環境にやさしいリボーンマットレスを作ります

▼プロジェクト概要

 

工場で出る廃棄物を削減するために「リボーン商品」アイテムを増やし、拡販したい。

 

工場で出るウレタン端材を再成形することで、新たな製品として生まれ変わらせる

「リボーン商品」を生産している。

「マットレス」の新商品開発にあたり、中材は長年培ってきた専門技術により、

自信を持ってお勧めできる製品になったが、仕入れ素材となる側（カバー）生地の調達が課題。

応援いただく資金によって側（カバー）生地を調達し、高い品質と環境への配慮を両立させることで、

よりお客様にご満足いただける「リボーン商品」を提供していきたい。

 

商品の顔である、「マットレスカバー」を調達する資金に充てたい。

 

 

 

 

▼自己紹介

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。

私たち西日本イノアックは、ウレタンフォームの製造・加工の

リーディングカンパニー・イノアックグループの西日本拠点として、

創業以来50年以上、取引先様のニーズに応じて最適なウレタン素材をご提案してまいりました。

 

2021年に工場直営店を構えてマットレスや座椅子のような生活に密着した商品の販売を始め、

おかげさまで2023年5月に2周年を迎えることができました。

 

 

北広島町が誇る「どんぐり北広島ソフトテニスクラブ」や「サンフレッチェ広島」の

オフィシャルスポンサーとしてマットレスやまくらを提供し、選手を応援する活動もしています。

 

 

 

「どんぐり北広島ソフトテニスクラブ」の選手が来店（2023.02）

株式会社西日本イノアックが運営する直営店「カラーフォーム健康ショップ 北広島」が

出店したポップアップショップに、「どんぐり北広島ソフトテニスクラブ」の選手が来店されました。

クラブのコーチ兼選手である半谷 美咲選手(写真 左)と主将の高橋 乃綾選手(写真 右)に

マットレスやまくらなどの寝具をお試しいただきました。

 

お選びいただいた寝具をご提供し、実際にお使いになったコメントを頂戴しました。

 

【ご使用の寝具】

マットレス：　ファセット(ハード)

まくら：　エアロフローピロー(ラージ)

足まくら：　エアロフロー足まくら 

 

＜半谷 選手＞（2023年3月引退）

寝違える事が多かった私ですが、こちらの枕を使わせてもらってから全く寝違いがなくなり、

安心して寝ることが出来ています。また、マットレスも寝転がった時に全身を任せられる感じと

翌日の疲労感が全く違い、アスリートとして大事な睡眠をストレスなく取れる事が、

確実にパフォーマンスにも繋がっています。

お気に入りの足まくらはとても気持ちよく、足を置いた瞬間に１日の終わりを感じることがルーティンとなっています。

 

＜高橋 選手＞

マットレスは、寝返りもしやすく、睡眠の質が上がったように感じます。

また、枕は頭がフィットしてくれるので肩こりが減りました。

足まくらは、運動する私たちにとって疲労がたまりやすいので、使用する事で次にの日に

疲労が残りにくく、脚が楽になります。

 

（ルーセントカップ第63回東京インドア全日本ソフトテニス大会　優勝）

 

高橋選手の近況

2023年より、コーチ兼選手として、ソフトテニス界の底上げと、若手育成にも尽力されています。

 

（■広島駅にて地元応援団がお出迎え　■金メダル報告に来店頂きました）

 

2023年10月、アジア大会　中国・杭州にて、金メダル２ケ、銀メダル１ケと大活躍されました。

2018年に開催された前大会では、３冠達成！

国別対抗団体戦：金メダル（２連覇）

ミックスダブルス：金メダル（２連覇）

シングルス：銀メダル

 

カラーフォームの寝具が選手のパフォーマンス向上に少しでもお役に立てていれば、嬉しい限りです。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

「リボーンマットレス」をつくりたい！

 

私たちが店舗で取扱っている商品は「環境にやさしい」を合言葉に製造しています。

これらを「リボーン商品」と呼び、商品をつくると同時に廃棄物削減の糸口にもなっています。

 

 

 

そもそも「リボーン商品」の開発に至ったのは、廃棄物削減に行き詰った時期があったからです。

それは、2020年からのコロナ禍。

自粛や減産の影響により、取引先への出荷が激減。出荷を見込んでいたウレタンフォームが、工場内に

溢れてしまいました。

もともと、西日本イノアックでは創業当初より、廃棄物の削減を社是として、取り組んできました。

 

 

 

社内の加工ラインで出る端材や、取引先が廃棄する部分を引取り、再度加工して出荷していたのです。

 

 

それでも、突然のコロナ禍による出荷減は、その処理の範囲を大きく超えるものでした。

材料を長期保管する場所を確保できず、泣く泣くそれらを廃棄物として処分しなければなりませんでした。

 

西日本イノアックでは、長年、ニーズに応じて最適なウレタン素材を提供してきたサプライヤーとしての

自負があります。

例えば、長時間座っても疲れにくい座席のためのウレタンフォームを製造・加工し、国産高級車や、

新幹線の座席にも採用されてきました。

そうした素材を扱う者の目から見ても、破棄するにはもったいないほどの、良質なウレタン。

なんとか有効活用する手立てはないかと、考えあぐねていました。

 

もう一点、私たちが頭を痛めていたのが、環境への影響です。

ウレタンフォームを産業廃棄物として処分する過程で、CO2を排出します。

 

 

せっかく生産したウレタンを、端材といえどもまだ使用できるのに廃棄するのは、

素材メーカーとしてあまりにも無責任だと感じたのです。

廃棄物削減は、素材メーカーの責務として、利益を外視してでも取り組むべき使命でした。

こうして悩み考え抜いた末に行き着いたのが、店舗での「リボーン商品」の開発・販売でした。

 

 

 

試作の段階では、本業の主要製造ラインの傍ら、この道50年、職人たたき上げの社長自らが、

素材を厳選し、中材吹き込み試作、側（カバー）生地の縫製まで、納得がいくまで試行錯誤を繰り返しました。

 

 

ひとくちにウレタンと言っても、素材によって多種多様。端材を再利用するには、

その選別も重要なポイントです。丁寧に選別して再成形することで、それぞれのウレタンの特性を活かした

品質の良い製品として生まれ変わらせることができるのです。

 

こうして、妥協なく商品開発に取り組んだ結果、「リボーン商品」第１号の座椅子の完成にこぎつけました。

その後もクッションやマットレスへと商品を拡充しています。

（お客様の満足度も高く、リピーターも獲得するほどの人気商品となりました。）

 

従来は全体の3％程度生じていた廃棄ウレタンを、新たな製品として生まれ変わらせることで、

廃棄量ゼロを実現させました。

現在はウレタンの粒をサイコロ状にするために、新たな設備を導入し、さらなる「リボーン商品」を開発している最中です。

また、植物性由来の原料を使用した環境にやさしいウレタンフォーム生産にもトライ中です。

 

 

▼プロジェクトの内容

「側（カバー）も環境にこだわった商品をつくりたい」

 

こうして、工場内廃棄物削減の目標は達成しました。

でも、できあがった製品は、まだ完全な「リボーン」製品ではありません。

マットレスは再生素材でも、それを包む「側」（カバー） は再生素材を使用してはいないからです。

せっかくなら、カバーまでこだわった完全な「リボーンマットレス」を作りたい、

そんな思いを強くした時、ペットボトルをリサイクルした糸があることを知りました。

この糸を使い側（カバー）はできないだろうか、、、夢は膨らみます。

 

マットレスの表面形状には、平形、波形、不定形等あります。

表面の形状で、体圧が分散し、寝返りが打ちやすくなったり、体の負担を軽減します。

表面形状をより伝えるために、側（カバー）の役割も大切です。

生地が厚すぎるとこだわって作った形状が伝わらず、また逆に薄すぎると耐久性が心配です。

 

リサイクル糸を使い、なおかつマットレスの表面形状を伝える機能性と

耐久性を備えた側（カバー）を作りたい。

環境にやさしい商品開発をさらにこだわり抜いて、新たな「もっとリボーン商品」の

開発に取り組みます。

 

リサイクル糸を使ったオリジナル側（カバー）を作るために、調査を始めました。

側（カバー）のデザインにより、糸の染からスタートします。

オリジナルとなると、１ロットが大きくなます。通常側（カバー）の発注の約３倍。

価格も約４倍まで跳ね上がります、、、

普段なら、この数量と価格なら、リスクが大きいので却下されてしまいます。

しかし、挑戦してみたい。

皆さんのお力をお借りして、オリジナルリボーンマットレス、作りたいのです。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

「未来を担う子どもたちに“環境”という財産を残す」

 

私たちが拠点を置く広島県北広島町は、面積の83％を占める森林と、

それらが涵養する豊富な水資源が自慢の自然豊かなまちです。

身近な自然環境の美しさ、繊細さ、脆さを目の当たりにするからこそ、

私たちには未来への責任があることを痛感します。

北広島町は、2050年カーボンニュートラル実現を目指し、住民、事業者、

行政が共に歩みを進めることを宣言しています。

（「北広島町ゼロカーボンタウン宣言」）私たちもその一員として、

イノアックグループの環境スローガン「環境にやさしい製造事業の追求」への努力を続けていきます。

それは、この時代、この場所で経営していく企業の使命です。

未来を担う子どもたちに、このかけがえのない"環境"という財産を受け継ぐために。

 

＊名称掲載の許諾を得ています