駒形根神社奥宮再建事業完了の御報告と御礼
駒形根神社奥宮再建につきまして、事業が完了いたしましたことを皆さまに御報告いたします。
当勅宣日宮駒形根神社は、昭和62年に建立された頂上の御社が破損したため、再建事業を立ち上げましたが、資金募集のため今回クラウドファンディングとして広く皆さまに資金の御提供をお願いいたしました。
5月26日より公開されましたクラウドファンディングは、おかげさまをもちまして目標額を大幅に上まわり、成立することができました。クラウドファンディング成立を受け、7月より各関係官庁に頂上の工事の許可申請を行った結果、9月上旬に全ての関係官庁より工事が承認されましたが、秋の登山シーズンと重なったため、10月下旬からの工事となりました。当初予定の10月中の工事完成とはなりませんでしたが、10月27日にヘリコプターによる運搬を行い、11月4日に無事奥宮が完成し、11月8日に遷座祭を執り行い再建が完了いたしました。総工費約700万円程度とはなりましたが、皆さまからの御寄附の他、地元の氏子崇敬者の皆さまからの御寄附を加えることで、金融機関からの借り入れや支払いの遅延などを発生させることなく工事を完了することができました。
新奥宮(御影石製 高さ160㎝)
再建事業にあたりましては、皆さまからは過分なる御寄附だけでなく暖かい応援のメッセージもいただきました。多くの皆さまからの応援にも後押しされ、今回の奥宮完成にたどりつくことができました。御寄附いただきました皆さまには心より御礼申し上げます。
これからも神職並びに奉賛会、総代一同、奥宮維持と運営のために鋭意尽力し、また栗駒登山の安全と地域の水源地となる栗駒山の保護、並びに栗駒山に心を寄せる多くの方々の御発展と御繁栄、さらに世界の平和と安寧を祈ってまいる所存でおります。
再建工事の予算執行状況(概算)
今回の奥宮再建は当初予定した金額を大幅に上まわることになりました。
元々の予想額
ヘリコプター運搬(派遣費用も含む) 2,500,000円
現鉄骨製奥宮の撤去及び新奥宮の設置費用 1,200,000円
石宮製作(高さ90㎝) 500,000円
合計金額 4,200,000円
当初、石宮を既製品の高さ90㎝の物を予定しておりましたが、予想以上に寄附者が増え、特に刻銘希望者が多かったために、小さい石宮では名前が入りきらなくなり、また寄せられた寄附額も多くなったことから、高さ160㎝の特別製作の石宮に変更しました。その結果、石宮の重量も大幅に増え、ヘリコプター運搬及び撤去と設置、石宮製作費用も高額となってしまいました。
変更後の予算
ヘリコプター運搬(派遣費用も含む) 3,500,000円
石宮製作(設置作業費用も含む) 2,300,000円
奥宮撤去作業代(人件費、道具類、消耗品費も含む) 500,000円
全工程にかかる資材(産廃も含む) 200,000円
その他(事務費、通信費、宣伝費、祭典費、保険等) 500,000円
合計金額 7,000,000円
現在予算執行中であり、概算ではありますがこのようになります。皆さまからお寄せいただきました寄附額は手数料と税を差し引いた4,105,650円となっておりますが、総て予算に組み入れさせていただき、不足分も氏子崇敬者、地元の法人や諸団体からの寄附で賄われます。
来年の山頂祭『奥宮まいり』(5月19日開催予定)には、新しい奥宮での祭典となりますが、雪解け後はいつでも栗駒山頂まで足をお運びいただき、参拝していただければ幸いです。
今後とも、当勅宣日宮駒形根神社里宮奥宮共々、暖かく見守っていただきますようお願い申し上げます。
御礼状とリターンについては、現在準備中です。11月中旬の発送をめざしております。芳名帳は既に奉納しております。
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