼きなど、日本の夜店を設置します。浴衣の貸し出しもあり。
- 9月:コスプレ・オタク文化(期間:2日間)
コスプレDayを設定。スタッフと共にアニメのキャラクターに扮し、お客様用の衣装も用意、現地のコスプレイヤーを招待し、写真が撮れるようにする。
食x文化へのコンセプト変更および、これらのイベントを実施するため、すでに自費にて店舗の拡張を行なってきました。
【資金使途】
今回のクラウドファンディングでは、最初のイベントとして開催する『七夕イベント(7月3日〜7月9日)』にかかる費用のご支援をお願いしたいです。
必要な費用 :お祭りをテーマに店舗改装するための設計・工事費用
※本プロジェクトの資金は「岡本久美」が受け取ります。
※プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合、延期して実施または、七夕イベント以降のイベント開催時の費用として充てさせていただきます。
プロジェクトの展望・ビジョン
フィリピンの方は日本の文化や歴史、そして食に非常に興味を持たれています。日本の文化を発信している施設や団体はありますが、積極的、定期的に行っているところはまだありません。
私たちは毎月のイベントを通し、 文化や歴史、食を発信し、多くの方に素晴らしい日本の文化に触れる機会を提供したいと考えています。今はラーメン店ですが、少しづつ拡張し(田舎なので土地はあります。)リトルジャパンの様な施設にしていけたらいいなと考えています。
今回はその第一歩です。皆様のご支援、ご声援、お金ではなくメッセージやアイデアでも構いません。 是非とも応援よろしくお願いいたします。
- プロジェクト実行責任者:
- 岡本慶一郎(KINNOBUTA NOODLE HOUSE)
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年7月9日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
フィリピンにある店舗で七夕イベント(1週間)を開催します。集まった資金は、お祭りをテーマに店舗改装するための設計・工事費用などに充てさせていただきます。
プロフィール
2006年からフィリピンへ家族と移住。IT業、旅行業、航空業を経験し、2015年から飲食業界へ参入。 2020年以降コロナにより1店舗を残し全ての店舗を閉鎖する大打撃を受けるも、なんとか耐え、2023年現在、フィリピンの片田舎で家系ラーメン店を経営しています。 文化を重視した、サステイナブルな業態特に飲食に興味があり、今後も携わりフィリピンをベースに拡大していきたいと思っています。
リターン
1,000円+システム利用料
応援コース
ありがとうございます!お礼のメールを送らせていただきます!
とにかく応援したい!リターンはいらない!という方はこちらをお願いします。お一人様何口でもご支援いただけます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年8月
6,000円+システム利用料

感謝のメール + オリジナルTシャツ
ありがとうございます!
ご支援くださった方への感謝のメールと、オリジナルのTシャツをお送りいたします。
※Tシャツのサイズをお選びいただけます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年8月
15,000円+システム利用料

感謝のメール + オリジナルラーメンどんぶり
ありがとうございます!
ご支援くださった方への感謝のメールと、オリジナルのどんぶりをお送りいたします。
※どんぶりの作成には3ヶ月〜6ヶ月と期間に幅があります。出来上がり次第直ちにお送りいたしますので、この点ご了承ください。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年8月
21,000円+システム利用料
感謝のメール + オリジナルラーメンどんぶり + Tシャツ
ありがとうございます!
ご支援くださった方への感謝のメールと、オリジナルのどんぶり、オリジナルのTシャツをお送りいたします。
※どんぶりの作成には3ヶ月〜6ヶ月と期間に幅があります。出来上がり次第直ちにお送りいたしますので、この点ご了承ください。
※Tシャツのサイズをお選びいただけます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年8月
100,000円+システム利用料
出店相談に乗ります
出店相談というとおこがましいですが、フィリピンに移住し15年以上になり、毎日スープを炊いて6年目です。ラーメン店や企業の方でフィリピンへ出店したいという方がいらっしゃいましたら、その足がかりとしてお手伝いできることがあると思います。
当サービスはZoom面談にて提供いたします。
フィリピンでの飲食店出店に際するアドバイスのみ、有効期限:発行より1年以内とさせていただきます。(日程等の詳細は、個別にご連絡のうえ調整させていただきます)
よろしくお願いいたします。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年8月
プロフィール
2006年からフィリピンへ家族と移住。IT業、旅行業、航空業を経験し、2015年から飲食業界へ参入。 2020年以降コロナにより1店舗を残し全ての店舗を閉鎖する大打撃を受けるも、なんとか耐え、2023年現在、フィリピンの片田舎で家系ラーメン店を経営しています。 文化を重視した、サステイナブルな業態特に飲食に興味があり、今後も携わりフィリピンをベースに拡大していきたいと思っています。