廃棄されている害獣の命を、おいしい資源として価値化するプロジェクト

★ 御礼　第一目標達成！ネクストゴールにチャレンジします！

10月27日よりスタートしました「廃棄されている害獣の命を、おいしい資源として価値化するプロジェクト」の
クラウドファンディングは、おかげさまで目標金額の35万円を達成いたしました！
ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
みなさまからいただいたご支援は、大切に活用させていただきます。

そして、もっとたくさんの命を価値化していくために、
ネクストゴールを70万円として12月6日の終了日まで挑戦します！

ネクストゴールを達成した際には「アシスタントの募集」を行いたいと思っております。
現在は、鹿糠本人と1名の常勤、数名の非常勤で運営を行なっていますが現段階でフル回転となっており
・猪の解体補助
・調理補助
・イベント出店実務　などを一緒に行ってもらえる方を募集する予定です。

第一目標の新しい機材の購入に加え、人員の増強で
さらにイノシシの受け入れ～製品化～販売がスムーズにすることで、
より多くのイノシシの命を価値化していきたいと思っています。

仮にネクストゴールを達成できなかった場合も、ご支援いただいた資金で実施できる範囲にて
プロジェクトを実行させていただく予定です。

引き続きお力添えくださいますよう、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

島根県雲南市『KANUKA PARK』代表の鹿糠俊二と申します。

 

私は島根県雲南市に移住して2023年で6年目となります。

15歳の時から飲食に携わり、調理師専門学校を卒業後、横浜のイタリアンレストランや、

銀座のオセアニア料理店 (オーストラリア・ニュージーランド料理)でキャリアを積みました。  

 

35歳の時に島根の雲南市に家族で移住した当初は、

行政プログラムの農業体験、葡萄畑・ワイン作り、道の駅とカフェの料理長などを経験させていただきました。

そして同時に、自然豊かで温かな人がたくさんいる雲南市の素晴らしさを体感しました。

 

その活動の中で、彼らも生きるために畑を荒らしてしまうイノシシが『害獣』とされ捕獲廃棄されている実情を知りました。

これは猪も人間も生きるためではありますが、

人間によってイノシシの命が捨てられてしまうことに料理人としてあまりにも悲しみを覚えました。

「 イノシシの命を活かすため、素晴らしい雲南市を活性化するため、

何かできることはないか。。。 」

 

一念発起し、料理人としての技術を使って、

邪魔者として捨てられている命を地域活性のための『おいしい資源』として価値化しよう！

そう決意しました。

 

 

牛肉や豚肉に比べて、イノシシ肉は低カロリーで高たんぱく質。

血管の健康を保つ効果が期待できる不飽和脂肪酸を多く含み、さらに豚肉と比べて血液の元となる鉄分は4倍、健康や新陳代謝を活性化するビタミンＢ群（B12は豚肉の3倍）が豊富に含まれ、タンパク質の代謝を促す亜鉛の量も突出しています。

 

脂質には女性にとって嬉しいコラーゲンが多く含まれているので、美容を意識している方にもおすすめです。

健康を意識している方からアスリートの方も、さらには子供の成長に必要な栄養素もたっぷり含まれています。

手軽にたくさんの栄養が摂れる優秀なお肉です。

 

また、当工場の製造過程においては食品添加物を使用しておりません。

力強い、素材のそのままの味を堪能できるお肉です。

 

 

 

2020年12月、農村の過疎化が進んだために利用されなくなっていた小さな公園に、

猪を余すことなく活用することを目指すジビエ専門の食肉加工場「KANUKA PARK」を設立しました。

 

2021年5月には、地域活性の一部として頻繁に実施されているさまざまなイベントに出店するため、

キッチンカーを購入し、オリジナルのデザインを施しました。

 

雲南市のたくさんの方に「美味しいイノシシ」をお届けしています。

 

 

 

現在は、畑を荒らす「害獣」とされ捕獲廃棄されているイノシシの価値化に取り組んでいます。

 

現状の活動の軸としては２つ。

 

１）「WILD MEET KANUKA」ブランドとして、イノシシ肉を使った加工食品の開発製造とECでの販売

ソーセージ、ベーコン、バーガーパテ、デミグラスソース煮込み、ボーンブロス、ワンちゃん用の骨、スライス肉などを販売しています。

２） キッチンカーで地域のイベントに出店

ホットドッグ、カレー、ハンバーガー、串焼きなどを販売しており、各イベントにてご好評いただいています。

 

 

イノシシは地域の猟師さんからの協力をいただき、捕獲していただいたものを買い取らせていただいています。

猟師さんたちの収入にも繋がることから、おかげさまで年々受け入れ頭数が増加し、

廃棄される猪減少のお役に立てている実感があります。

 

雲南市は出雲大社のある出雲市の隣に位置しており、出雲縁結び空港からもアクセスの良い自然に恵まれた場所です。

川のせせらぎに誘われてホタルやコウノトリが舞う、清らかな水と緑に恵まれた島根県雲南市。

2017年に移住して以来、雲南の大自然と人の温かさに魅了されています。

 

近頃は雲南市の移住者受け入れ体制の整備が進み、

地域を盛り上げるために精力的に活動する移住者がとても増えています。

 

また、ヨーロッパスタイルのワイナリー、ナチュラルチーズ工場、天然酵母の薪窯パン工房、

平飼いの鶏卵農場など、グルメ資源にも大変恵まれています。

 

 

 

 

 

現状、年間250頭ほどのイノシシを受け入れることができていますが、雲南市の年間捕獲頭数が約1400頭ということを考えると残りの1150頭のほとんどが廃棄されていることとなります。

（但し、猟師さんの自家消費や他の事業者さんへの販売もされていると聞いていますので

1150頭よりは少ないかもしれません。）

 

 

捨てられている命を全て価値化するためには

より多くのイノシシを猟師さんから受け入れる必要があるのですが、

そのためのKANUKA PARKの設備が限界を迎えています。

 

 

 

これまで、雲南市の補助金制度なども活用させていただき、設備を整えて来ましたが、

今回はクラウドファンディングを活用し、私の活動に賛同いただける方からの寄付を募る形で

設備増強の資金を集めさせていただくことにチャレンジすることを決意しました。

 

今回のプロジェクトでの資金の使い道は、

大型冷凍庫などの保存スペースの拡張と、真空機などの加工スピードを上げるための機材購入です。

 

 

 

現在は冷蔵庫３台と冷凍庫が５台。

真空機は小さいものしかなく、１回あたりにパックできる量は１パック(2kg)ほどです。

 

今回のプロジェクトで冷凍保存スペースが増え真空機が投入されることにより、

これまでより多くの害獣被害の削減に繋がると同時に、

みなさまに美味しい猪を食べていただける機会が大幅に拡大することができます。

 

 

 

害獣被害の削減のための機材購入に活用させていただきます。

 

＜スケジュール＞

10月26日〜12月6日：クラウドファンディング実施

2024年２月：機材を購入し、年間の受入可能頭数を350頭（現在＋100頭）までに増加させる

 

 

 

今回のプロジェクトを発足した背景には、設備増強したいという目的と共に、

雲南市の魅力を広く皆様に知っていただきたいという想いもあります。

雲南市では、使用されていない空き家も多数あり、

もっと雲南市を活性化させるために空き家を活用したカフェをつくってみたい。

美味しいイノシシが食べられて、地域のコミュニティも作れるようなみんなが集う場所をつくりたい。

 

そんな展望を持って日々取り組んでいます。

 

さらには県外からの観光客も誘致し、雲南市の魅力を伝えたい、

また来たいと思えるような観光スポットのひとつにしたいと思っています。

 

今回の活動を通して、雲南市に興味を持っていただき、移住希望者の方が増えること、

観光で訪れていただく方が増えることにも繋がれば、この上ない喜びです。

 

 

 

雲南市はまさに食の宝庫。

中でも野生のイノシシは低脂肪高タンパク、栄養価が高く美味しいお肉としても優秀です。

もちろん人の手は加えられていない自然そのもの。

どんぐりやぬか米、クズの根などを食べ、田んぼの脇を歩き、山の美味しい雨水を飲む、野生本来の姿が見られます。

 

料理人として、これほど食材を身近に感じることはありませんでした。

 

そんな雲南とイノシシの魅力をさらに価値のあるものにしていくプロジェクトにしたいと思ってます。

温かいご支援、応援のほどよろしくお願いいたします！

 

料理人：鹿糠 俊二

 

 

 

【 KANUKA PARK 】

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