重度障害と闘いながらのパラアスリート活動の本格始動に支援を!

重度障害と闘いながらのパラアスリート活動の本格始動に支援を!

支援総額

2,514,000

目標金額 1,000,000円

支援者
140人
募集終了日
2023年10月7日

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プロジェクト本文

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▼自己紹介

はじめまして、鬼谷慶子(おにだにけいこ)といいます。私はパラ陸上の座位投てき競技をやっています。

大学生だった20歳の時、突然の発症によってビッカースタッフ脳幹脳炎という病気を患い、首や体幹の力を入れ続けることができず、背もたれのない椅子に座ることが全くできないことに加え、手足にも麻痺があるために電動車いすで生活を送っています。発症からの4年間は治療とリハビリを続ける日々で、学生生活に戻ることは諦めざるを得ず、病気になって車いす生活になった当初は目標を失って家にこもりがちの日々でした。

 

入院・闘病中の写真(真ん中の私を囲んで、左から姉・母・姉・夫)

 

現在でも定期的に入院して血漿交換という免疫治療を受ける必要はありますが、周囲のサポートで生活自体は落ち着いて送れるようになり、この身体であっても何か目標をもって打ち込めるものはないか、と漠然と考え始めていた頃にパラスポーツへの参加を勧められ、様々なパラスポーツを体験しました。座ること自体が安定して保てない状態のため、自分にできる競技、自分にあった競技をなかなか見つけることができませんでした。パラスポーツをやりたいと思っても、自分に合うものが見つからないもどかしい時期がありましたが、今では「座位投てき」という、自分の特性にあった競技に出会うことができました。 実はもともと、学生時代に陸上投擲競技をやっていたのですが、車いすとなった当初は、この身体の状態で重い円盤を投げることなどそもそもできないものと思い込んでいました。パラ競技は障害の種類や特性に応じて参加機会が得られる工夫として「クラス分け」があり、私は現在F52という座位のクラスで円盤投げをメインに競技参加をしています。健常の円盤投げは全身を使った回転動作で円盤を遠くに投げますが、私の競技クラスは投てき台という特殊な競技用台座に座った状態で円盤を投げます。但し、同じクラスの選手でも首のコントロールや座位姿勢自体の安定性は保てる選手が多い中で、私の場合には上半身を立てた状態での座位姿勢保持が困難ですので、特殊な投擲台を試作してもらった上で競技に参加しています。

 

(競技を行うためには投擲台や麻痺した手をサポートする特殊な用具を使います)

(練習は主に、障害者スポーツセンターで行わせて頂いています)  

 

最初に出場した大会では、家庭用洗濯機のかさ上げ台の上に普段使っている車いすを載せた、手造りの投てき台を使いました。まずは地方大会に出場して、自分にとって最初の記録を残すことができました。試合に出て様々な人に出会い、アドバイスを受け、練習でのフォームチェックをしたり、私の身体特性にあった投てき台を作製・改良してもらうことで、今年から本格的に、日本パラ陸上選手権、ジャパンパラ陸上に参加しました。日本パラ陸上選手権での記録は7m79cmと、国際大会に出場するための派遣標準記録にはかなり遠い記録でしたが、その後、周囲のアドバイスと投擲台の改良を経て、選考のための最後の大会になったジャパンパラ陸上競技会で、派遣記録の10m30cmを超える11m42cmを投げることができ、10月のアジアパラ大会の日本代表選考の対象となることができました。  

 

(アジアパラ大会派遣標準記録を突破したジャパンパラ陸上競技会後)  

 

家族、周囲の方々のサポートがあり、現在では投てき練習の環境のある障害者スポーツセンター等で毎週練習を行うことができています。参加する大会も増え、今回アジアパラ大会の推薦選手として選考対象となったことで、気持ちの面では、アスリートとしてさらに競技に打ち込みたい意欲が高まっています。   

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

国際大会にアスリートとして出場するパラ選手の多くは、競技実績や経験が豊富で、強化指定選手としての支援を受けたり、スポンサー企業からの支援を受けて競技に打ち込んでいますが、私の場合はまだまだ駆け出しで、強化指定を受けておらず、競技に必要な用具や環境の整備、大会への参加に関わる資金は完全に自己資金で行っているのが現状です。来春に強化指定を得たり、私がパラアスリートとして活動していくためには、地道に練習を重ね、このまま順調にアジアパラ大会に参加できることとなれば、最初の国際大会の出場機会となるこの大会でしっかりと成績を残していく必要があると思っています。それまでの間は自分自身の努力を積む時間ではありますが、国際大会への参加や競技環境の整備には最低限の資金が必要なため、クラウドファンディングを活用しようと考えました。  

 

▼プロジェクトの内容

本プロジェクトは、これまでのビギナーレベルでの完全自己資金での活動から、パラアスリートとしての活動にステップアップするための機会を得ることを目的としたいと思います。アジアパラ大会に向けての強化練習、本大会までの競技用具や環境の整備、前哨戦となる中四国パラ陸上競技会、アジアパラ本大会への参加にかかる費用の一部を皆さんにご支援いただきながら進めます。具体的な使途は以下の通りです。

① 国際大会・国内大会参加のために必要な選手・サポートスタッフの渡航費(大会延期・中止時は延期後の大会および次回大会への渡航費への充当とさせて頂きます。)

② 高いパフォーマンスを発揮できるような工夫を施した投てき台の製作費用

③ 日々のトレーニングやコンディション調整、競技環境整備のための費用

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

同じように障害を抱えている人が、私のように自分の特性にあった競技と出会い、自己実現と積極的な社会参加につなげるための活動を、今後も続けていきたいと考えています。パラ陸上投てき競技のことをご存知の方はごく僅かだと思いますが、知名度が低いことに加え、仮に座位投てきを新しく始めたいと思ったとしても、この競技でもっとも重要な用具の一つである投てき台は、個人の体格に合わせてオーダーメイドで作製する必要があり、製作費用やノウハウが必要です。練習場所や試合会場まで運ぶのも大変です。「とりあえずやってみよう」と気軽に参加できる環境が整っていないのです。こうした現状を打開するためにも、自分が活躍して国際大会で記録を残したり、皆さんの目に触れる機会を得ることが必要なのではないかと思っています。座位投てきは知名度の低い競技ですが、その人に合った投てき台を使えば、その人に眠っている予想もつかないようなポテンシャルを引き出して、どんどんと記録が伸びていく面白い競技です。この競技を広めるために、みなさんからのご支援を頂きたいです。 私自身も、お世話になった人たちに、試合結果で恩返ししたいです。きっと期待に応えられるよう、最大限努力していきます。よろしくお願いいたします。

プロジェクト実行責任者:
鬼谷慶子
プロジェクト実施完了日:
2023年10月28日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

アジアパラ競技会に出場するにあたっての前哨戦(中四国パラ大会)参加のための遠征資金、競技に必要な投擲台などの用具製作・改良費用、中国杭州で開催される本大会参加に際してのサポートスタッフの渡航および滞在費用など、各種必要資金の充当に活用します。2023年10月28日までの杭州アジアパラ大会への遠征終了を以てプロジェクト完了とします。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
これまでの競技活動の資金はすべて自己資金で実施してきましたので、支援目標額は今後必要となる金額の50%に設定しています。差額は自己資金により補填しますが、もし目標金額を超えた資金調達が可能となった場合にはこの自己資金を埋め合わせることに使用します。

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リターン

2,000+システム利用料


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支援に対する御礼・感謝のメール

支援に対する御礼をお伝えすることに加え、参加競技会のご報告のメールをお送りします。

支援者
22人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

5,000+システム利用料


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支援に対する御礼・感謝のメール(5000円ご支援の方)

支援に対する御礼をお伝えすることに加え、参加競技会のご報告のメールをお送りします。

支援者
30人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

10,000+システム利用料


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支援に対する御礼・感謝のメール(10000円ご支援の方)

支援に対する御礼をお伝えすることに加え、参加競技会のご報告のメールをお送りします。

支援者
74人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

50,000+システム利用料


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競技用具製作の支援者として対外的な報告の際にご貢献を明記

プロジェクトの中でのメイン使途となる用具製作へのご貢献として対外的な報告の際にクレジットを入れさせて頂きます。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

100,000+システム利用料


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コア支援者として競技会や練習・報告の場などにご招待

一過性のご支援ではなく、今後の活動にコアにお関わりいただけるよう、常時活動報告などをさせて頂くとともに、特注製作した用具等への貢献に対して、活動報告等の場でクレジット掲載いたします。活動報告につきましては、投擲台の製作拠点となっている場所等で、大会後に行わせて頂くことを検討しています。
基本的に毎週、東京都障害者総合スポーツセンターにて平日・土日に練習を行っております。個別に日程を調整し、ぜひ練習にお越し頂き、座位投擲を間近で体験頂ければと思います。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

250,000+システム利用料


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サポートメンバーとしての各種活動への参加

プロジェクトの中で最も資金が必要となる投擲台の製作費に際し、貢献を明記するとともに各種大会のご案内や報告、ご法人の場合には今後ウェアや応援グッズ、用具等に企業ロゴ等の掲載をさせて頂きます。
活動報告につきましては、投擲台の製作拠点となっている場所等で、大会後に行わせて頂くことを検討しています。
基本的に毎週、東京都障害者総合スポーツセンターにて平日、土日に練習を行っておりますので、個別に日程を調整させて頂き、ぜひ練習にお越し頂き、座位投擲を間近で体験頂ければと思います。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

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