プロジェクト概要

7月18日追記

 

この度は当会の戦艦「比叡」探索・慰霊計画にご支援くださり誠にありがとうございます。皆様からの貴重なご支援により、NEXTゴールである250万円も達成することが出来ました。


先週、ソロモン政府より調査許可が下り、他にも細部調整が残っているものもありますが、計画はほぼ実行を待つのみとなりました。
 
現在、プロジェクトページにて記載させていただいている費用内訳は最小限の費用であり、後天的な費用(燃油高騰・為替レートの高騰等)に対応するのはぎりぎりの状態です。そこで、計画を十全なものにする為、残りの期間一杯まで皆様からのご支援を受け付けております。


いただいたご支援につきましては現地傭船費、燃油、艤装機材の購入費等、直接的な探索経費に利用させていただきます。
 
ご支援、ご協力、応援頂いている皆様の思いを比叡と、そして共に眠る英霊の方々の元へ慰霊という形で届け、探索結果という形で皆さんにより良い成果をお届けする為に、引き続き頑張ってまいります。

 

何卒よろしくお願いいたいます。

 

 

昭和17年、ガダルカナル島周辺のどこかで沈没した戦艦「比叡」。未だ見つからぬその場所を日本人の力で特定したい。

 

ページを御覧いただきありがとうございます。特定非営利活動法人アジア太平洋英霊顕彰会(APRHA)と申します。国家のため亡くなられた英霊を顕彰し後世に伝えたいとの思いから、平成28年に設立いたしました。

 

私たちの活動内容は、沈没艦船の特定と約40万人ともいわれる海戦没者の方々の慰霊、御遺骨情報収集等です。昨年はインパールにて、御遺骨収集のための現地情報収集と慰霊を行ってまいりました。

 

そして本年は、昭和17年(1942)にガダルカナル島周辺海域で沈没した戦艦「比叡」の調査と慰霊を計画しております。

 

米マイクロソフトの資産家ポール・アレン氏により「武蔵」が発見されたことは記憶に新しいところです。しかし、多くの軍艦は眠っている場所の特定すらされておりません。日本の軍艦は日本人の力で発見し、慰霊を行う。それが日本人に与えられた使命であると考えます。

 

ただ、艦船の沈没場所の調査には、1000万円近い資金が必要です。今回はその一部をご支援いただきたく、プロジェクトを立ち上げました。皆様、戦艦「比叡」の場所を特定するための調査費用にご協力をお願いできませんでしょうか。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

 

2017年1月インパール御遺骨収集の際の慰霊の様子。

 

「比叡」は日本初の超弩級戦艦。昭和天皇の御召艦として国民にも親しまれていました。

 

大東亜戦争における、海外戦没者は約240万人。未収容の御遺骨はそのおよそ半分、約112万7千人とされています。また、沈没艦船約4千隻のうち、約90%が未だ位置が特定されず海の中に沈んだままです。

 

私たちは、そんな多くの軍艦の中でも、“日本で建造された最初の超弩級戦艦”、そして“昭和天皇の御召艦として国民に親しまれていた戦艦”であった「比叡」を、まずは調査したいと考えました。

 

御召艦とは、軍艦を並べて壮行する観艦式において、天皇陛下の乗艦される艦艇です。「比叡」は11代目の御召艦として3度の観艦式に参加、さらに結果的に“旧軍時代最後”の御召艦ともなりました。なお、神奈川県横須賀市の光心寺には比叡の慰霊碑があります。

 

改装後の「比叡」の様子。

 

「比叡」が日本を離れたのは昭和17(1942)年8月16日。占領されたガダルカナル島の奪還に向けて連合艦隊の一員として航海へ出ました。

 

比叡最後の艦長を務めた西田正雄大佐は、アナポリス(アメリカ)、ダートマス(イギリス)と並び世界三大士官学校の一つと言われた海軍兵学校を3番の成績で卒業、その後海軍大学に進学、次席で卒業し、以後比叡の艦長になるまでトップクラスを守った優秀な士官でありました。

 

二つの海戦を経て、「比叡」は運命の日である11月12日に第三次ソロモン海戦に突入します。激しいスコールの中善戦するも、浴びせられる数十発の砲爆弾と魚雷。機関室全滅の報せ(実は誤報だったのですが)を受けて、航行不能となり注水弁を開き、漂流の末自沈しました(このことが沈没位置が特定されていない原因になっています)。

 

西田大佐は「比叡」沈没時、艦長としての責任から艦と運命を共にしようとしたそうです。しかし、未来の連合艦隊司令長官を死なせる訳にはいかない、と部下に半ば拘束するように連れ出されました。

 

そのように歴代艦長や乗組員の想いが込められ、日本の技術力と誇りが詰まった戦艦であるにもかかわらず、どこにあるのかすら分かりません。でもいつの日か、日本人の手で見つけられることを待っているのではないかと思うのです。

 

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ガダルカナル島北艦隊沈没位置図

 

沈没位置はどこか。事前調査を重ね、可能性が高い地点の仮説を立てています。

 

今回皆様からのご支援金は、戦艦「比叡」の沈没位置を、水中音響機器(ソナー)を用いて探索するための費用にあてさせていただきます。

 

「比叡」の沈没位置は判然としませんが、我々は図にあるポイントD点が可能性が高いのではないかと仮説を立てています。

 

というのも、本プロジェクト実施に先立って、今年3月20日~25日に現地での事前調査を行いました。当NPOメンバーの他、「比叡」探索にご協力いただく九州工業大学社会ロボット具現化センター・浦センター長や調査会社が参加しました。その中で、「比叡」元乗組員の赤澤氏(キングストン弁を開いた本人)の証言と戦後毎年慰霊されていたとされる場所が、D地点に非常に近いことがわかりました。

 

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「比叡」探索海域と測深イメージ

 

また、「比叡」が被弾した11月は北西からのモンスーンが強く吹いており、被弾後しばらくは南東方向に流されたと推測できます。これを加味しても、やはり沈没地点はD点である可能性が非常に高いのではと考えられるのです。

 

そこで私たちは、このたびまずD点の調査を進めることとしましたが、比叡の沈没位置が特定されない可能性もございます。調査への挑戦に、ご理解とご協力いただけますと幸甚です。もちろん、調査結果は必ずご報告させていただきます。

 

■資金用途(概算)■

 

計画準備 250,000円
現地調査 1,050,000円
成果作成 750,000円
宿泊費 630,000円
航空運賃 600,000円
機材輸送通関費 300,000円
艤装用溶接資材購入費 300,000円
傭船費 3,250,000円
同燃料費 200,000円
機材使用料 2,100,000円
機材用ソフト使用料 120,000円
動産保険料 100,000円


※ご支援金はこの一部にあてさせていただきます。
 

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ソロモン政府教育省・担当官ローレンスキコさんと、戦艦比叡探索計画の説明と打ち合わせの様子。

 

日本人がこの事実を再認識し、一人ひとりが平和な社会を築く担い手であるために。

 

もし戦艦「比叡」を発見することができれば、確実に日本の近代史にとって、そして現代を生きる我々にとっても大きな意味があると考えています。

 

◎沈没位置を明確にし状況を把握することで、「比叡」の来歴や戦闘経過をより正確に記録できます。
◎往時の日本の艦建技術や艦建思想を確認することができ、さらには沈没艦船をレガシー(遺産)として保存して次世代へ伝えられます。
◎ガダルカナル島周辺に沈没する艦船は42隻(輸送船は除く)といわれますが、それらの維持、保存の技術を現地に伝承していけます。

 

アジア太平洋海域には、まだ多くの艦船が眠っています。そしてその中には、国家のために戦い、尊い命を失った人々の魂も眠っているのです。

 

今回のプロジェクトをきっかけに、一人でも多くの日本人がこの事実を再認識し、一人ひとりが平和な社会を築く担い手であり続けることを願っています。皆様、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

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戦艦比叡沈没地点(D地点)近い海上で(背景はガダルカナル島北端)。
浦教授と山縣メンダナホテル総支配人とNPO池田副理事長。

 

■特定非営利活動法人アジア太平洋英霊顕彰会メンバー■


理事長:水津正臣
副理事長:池田克彦、諏佐哲太郎、森田良行
理事:横山史朗、村上洋治、後藤誠、枡澤章好
監事:佐久川春和
事務局:山﨑宰


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