移動と異動、申請と神聖、校正と構成、記事と生地、参加と酸化、などなど。同じ発音でも、意味や漢字においてお互いが区別される対の言葉(=同音異義語)は、気にしてみると日常の中にたくさん隠れています。

 

その中には、簡単に見分けれるものもあれば、一見するとどう異なるのかわからないものも…。

 

「皮」と「革」は同音異義語の中でも、違いがわかりにくい方の種類ではないでしょうか? 違いを知ることで何に役立つ、ということは明言できません。でも、こういった細かいことに好奇心をそそられるます。

まずは端的に、ふたつの言葉を「goo辞書」で引いてみることにします。

 

皮:

・動植物の肉・身を包んでいる外側の膜。表皮。

・物の表面にあって、中身を覆ったり包んだりしているもの。

・物事の表面にあって、本質を覆っているもの。

(出典元:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/46821/meaning/m0u/%E7%9A%AE/)

 

革:

・獣類の表皮の毛を取り去り、なめしたもの。

 

(出典元:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/46825/meaning/m0u/%E9%9D%A9/)

 

 

辞書で言葉を引く時のあるあるですが、調べた意味の中に分からない意味の言葉がある。どうやら、今回もこのあるあるが発動している模様。

 

革の中にある「なめす」という言葉があります。これは「鞣す」と表記。

 

鞣す:

・動物の生皮から不要なたんぱく質や脂肪を取り除き、薬品で処理して、耐久性・耐熱性・柔軟性をもたせる。(出典元:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/165143/meaning/m0u/%E9%9E%A3%E3%81%99/)

 

簡単に表現すると、加工をするという意味ですね。

 

つまり、革は皮を加工したもの、とザックリですが言い換えることができます。

 

さてさて、もうみなさんもお気づきかもしれませんが、皮と革の違い。それは、加工されているか否かがポイントになります!

 

自然界から採ってきた”皮”を、鞣すことで”革”になる。

 

ちなみに、何気にキーワードとなる「鞣す」についてですが、これは伝統的な技を持つ職人さんのみが行える加工方法。革と言えば主にイタリアを中心としたヨーロッパ地方の印象が強いかもしれませんが、モロッコでも1000年以上の鞣し技術が継承されています。

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