移民街の取材におけるプロジェクト終了報告
支援者の方々へ、
ディレクターの比呂です。
この度は「世界中が移民の人たちと仲良くなれるためのウェブ番組を作りたい」にお付き合いくださいましてありがとうございます。プロジェクトは、まだまだ続いていますが、とりあえず今回の取材旅行が終わりました。皆さまからご支援頂いた資金は、全額このプロジェクトのために使用させて頂きました。もっとも、そのうち私と青木の飛行機代や宿泊費までは、捻出することができませんでしたが、このファンド無くして20日間におよぶ取材旅行は、不可能でした。改めて、お礼を言いたいと思います。ちなみに、私と青木の飛行機代と宿泊費の合計はおよそ下記のようになっております。
飛行機代2人分:25万円
比呂の宿泊費(17日分):およそ13万円
青木の宿泊費(9日分):およそ6万円
以上は、私と青木が自腹で捻出した金額となります。
さて、今回の取材は、8月22日(火)に日本を出発。
第1目標の時には、予定に入れていなかった中国のアフリカ人の移民街の取材から始まりました。中国という私にとっては、あまり馴染みのない国での一人でロケハンに簡単な映像程度を想定していました。大体そのような感じです。
広州自体は、物価も安かったためお金もそれほどかからずに済みましたが、台風が直撃したことや慣れていない国なので、あまり無理に取材するのは辞めました。というのも、このあとのソマリ人やアラブ人の移民街が本当の意味での取材となるので、ここで無理をして機材や私自身に問題が起きても困るという判断です。なので、映像は、そこまで面白いものが撮れたとは言い難いですが、次回の参考になるだけの経験ができたので、いずれまた訪れて面白い映像を撮りにいければと思っております。
その後、私一人で香港からシカゴ入り。デトロイトで2泊、ミネアポリスで2泊、青木と上石が来る前の事前取材を行っています。その際に、ソマリミュージアムとアラブミュージアムのご協力をいただきました。その協力費として、ソマリミュージアムは、全面的にバックアップしていただいたこともあり、またミュージアムとしても規模が小さいこともあるので、寄付と協力費を捻出しています。
アラブミュージアムも当初、バックアップを期待していましたが、規模の大きなミュージアムのため、ミュージアム自体の取材にとどまりました。ですので、こちらには協力費は支払っておりません。他にも、雑費として現地の取材協力者へのお土産代としても捻出。およそ5000円程度となります。
今回のリターンにおけるスパイスや10万円の方へのお土産代があります。こちらは、2人が来る前にある程度購入しました。スパイスがおよそ25000円分です。100$相当のお土産5人分やスカーフ(15000円のリターン等)などのお土産代の合計は、およそ70000円となっております。今回、お土産を手荷物で持って帰ろうと思いましたが、スパイスがまとまると予想以上の重さとなり、日本にFEDEXで送ることにしました。ですので、その送料もかかっております。
1$を120円で計算しまして、ここまでの合計は、下記となります。
ミュージアム協力費:60000円
雑費 :5000円
リターンのスパイス:25000円
リターンのお土産代:70000円
FEDEXの送料 : 30000円
小計:19万円
その後、いよいよ8月30日に青木、上石とミネアポリスで合流。
上石の飛行機代、宿泊費、および給料の内訳は下記のようになっております。
上石愛の飛行機代 :10万円
上石愛の宿泊費 :6万円
上石愛の出演料 :9万円
小計:25万円
30日は、上石到着直後ということもあり、主に青木と一緒に事前取材(青木は29日に到着)とソマリミュージアムのメンバーとの打ち合わせなどに費やしました。
31日から本格的な撮影開始。まずはハイライトとなるソマリ女性が集まるモールや、欧米人にも人気のソマリ人経営のアフリカンレストラン「アフロデリ」などを取材しました。
1日は、イスラムの祝日イード・アル=アドハーや一般的なソマリレストランを取材。その後、場所を隣町セントポールへ移動。モン族のショッピングモールで伝統的衣装などを見て周りました。
2日は、ふたたびセントポールでモン族の料理や青空市場を取材。午後はソマリダンスを撮影、ラクダ肉の料理などを食べるシーンを撮影しました。
3日は、ミネアポリスで朝実景などを撮影した後、シカゴへ移動。翌日に開催されるセルビアの僧院が主催するお祭りに備えます。
4日は、朝シカゴ市内にあるベオグラードカフェを訪れ、その足でシカゴの北45分ほどの場所の僧院でお祭りを取材。セルビア人のご好意にのり、楽しいお祭りの雰囲気を満喫できました。しかし、長居してしまい、デトロイトのアラブ人街ディアボーンに到着したのは、夜10時を過ぎていました。ちょっとハードな1日でした。
5日は、デトロイトの北にあるイラクから来たカルデア人のコミュニティを取材。イラク料理などを取材しました。途中から地元のフードブロガーであるフランキーと合流し、取材しています。この日は、朝から食べるべきものがたくさんあり、お腹が大変なことになったのが印象に残っています。(笑)
6日は、上石、青木の撮影最終日。全米一のアラブ人街であるディアボーンを取材。アラブミュージアムを始め、様々なお店を見てまわります。ここでも、フランキーと途中で合流し、彼おすすめのレストランなども取材しました。この日も食べ過ぎでした。。。
7日は、2人がデトロイトを飛行機で飛び立ち、私はレンタカーの返却などもありシカゴへ戻ります。8日の朝は、シカゴの実景だけ撮影して、ホテルをチェックアウト。日本へ香港経由で帰りました。日本に到着したのは10日の朝でした。長いフライトでした。(シカゴ〜香港15時間と香港〜東京4〜5時間)
以上が取材の内容でした。その取材費の内訳は、下記のようになります。
3人の食費(件取材先の料理代)の合計:
広州での食費 :10000円
ミネアポリスでの食費:60000円
シカゴでの食費 :15000円
デトロイトでの食費 :60000円
小計 145000円
レンタカー代、ガソリン代、駐車代、高速代:
2週間分のレンタカー代:160000円
ガソリン代 :40000円
駐車代 :10000円
高速料金 :5000円
小計 215000円
また、今後リターンにおける諸経費が下記のようになります。
イベントの会場費 :3万円
ミニガイドとポストカードの印刷費 :4万円
イラスト制作費(ガイド・ポストカード):3万円
上記やお土産などの送料 :3万円
パーティーに来れない方のDVD制作費 :1万円
パーティーの料理代 :10万円
※10万リターンのソマリ料理の会の代金も含む
小計 24万円
以上が今回の諸経費となりまして、その合計は:
合計 1040000円
そして、クラウドファンディングでいただいたお金が1140000円となり、そのうちの17%がReadyforへのシステム手数料となりますので、合計930696円が私たちが使える実費となります。ですので、差し引き合計109304円の赤字となります。
(私と青木の飛行機代と宿泊費は別途自腹の上で、さらに赤字となります)
もともと、私個人の貯金からの持ち出しを考えた上でのプランだったので、これでも上場だと思います。ただ、レンタカーやリターンが想定よりも少し高かったので、ここをもう少し考えて予算を組むべきでした。
さて、いよいよ番組を作るにあたっての準備を始め、編集、ポストカード、ミニガイドの作成、リターンなどのやりくりを初めて行こうと思っております。まず、3000円のリターンの方々へのポストカードとスパイスに関しましては、今月中に発送したいと思っておりますので、もう少々お待ちください。5000円以上の方々は、ミニガイドの作成がこれから始まりますので、11月26日(日)のパーティーまでに完成予定ですので、それ以降の発送になりますので、ご了承ください。パーティー参加者には、お土産やガイドなどのリターンを手渡しさせていただきます。
また、10万円ご支援の方々へのソマリ料理ご招待は、12月中を予定しています。珍酒の試飲会と自宅ミュージアムに関しては、11月上旬を考えていますので、また追ってご連絡させていただきます。
Readyforでのプロジェクトはこれで一区切りがつきますが、これからが私たちの番組のスタートとなります。新着情報を通じて、これからの活動をご報告させていただきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
比呂啓