合唱練習用アプリを、学校現場や音楽愛好家の皆さんに届けたい

▼自己紹介

中内悠介　音楽科教員

・国立音楽大学ピアノ専攻卒業

・公立中学校 特別支援学級（知的）教諭

・私立中学校・高等学校 非常勤講師　

・都立高等学校 教諭

・国立大学附属学校 教諭（現在）

現在、２歳２ヶ月の娘の父親。娘とアンパンマンの歌を歌うことが休日の楽しみです。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

既存の合唱練習の方法を大転換することを目指します。

従来、合唱練習のパート練習においては、

①教師が生徒に一斉指導を行う

②パート練習用 CD を活用 して特定のパートの音とりをする

などといった方法が取られています。

この練習方法では、音楽に対するアプローチが受け身(音楽→生徒)[Fig.1]となり、音楽（歌うこと）への苦手意識を生む原因の一つとなっています。

 

この新しい合唱練習用アプリでは、一人一台端末を用いて、1つの画面上で、

①全てのパートの音を流す

②特定のパート の音を流す

③任意の複数パートの音を流す

④特定のパートの音のみを消す(マイナスワン機能)

⑤ メトロノームの ON・OFF 機能

⑥音声のみではなく模範唱動画を見ながら学習する

を実現します。

 

これらによって、音楽に対するアプローチが主体的(生徒→音楽)[Fig.2]となり、合唱練習の音とり段階における自律的学習を実現させ、現状の課題解決を目指します。

※使用している画像ついて使用許可を得ている。

 

▼プロジェクトの内容
①試作品

すでに次のような試作品を作成しており、学校現場や合唱練習シーンでの実用化が可能となっています。今後、製品化した際はアプリの 安定的な運用を行い、PASSを入力すればいつでも気軽に簡単にアクセスできるようにします。

・アプリ試作品の操作画面（動画参照）※プログラミングは本校生徒と共同制作

※アプリに導入する楽曲について、著作権確認済み

 

②完成イメージ

①の試作品が、動画になります！！

出演者は新進気鋭のプロ音楽家（東京藝大、国立音大等出身の20代の若手中心）にオファー。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン試作品に続いて、以下のような楽曲をアプリに導入していきます。

・定番合唱曲（例「大地讃頌」「虹」「春に」「大切なもの」「COSMOS」など）

・小・中・高等学校の音楽科教科書の教材曲を網羅（例　瀧廉太郎「花」など）　　　

100曲程度（※）動画をつくり、アプリをインストール（またはWeb上で）することで操作可能（年間契約　パスワード制）にします。学校現場や、合唱団等社会教育の場、個人の方に提供して行きます。

ゆくゆくは、吹奏楽やオーケストラでも応用します。

※第一弾としてまずは10-20曲程度を作成し、徐々に曲集を増やす予定。アプリに導入する楽曲について、JASRACと使用料等の確認済み。

 

▼監修者

発明、開発監修：中内悠介

演奏監修：有名中学合唱曲作曲家の、、あの先生！！

アプリが完成したら、ご本人に許可をいただいた上、お名前を公表させていただきます。合唱ファンであれば皆さんご存知の..。さらに、先生作曲の合唱曲に関しては、ご本人にピアノ伴奏パートを担当いただく予定です。先生のご協力のおかげ様で、実力のある若手演奏家の手配もでき、秋頃から収録開始予定です。

 

▼アプリの活用の可能性

・既存のパート練CDではできなかった学習活動が一瞬でできる。

・音の重なり方を一発で切り替えでき、テクスチュアの学習を有効に行える。

・長期欠席の生徒も家で合唱できる。

・特別支援学級や特別支援学校でも使いやすい。

・合唱コンの放課後練習で使える。夏休みに合唱コンの曲を歌う宿題を出せる。

 

▼特許

現在、特許申請審査中。

▼さいごに..

このサービスが世の中で実現すれば、

全国の児童生徒たちがどれだけ合唱（音楽）に興味を持つか..

どれだけ先生方の労力が減るか..

今よりもっと合唱が身近に感じられ音楽活動が可能になるのか..

私としましても、音楽教員人生を賭けた取り組みです。

このアプリは、学校教育現場、市民合唱団等の団体だけでなく、個人の方にもご使用いただけるよう製品化を目指しています。どうぞ、このアプリをご家庭でも楽しんでください！

５年後、１０年後の未来を見据え、このアプリの可能性に賭けて頂けましたら幸いです。

 

音楽の授業であっても、そうでなくても、

「やりたい人が　やりたい時に　やりたいように　好きなように..合唱（音楽）と関わることができる世の中」を、テクノロジーの力を借りて実現していきます。何卒、応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

中内 悠介

 

重要

本件のアイデア(機能、見た目等々全ての要素を含む)は、現在、先行技術調査を経て、特許申請手続き中です。本アイデアの類似品や転用があった際は、然るべき手続きをさせていただきます。あらかじめご了承くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

追伸（8月23日現在）

音楽教育学者の長谷川先生に取り上げていただき、アプリの活用方法が紹介されています。