「ふくしま未来メッセージ」実施報告書
【みなさん。応援ありがとうございました!】
当団体初のクラウドファンディングにご参加、ご支援、応援いただきました、みなさま。
みなさまの温かいご支援を頂戴して、無事事業を終えることができました!
長くご連絡を取っていなかった方々、いつも当団体MOVEの活動にご声援をいただいているみなさま、ご参加ご支援いただいただけでなく、多くのみなさんにお声かけと情報発信いただいたみなさん。本当にありがとうございます。
ネットでの手続きが不慣れというご高齢の方のご参加は、身に染みるご支援でした。またお立場上寄付行為ができない中、情報の拡散にご尽力いただいたみなさまにも深く感謝いたします。
いろいろなお立場、いろいろな地域、団体の方々からご支援をいただき、改めて私たちMOVEの活動を見守っていただいるありがたさを実感させていただきました。みなさんのご厚情に深く感謝し、無事事業が終了しましたこと、ご報告させていただきます。
【実施報告】
(1)実施概要
1.開催日時と会場
①8月19日(土) 10時~13時 いわき市薄磯集会所
➁8月20日(日) 10時~13時 相馬市相馬ゲストハウスアンブレラ
2.参加人数
①8月19日(土) 参加者:小学生・保護者・社会人 21名 応援スタッフ:6名
実施者:6名 総計32名
➁8月20日(日) 参加者:小中学生・保護者・社会人 15名 応援スタッフ:2名
実施者:5名 総計22名
(2)実施報告
1.本プロジェクトの主旨が参加者と共有できました。
・学校以外の場で、理科実験を体験することがないこともあり、小中学生はもちろん、保護者にとっても新鮮で興味深い体験になったという声が聴かれました。
・今回の主旨である、「海を守る」ために将来に亙り、子どもたちに何ができるか、いますぐ生活の中で取り組めることは何かについて、活発な意見や話し合いが生まれ、当団体が目標としていた事業目的が達成されました。
・子どもたち全員に参加の感想を取材し、自分の暮らしの中で、プラチックゴミを出さない、分別するなどの意見が出たほか、身近にある海を守るためにできることを始めたいという声が聞かれました。
・こうした教育成果を生んだのは、1年以上に亙り、理科実験のコンテンツを練り、実施直前まで、小学校低学年の児童でもわかる実験内容や進め方を検討して来た、学生団体MIRYsの学生たちの真摯な取り組みが生んだものです。
2.次代を担う学生たちにとっても今後へ向けた貴重な体験となりました。
・当団体の提案を受けて発足した学生団体MYRIsにとって、生まれ育った地元・浜通りでの初めての活動でした。コロナ禍で活動が都内に限られ、地元に貢献したいと願いながらそれができませんでした。
・しかし、1年の時間をかけて、自分たちの得意分野を生かし、地域の再生や次世代育成につながる活動を組み立てる時間をもらう結果となりました。参加の子どもたち、保護者や周囲の評価を受け、その努力が認められる結果となり、貴重な経験ができました。
・学生団体は、事業全体をコーディネートしたわけではありませんが、今回の経験を踏まえ、彼らが自立した事業主体、主催者となり、資金調達を含め、独自に事業全体をつくり上げる、次のステップへつながる経験になったと考えています。
3.地元新聞各社で取り上げていただきました。
・開催前には、福島民友新聞社・福島民報社より事業紹介の記事を掲載いただいた他、開催当日は、上記2社のほか、地元ネットメディアの取材もありました。告知いただいきました各社に深く御礼申し上げます。
【収支報告】
みなさまからご支援いただいた資金は、全額以下の事業実施費に使用させたいただきました。ありがとうございました。
〇ご支援金 ¥921,000-
〇支払 計 ¥921,000-
1.謝金 ¥105,000
内容:記録写真撮影ボランティア謝金/動画収録ボランティア謝金/実施協働団体学生への謝金/募集告知協力者等への謝金/リターン用DVD提供の謝金
2.旅費交通費 ¥178,600
内容:企画打合せのための都内交通費/事前告知のための東京⇔福島の交通費/事前準備のための東京⇔いわき⇔相馬の交通費/事前準備のための東京⇔いわき⇔相馬の交通宿泊費/実施前日から当日の東京⇔いわき⇔相馬の交通宿泊費 学生・主催者・スタッフ分
3.使用料 ¥140,400
内容:実施会場相馬アンブレラ使用料/事前準備のいわき⇔相馬の移動レンタカー使用料
4.機材や備品等購入費 ¥108,000
内容:理科実験の試験管・ビーカー等の用具/実験素材/文具類/リターン用書籍購入
5.動画編集・HP委託作業費 ¥165,000
内容:リターン用支援者芳名HP掲載/リターン動画編集支援者芳名掲載
6.燃料費ほか消耗品費 ¥67,628
内容:レンタカーガソリン代/実験用溶液/熱中症対策飲料/地元産品を使った参加者配布弁当/会議飲料代等
7.クラウドファンディング手数料 ¥154,572
内容:READYFOR手数料及び早期入金手数料
【リターンの発送状況についてのお知らせ】
1.書籍・DVDのリターンを先行して実施させていただきます。
・ヤマト便か、ゆーぱっくにてご送付いたします。
・9月中には発送終了いたします。
2.当団体MOVEのホームページに、「ふるさと未来メッセージ」ご支援者ご芳名のお知らせを掲載します。
3.当団体MOVEと連携するフォア・ザ・ワン・プロジェクトのYouTubeチャンネル、「FOR THE ONE PROJECT CHANNEL」で、今回の実施内容のダイジェスト版をアップします。ご支援者のご芳名は、映像の最後に掲載いたします。
4.2と3のリターンについては、掲載後、本サイトやSNS メールでお知らせ致します。
5.なお、3の動画掲載については、編集作業の都合で、9月末よりやや遅れる場合がございます。これについても、事前に該当されるみなさまにお知らせいたします。
【今後について】
今回のみなさまのご支援を受けて、今後の事業については、今回の事業内容を検証し、ブラッシュアップ、スキルアップを検討して参ります。
当団体が、今後の課題としている事業のラインナップをお知らせしておきます。
1.福島県では、2023年8月24日より処理水の放出が開始されました。これによる福島県産の水産品、水産加工品が再び、風評被害に直面することが予測されています。この点について、当団体では、2007年より、都内23区にある福島県産品を扱う飲食店60店舗以上をネットワークしており、風評対策と福島発信を目的としつつ、SDGsの視点から原子力に依存ぜず、再生可能エネルギーの活用による食の安全の確保と提供を推進する意図で、「まじうまふくしま東京の店」WEBの更新作業を検討しています。
2.コロナ禍によって中断せざる得なかった「福島の声、願い、響き 音楽交流」の復活を検討しています。
3.相馬の青壮年漁師さんたちとのつながりが深いことから、相双漁協と青壮年部を題材とした、劇場公開の映画制作を協働企業のフォア・ザ・ワン・プロジェクトと企画立案し、劇場公開作品の制作を目指しています。
以上、実施時期や順番は変わりますが、上記の内容で、今後事業を検討したいと考えております。今後ともみなさまのご支援、ご協力のほど、よろしくお願い致します。