ファクトリーショップ「拝啓」で、地元の若者の自慢になりたい!

ファクトリーショップ「拝啓」で、地元の若者の自慢になりたい!

支援総額

1,173,000

目標金額 500,000円

支援者
143人
募集終了日
2023年12月25日

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プロジェクト本文

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熊本県南関町で60年間「竹の、箸だけ」を作り続ける株式会社ヤマチク。5年前まで地元の人すら知らない下請けメーカーでした。そんな私たちが今、ファクトリーショップを作り、南関町の観光スポットになろうとしています。

なぜヤマチクがファクトリーショップ「拝啓」の新設を決意したのか?

「拝啓」を通して南関町にどんな変化をもたらしたいのか?

その思いや経緯に共感いただいた方は、ぜひ応援をよろしくお願いします。

 

▼60年間、竹の、箸だけ。

箸という漢字の部首は竹冠。日本のお箸の歴史は竹からはじまりました。

軽くて繊細な竹のお箸は「いただきます」を大切にする日本人の食事に欠かせない道具。

しかし今では、安価な輸入木材やプラスチック製のお箸が主流になりました。

日本の竹のお箸は、食卓から姿を消しつつあります。

ヤマチクは、そんな竹のお箸を熊本県南関町で60年間作り続けてきた小さな箸メーカーです。

 

 

2018年までは南関町の人すら知らない、下請けメーカーでした。誰のためにお箸をつくっているのかが分からず、社員たちもやりがいを感じにくい。

この状況を変えなければ、担い手も減ってしまい竹のお箸を作り続けることはできない。

まずは「ヤマチク」という名前を知ってもらい、社員に誇りを持ってもらうこと。それが日本の竹のお箸を作り続けるための1歩だと信じ、リブランディングに着手しました。

そして生まれたのが、自社ブランド「okaeri」です。2019年の発売から4年。海外への輸出も13カ国に増え、今では世界中の食卓でヤマチクのお箸が使われています。

 

 

 

▼かつての関所、南関町。

ヤマチクが所在する南関町は、熊本県と福岡県の県境に位置する町。

自然豊かで、お米も野菜も美味しい。

町の名前がついた南関素麺と南関あげは、町自慢の名物です。

ただ一方で、他の地域と同じように人口減少と少子高齢化という課題を抱えています。

「このままでは町から若い人たちがいなくなってしまうかもしれない」

それは同時に、竹のお箸の作り手がいなくなることを意味します。

 

「若い人たちに『南関町に住み続けたい』と思ってもらえるために、ヤマチクは何ができるだろう」

お箸作りのかたわら、ずっと考えていました。

 

 

▼コロナ禍で垣間見た、自慢したい南関町

「南関町には、特に何もない」

地元の人たちは口々にそう言います。

かくいう私たちもそう思っていました。  

そんな考えを改めたのは、2020年のコロナ禍でした。

 

催事など売る場所が減る中、「お客様に直接商品の魅力を伝える機会を自分達で作ろう」と思い立ち、全国の作り手たちに声をかけてファクトリーイベントを企画しました。

 

「こんな田舎に人が来るわけがない」

「いいものであっても、高いものは地元では売れない」

 

否定的な意見が社内外からたくさん出ました。

 

イベントが始まってみると、来場者は3日間で2,000人以上。

町内はもちろん、福岡市内や熊本市内からも多くの人が訪れていました。

 

 

「売れないだろう」と言われていた商品も飛ぶように売れ、イベントの総売上は490万円を記録しました。

 

地元の若い人たちが、嬉しそうに買い物をしたり、写真をとったりしている。

お箸を作っている職人たちも、お客さんと触れ合えて楽しそう。

 

そこに見えるのは「何もない南関町」ではなく、「自慢したい南関町」でした。

 

ヤマチクがおしゃれなお店を作れば、この光景を南関町の「当たり前」にできるかもれしれない。

そう考えた私たちは、南関町にファクトリーショップ「拝啓」をつくることに決めました。

 

▼「拝啓」に込めた思い

ヤマチクが初めてつくるファクトリーショップ、名前は「拝啓」

お店のコンセプトは「お手紙」です。

 

お手紙を書く際、相手を思い浮かべながら、言葉を綴られるのではないでしょうか?

実はお箸を選ぶ時も同じです。

「お父さんはこの形かな」「あの子は最近この色が好き」

ご家族やプレゼントする相手の顔を1人ずつ思い浮かべ、お箸を選びます。

お客様が大切な人を思い浮かべ、手紙を綴るようにお買い物を楽しめる場所。

「拝啓」はそんなお店です。

 

 

また、このお店を通して「お箸の背景」も伝えたいと思っています。

竹を切る人、削る人、塗る人、包む人。

シンプルな形状に、信じられないほどの人の手が加わっています。

 

 

お箸はあって当たり前の道具。

誰が作っているか、どこで作っているかを気にする人は少数です。

私たち自身で「伝える努力」をしなければ、誰にも気づかれることなく消えてしまいます。

「拝啓」は、竹のお箸の良さやその生産背景が綴られた、ヤマチクからの「お手紙」そのものです。 

 

▼「拝啓」はこんな場所

「お箸をどう選んでいいかわからない」

お客様からそんな問い合わせを多くいただきます。

 

ヤマチクのお箸は250種類以上。

太さや長さ、形や塗装が変われば、その使い心地は大きく変わります。

 

「拝啓」では全てのお箸を試して、お客様にぴったりの1膳をお買い求めいただけます。

また、様々なギフトシーンに併せてお箸もご提案します。

「名入れ加工」や、「拝啓」オリジナルの可愛いラッピング、さらにはオリジナルレターセットに至るまで、お客様の気持ちを届けられるサービスが満載です。

 

 

お箸は毎日使う身近な道具。でも、その製造工程を見たことのある人は稀です。

「拝啓」はファクトリーショップ。その名の通り工場に併設しているので、原材料である竹の加工から、お箸の成形や塗装、パッケージに至るまで、竹のお箸ができるまでの全てをご覧いただけます。

竹のお箸作りの全工程を見られるのは、日本でヤマチクだけ。

お箸を生み出している職人達に、製造の「こだわり」を直接聞いてみてください。

いままで当たり前にそこにあったお箸に、愛着が沸いてくるはずです。

 

 

お箸作りを体験できるワークショップも定期的に開催予定です。

「お箸削り体験」や「色塗り体験」など、見るだけではわからない職人の技術を、体感することができます。

 

 

お箸の魅力が最も伝わるのはお食事のとき。「拝啓」にはカフェスペースも設置します。

気になるお箸の持ち心地や口当たりを、ぜひ体感してください。

目玉メニューは「お箸で食べるスイーツ」

南関町の名産「南関素麺」や、南関町のおやつの定番、橋本製菓さんの「黒棒」を使って、おしゃれなスイーツを開発しました。

 

自分にぴったりのお箸を選び、食事で試し、作り手とも対話ができる。

「拝啓」を訪れれば、お箸の全てがわかります。

 

▼「拝啓」は、南関町の未来への手紙

「何もない」と言われる南関町。

そんな南関町の「何か」に、ヤマチクはなれないだろうか?

 

そう考えた私たちの答えが「拝啓」です。

地元の若い人たちが「あなたの地元には何があるの?」と聞かれた時に自慢できるお店にしたいと心から思っています。

 

 

提供したいのは、遊ぶ場所だけではありません。

「南関町に住み続けたい」若い人たちにそう思ってもらうためには、「楽しく働ける場所」も必要です。

 

やりたいことを志して、南関町を離れる。これは止めようがありません。

しかし私たちは「やりたいことが地元にない」を1つでも減らしたい。

南関町に拠点をおきながら世界とつながるヤマチクだからこそ、提供できるキャリアがあると信じています。

 

2019年に自社ブランドを作り、ヤマチクでできる仕事の幅は大きく広がりました。

「拝啓」という拠点ができれば、より一層チャレンジできる環境が生まれます。

 

「ヤマチクで働いているママが自慢」。お箸屋さんで働く、元保育士・3児の母の原動力

 

ヤマチクが担うべきは、お箸文化だけではありません。

地域の未来も担わなければ、持続可能なお箸作りは不可能です。

もはやお箸作りだけではなく、「まちづくり」も仕事になった。

そう痛感しています。

 

 

それは1企業が担うには、あまりにも大きな仕事。

しかし今何もしなければ、若い人が南関町からいなくなる未来は避けられません。

 

微力ではあっても、無力ではない。

私たちはそう信じて「拝啓」プロジェクトに社運をかけて取り組んでいます。

 

たくさんの若い人たちが南関町に魅力を感じ、この町で営みが紡がれていく。

 

ヤマチクが「拝啓」で綴りたいのは、そんな南関町の未来です。

プロジェクト実行責任者:
山﨑 彰悟(株式会社ヤマチク)
プロジェクト実施完了日:
2023年11月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

 「拝啓」の改修費用の一部  「拝啓」の什器および備品の購入費用

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
飲食店営業許可は2023年11月8日までに取得予定です。
リターンを実施する上で必要になる資格や許認可について
飲食店営業許可は2023年11月8日までに取得予定です。
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は、金融機関からの借り入れおよび自己資金、事業再構築補助金にて補填します

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リターン

3,000+システム利用料


お礼のお手紙+還暦タオル

お礼のお手紙+還暦タオル

・拝啓スタッフから心を込めて、感謝のお手紙をお送りします。
・オリジナルのタオルもお送りします。2023年10月に実施した、拝啓のオープニングイベント「還暦祭」のオリジナルタオルです。ヤマチク創業時の「山﨑竹材工業所」という屋号が入っています。

申込数
23
在庫数
77
発送完了予定月
2024年3月

3,000+システム利用料


お礼のお手紙+オリジナルポストカード

お礼のお手紙+オリジナルポストカード

・拝啓スタッフから心を込めて、感謝のお手紙をお送りします。
・拝啓のオリジナルポストカードを2枚お送りします。実際に拝啓に飾られている絵を、ポストカードにしました。森 博幸さんによる、プロレスをモチーフにした日本画です。竹を担いでいる職人さんをイメージして描かれたそうです。

申込数
13
在庫数
87
発送完了予定月
2024年3月

3,000+システム利用料


お礼のお手紙+還暦タオル

お礼のお手紙+還暦タオル

・拝啓スタッフから心を込めて、感謝のお手紙をお送りします。
・オリジナルのタオルもお送りします。2023年10月に実施した、拝啓のオープニングイベント「還暦祭」のオリジナルタオルです。ヤマチク創業時の「山﨑竹材工業所」という屋号が入っています。

申込数
23
在庫数
77
発送完了予定月
2024年3月

3,000+システム利用料


お礼のお手紙+オリジナルポストカード

お礼のお手紙+オリジナルポストカード

・拝啓スタッフから心を込めて、感謝のお手紙をお送りします。
・拝啓のオリジナルポストカードを2枚お送りします。実際に拝啓に飾られている絵を、ポストカードにしました。森 博幸さんによる、プロレスをモチーフにした日本画です。竹を担いでいる職人さんをイメージして描かれたそうです。

申込数
13
在庫数
87
発送完了予定月
2024年3月
1 ~ 1/ 14

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