先天性門脈シャントで苦しむキキを助けてください

 

 

▼自己紹介

 

数あるクラウドファンディングの中から当ページを見つけてくださってありがとうございます。

初めまして、キキの飼い主の伊藤と申します。宮崎在住の20代です。現在は母と私、そしてキキの三人で暮らしています。

 

キキはヨークシャテリアの9歳の女の子です。食べることがとにかく大好きで、そしていつも私の布団に潜って寝る甘えん坊な子です。

 

本来ならば私たちが責任を持つべきなのは重々承知しています。しかし、お恥ずかしい話なのですが私の学費や母子家庭ということもあって家計が厳しく、医療費や手術費をすぐに用意することができません。キキはたくさんの時間を一緒に過ごしてきた私の妹で、そしてかけがえのない大切な家族です。いま小さな体で病気と必死に戦うキキを、どうか応援してくれませんか。

 

私の枕で寝ようとするキキ

 

一トンの肉を得意げに見せるキキ

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

2023.10.2

キキの様子がいつもと違っていました。いつもなら寝ている時間になっても、ずっと同じところをグルグル回り呼びかけにも反応が無く、なかなか寝付きませんでした。しかし朝には普段の様子に戻っていたため、私と母は各々学校と仕事に向かいました。

ところが、母が帰宅するとキキがぐったりとしていたのです。すぐに近くの病院に連れて行き、そこで門脈シャントの疑いがあると言われ、ＣＴを撮ることができる別の病院を紹介されそこに向かったそうです。その病院で私も合流し、そこで苦しそうに浅い呼吸を繰り返すキキを目の当たりにして涙が止まりませんでした。「高アンモニア血症と肝性脳症を発症している。CTを撮ることができないくらい状態が悪い。今は亡くなる確率のほうが高い。」そう告げられ頭が真っ白になりました。どうして、ついこの間まで元気そうだったのに。

 

高アンモニア血症：肝臓で分解・無毒化されて尿中に排出されるはずのアンモニアが、分解されずに血中に流れ出てしまうこと。

肝性脳症：アンモニアが正常に分解されず蓄積し、脳が有害物質に汚染されること。

 

その夜、ずっとぐったりとしていたのに薬が切れたのか突然ふらふらと立ち上がり、よだれを垂らしながら壁に頭を押し付けて（ヘッドプレスと呼ばれる痛みを紛らわすための行動）てんかん発作を起こし始めました。朦朧としながら足をふらつかせ、徘徊し苦しむ姿を見て、可哀そうで涙が止まらず、どうして代わってあげられないんだろうとそればかり考えてました。

 

2023.10.11

かかりつけの病院では門脈シャントの治療(手術)は出来ないと言われ、専門的治療が可能な大学病院を紹介されました。

エコーなどの検査の結果、先天性門脈シャントと診断されました。

 

 

ーーーー門脈体循環シャント(PSS)とはーーーー

肝臓に流入するはずの門脈血流が肝臓を迂回して全身循環に流れ込む血管奇形の病気です。門脈は、消化管から吸収した栄養分や腸で発生した有害物質を肝臓に運ぶための血管です。門脈血中には肝臓や全身に必要な栄養分や全身に悪影響を及ぼす有害物質が非常に多く含まれています。先天性PSSではこの門脈血が肝臓をバイパスして全身に流れることによって、肝臓が成長せず、また有害物質を無毒化することが出来ないため、有毒物質が全身に流れてしまいます。先天性PSSの症状が重篤な場合には、肝性脳症という神経症状を示し死に至ることもあります。（図1）

先天性と後天性に分けられます。（＊先天性とは、生まれつきの疾患と言うことです）

図1

正常な犬や猫の門脈と大静脈の関係門脈は、必ず肝臓に入るため、消化管で発生した毒素は肝臓で解毒されるため、全身に毒素が回ることはない。

先天性門脈体循環シャントのイメージ門脈血の大部分が大静脈（体循環）に流入する。 その結果、肝臓に栄養がいかず肝臓は小さくなる（小肝症） また、毒素（アンモニアなど）が肝臓で解毒されずに 全身に流入するため、神経症状（肝性脳症）がでたり、 尿中にアンモニアが高濃度に排泄されるため、尿酸アンモニウム結晶 による膀胱結石などが引き起こされる。

https://www.cc.miyazaki-u.ac.jp/vmthl/owner/a01.html

上記URLより引用させて頂きました。

 

門脈体循環シャントの治療には、内科的治療とシャント血管を閉じる外科的治療があります。内科的治療は、輸液療法食事療法肝保護剤などの投薬肝性脳症の治療などがあります。内科的治療は、手術の前後や手術を行うことが困難な場合に選択されます。先天性門脈体循環シャントの根本的な治療は、手術によるシャント血管の閉鎖です。この手術は、長期間の計画で複数回に分けて行う場合もあります。犬や肝臓の状態、手術時の門脈の圧力、治療後の経過などにより治療計画は異なってきます。手術は難易度が高く、特殊な設備等も必要となるので、二次診療施設や手術経験の多い病院に紹介されることもあります。手術時または手術後に起こりうる合併症についても説明を聞き、獣医師としっかり話し合い、治療方針を決めることが重要です。 

https://www.fpc-pet.co.jp/dog/disease/455

上記URLより引用させて頂きました。

 

CT検査の結果、キキは外科手術適応で根治の可能性があると言われました。

 

キキに手術を受けさせて元気になってほしい。しかしその思いとは裏腹に、すぐに数十万円もの手術費用を用意することができず、このままだと実現できるのはいつになるか分からないのが現実です。もっと裕福な家庭にもらわれていたら...なんて考えてしまうこともありました。でも今やるべきことはキキのために何ができるか考え続けることだと気づき、そしてこのready forと出会いました。

 

 

▼経過

 

2023.10.2

 

血液検査の結果です。アンモニアの数値が高くなっています。

基準値が「１６～７５」なのに対し「６０１」という異常な数値になっていました。

高アンモニア血症と肝性脳症を起こしていて、よだれを垂らし痙攣も起こしていました。アンモニアの数値を下げるため点滴と便を出すため浣腸をしました。ぐったりとして動かなくなったキキを見て、何としても助けたいと思いました。その病院ではCT検査が出来ないので、ぐったりとしたキキを連れて紹介されたCT検査が出来る病院へと向かいました。しかし、あまりにも状態が悪くすぐにはCT検査を受けることが出来ませんでした。しばらくは点滴と内服で回復を待ってから検査をすることになりました。

 

 

 

 

2023.10.3/4

水分摂取のための皮下注射を行い、アンモニア値を下げるための薬（シロップのような薬）と抗てんかん薬を処方してもらいました。

それでも状態が回復せず、他に何か治療が出来ないかとサードオピニオンを受診しました。そこでもやはり門脈シャントの疑いが強いと言われ、専門的治療を行うことができる大学病院を紹介されました。

 

 

2023.10.11/13

大学病院を受診し検査の結果、先天性門脈シャントと診断されました。そこで手術適応か判断する為にCT検査を受けることになりました。大学病院は改修工事の為にCT検査が行えず、他の病院に検査を外注することになりました。外注の為すぐには検査を受けることが出来ず、それまでの内服継続に加え、体に負担の少ない低タンパク質の肝臓サポート食を始めました。食事で摂取したタンパク質が分解されアンモニア濃度が高くなってしまうので、あれだけ大好きだったご飯の食いつきも悪くなってしまい食後はよりぐったりしていることが多くなりました。

 

 

2023.10.20  /11.6

CT検査を受ける前に、嘔吐と痙攣があり病院を受診しました。同じく薬を処方してもらい、肝臓サポート食を続けました。キキの好物であるサツマイモをフードに混ぜて、少しでもご飯が食べれるようにしていましたがそれでもやはり、いつもぐったりとしていて寝ている時間が多くなりました。

 

 

2023.11.4

体調が少し安定しCT検査を受けることになりました。CT検査には全身麻酔が必要でした。以前、子宮蓄膿症の手術を受けた際の麻酔後の辛そうな様子を思い出すと心配で心配で仕方なかったです。無事に検査を終えることができ本当に良かったです。後日大学病院へ結果を聞きに行くことになりました。

 

 

2023.11.16/17

少し安定したかと思っていたキキの体調が、突然悪くなりました。嘔吐を繰り返し、ずっと体は震えていて軽度のけいれんを起こしていたのだと思います。食欲も全く無くなってしまい、あれだけ大好きだったサツマイモも食べませんでした。すぐに次の日に病院へ連れて行ったところ、いくらか体調は回復しました。また、新しく肝臓サポートのミルクとウエットフードとサプリメントを紹介してもらいご飯も何とか食べてくれました。

 

担当医と手術についてのお話もしました。

 

まず、「万全の状態で手術に臨むためにも体調を安定させなければならないから、二週間後に手術を行いましょう。」と言われました。現時点での手術予定日は１１月２８日に決定しました。傷口が小さく術後の早期回復が見込める、腹腔鏡手術を行う予定です。

 

そして、「キキちゃんのシャント血管を見てみるとおそらく一回の手術で終えることができるでしょう。」と言われました。もう少しシャント血管が短かったりすると、生まれてすぐ症状が出て手術が必要になってくるが、キキの場合は血管が長いため９歳になるまで症状が出なかったのだと推測されるそうです。でも、もしかしたら私たちが気づける前から苦しかったのかもしれないと思うと、もっと早く何かできたのではと後悔の念でいっぱいです。本当にごめんね。

 

そして最後に手術のリスクについての説明もありました。結紮後発作症候群という発作が５％の確率で起こるリスクがある、もし起こってしまったらそのまま亡くなることが多いと言われました。

 

あくまで可能性の話だと頭ではわかっていても、このまま手術を受けさせるのがとても怖くなりました。しかし、キキがまた元気に走り回ってるところやおいしそうにご飯を食べる姿をまた見たい、これからもずっと一緒にいたい、それが今の一番の気持ちです。

 

いまキキは、シロップ薬と抗てんかん薬、抗生物質そして肝臓サポート食を病院から処方してもらっています。

 

その他診察料なども含め現在までの時点で、２２５,０１１円の医療費がかかりました。また、手術の費用は４８万円で合併症が起こるとさらに増えるかもしれないと担当医から伺いました。そこで大学病院での医療費とCT検査費用とready for の手数料である12％を計算して、目標金額は7６万円とさせてください。

 

※目標金額を達成しないと資金が振り込まれない方式であるため、目標金額は合計金額より低めに設定させていただいております。

 

〇目標金額　　　　　　　　　　 760,000

〇手数料　１２％                  ー 91,200

〇早期入金オプション   　      ー  30,000

〇税　１０％                        ー  12,120

　

振込金額 626,680円

 

◇手術までにかかった大学病院での医療費＋CT検査費用：142,280円

◇手術費用＋入院費＋病理検査＋万が一の輸血費用：４８万円

 

合計622,280円

 

プロジェクト終了前に手術を行う予定が決まったため、手術費用はなんとか借り入れをして用意しました。しかし、お恥ずかしい話ですが返済はこのままだとかなり厳しいのが現実です。このプロジェクトが未達成となった場合、１円もお金が入らなくなってしまいます。

どうか、みなさまの温かいご支援を、そしてキキの未来を守っていただけませんか。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

医療費、手術費のご支援をお願い致します。皆様から頂いた資金は全てキキのために使わせていただきます。

考えたくはないですが、もし万が一キキが亡くなってしまった場合も、頂いたご支援はこれまでの治療費に充て全てキキのために使わせていただきます。

 

 

こうしてみなさまにご支援をお願いしていることを飼い主として不甲斐なく思う反面、いま私にできることを精一杯行うことで絶対にキキの命を救うことを諦めたくないという強い心を持って行動しています。

 

また、こうやって情報を発信することで同じ病気で苦しんでいらっしゃる方々の、何か助けになればいいなと思っています。より多くの人にこの病気のことを知っていただけたら幸いです。

 

最後になりましたが、ここまで私たち家族の思いや願いを読んでくださりありがとうございます。どうか、キキの命を助けるためにお力添えのほどよろしくお願いいたします。

 

 

文責：伊藤麗乃

 

 

2023.12.12追記

【インスタグラムを始めました】

 

 

 

 

 

 

https://instagram.com/kiki____0531

 

すこしでも沢山の人にキキのことを知ってもらうために始めてみました！ぜひ拡散していただけると幸いです。

 

〈ご支援にあたっての注意事項〉

▶１．ペット保険について

ペット保険による補償の有無：なし

 

▶２．万が一の場合の代替の資金用途について

万が一、キキが亡くなってしまった場合、いただいた支援金については、返金はせずこれまでの治療費に充てさせていただきます。

 

▶３．問い合わせ先について

本クラウドファンディングに関するお問い合わせは以下までご連絡ください。

メール：renokiki0816@gmail.com

 

▶４.掲載している資料について

ページ上に掲載している診断書や診療明細などの資料は全て動物病院から掲載の許諾を得ております。

 

▶５．治療方針などが変更になった場合について

プロジェクト実施完了までの間に、治療方針や治療の要否に変更が生じた場合、支援者の皆様、READY FOR事務局に速やかにお伝えします。

 

▶６．READY FOR事務局からのご連絡

ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関しては、以下のガイドラインもご確認ください。

 

【ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関する当社の考え】

https://legal.readyfor.jp/guidelines/launching_project/pet_care/