移動花屋とセラピー犬で、高齢者の孤立と孤独をなくしたい

▼目標達成のお礼とネクストゴールについて

 

 

 

▼自己紹介

滋賀県守山市で令和5年6月２日から花屋を運営しているflower shop花の森　オーナー吉瀧杏佳です。

花の森は守山駅から車で10分の場所にあり、珍しい切花や観葉植物、ドライフラワーを中心に販売しています。

スタッフは私と看板犬一匹、お店は約６畳の小さな花屋です。

　

花を買うためだけではなく、新しい植物との出会いや看板犬と過ごしていただく時間などお話ししながらゆっくり楽しんでいただいています。

今回私が挑戦したいのは、花を買いたくても買いに行けない高齢の方たちへお花を届ける移動花屋についてです。

 

移動花屋に対する想いを動画でお話しさせていただいています。

ご覧いただけますと嬉しいです。

 

 

 

▼プロジェクトを始めたきっかけ

 

●移動花屋をしたいと思った経緯

独立前、花屋に勤めていた際に高齢のお客様から花屋に行きたくても、なかなかいけないというお話しを聞くことが多かったです。

具体的には

・家の近くに花屋がない

・花屋まで行きたくても体に負担となり花屋へ行けない

・大切な人へお花を供えたくても花を買いに行けず供えられない

このようなお声を聞くことが多くお花を必要としている方へどうすればお届けすることができるか考えるようになりました。

 

そして、私の祖母が旅立ってしまったときに感じたことが「移動花屋をしよう。」と決意する大きなきっかけとなっています。

祖母は認知症となり介護施設で生活を送っていました。日に日に笑顔が少なくなり、家族のこと、私のことも思い出せなくなり、会いに行っても泣いている祖母のそばで、一緒に泣くことしかできない、そんな泣いてばかりの毎日を送っている中、祖母は旅立ってしまいました。

 

祖母が旅立ってしまったとき、泣いてばかりいた祖母の姿が頭から離れず

「私に何ができたんだろう。」「おばあちゃんはどんな気持ちで毎日を過ごしていたんだろう。」と何度も何度も考えました。

私が祖母の為にできたこと、祖母のように毎日の楽しみが少なくなり笑顔が少なくなってしまった方へ

「もしお花の一輪でも届けていたら、私のことはわからなくても一瞬でもお花を見てきれいだな、と笑顔になってもらえていたかもしれない。少しでも明るい気持ちになってもらえていたかもしれない。」そう思いました。

施設や病院で生活を送っている方へお花を届けることで、一瞬でも笑顔になってもらえるきっかけになりたい。

毎日の見え方が少しでも変わったり、楽しみの一つとなれるようなそんな花屋になりたい。

そう思い移動花屋を行いたいと志しました。

 

 

 

●花を買いたくても買うことができない理由の本質

花を買う方法として、花屋以外に花が売っているスーパーやホームセンターの利用、もしくはサブスクや通販とネットを利用した購入方法も広がりつつあります。一方で、ネットを利用せず周りに花を売っている店がない高齢の方は花を買う手段がありません。

ですが、高齢の方は日常の楽しみとして、お供えとしてお花を必要とされています。

 

『ネットを利用せず周りに花を販売している店がない高齢の方は花を買う手段がない』これこそが課題の本質だと考えました。

 

 

●花のもつパワー

お花を買うというのは単に物を買うことではなく、自分の好きな花を選ぶ楽しさがあったり、家にお花を飾ると日常の小さな幸せにもなります。そして、大切な人へ想いを伝える、そんなパワーもあります。 大切な人へ想いを伝える手段にもなる。だからこそお花を必要としていても買いに行くことができない高齢の方へ花を届けて少しでも日常の楽しみが増えるきっかけをつくりたいです。

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

●高齢者施設向けの移動花屋

移動花屋の具体的な活動はデイサービスにて、運動会や誕生日会などのイベントでの移動花屋や、ケアハウスでのお花の移動販売です。

ケアハウスさんでの移動花屋の様子はこちらの動画をご覧ください。

 

アミンチュ公式チャンネルより（琵琶湖放送での放送日は12月下旬予定）

 

移動花屋用の販売車は、接客カウンターがついていたり、水回りの設備が整った車を使い、お花をたくさん積んで向かいます。施設ではテーブルや椅子を並べ、移動販売車にはハンギングの観葉植物などを吊るし心がときめくようなディスプレイを行い、まるで花屋に来たかのように感じてもらえる空間を作ります。

 

●資金の使途

花の森が移動販売車を購入させていただきます。

・移動販売車の購入200万円

・返礼品準備金30万円

・クラウドファンディング手数料20万円

 

●滋賀県内での移動花屋への期待

flower shop花の森のある滋賀県内には、入居型の高齢者向け施設が400施設以上あり、日帰り型も500施設以上存在します。そしてそれぞれ1万人以上の利用者の方がおられます。

近隣の高齢者施設の方々に移動花屋についてお聞きしたところ、

以下のようなメッセージをいただきました。

 

「人が減り、高齢化が進む」という時代が進む中、社会福祉法人慈惠会の事業は一人ひとりのご利用者のためにあり、地域社会をよくすることを目的としています。元気にくらし続けていただくために、当法人のスタッフだけではなく多様な関係者様のお力添えが欠かせません。ケアハウスでのお花の移動販売や、デイサービスでのアレンジ教室などを行っていただくことができれば利用者さんにも喜んでいただくことができ笑顔に繋がると思います。犬がお好きな方も多いので、セラピー犬も是非一緒に来てもらえたら嬉しいです。そして、地域の方との繋がりがより深まることを期待しています。応援しています！

社会福祉法人 慈惠会 ゆいの里　廣田理事長様

 

 

「花はほとんどの人がお好きで、見ると癒される存在だからこそ移動花屋さんを通して身近に花とふれあうことができれば、より高齢の方にも笑顔になってもらうことができると思います。高齢の方の場合、ペットを亡くしてから最後まで面倒を見ることが難しい可能性を考え犬を迎えたくても迎えられない方も多いので、セラピー犬がいてくれたら心の支えになると思います。素敵な活動を応援しています。」

NPO法人 宅老所 心 理事長 村田 美穂子様

 

 

「施設では出会う方々が、最期まで自分らしく人生を歩んでいただくことを目指しています。吉瀧さんとお話をする中で、最期まで自分らしくあってほしい。その為にお花やセラピー犬をきっかけに笑顔になってもらい楽しみを増やしたいという想いに共感しました。お花がお好きな方は多く、癒しを感じてもらえたり、笑顔になってもらえるきっかけになると思います。施設に通う方、生活される方の中には、お家で犬を飼っておられた方もいらっしゃるのでセラピー犬にも来てもらえたらとても喜ばれると思います。頑張ってください！」

特定非営利活動法人　ゆうらいふ　常務理事 花梨事業部 部長　小規模多機能/ぐるーぷほーむ花梨 管理者 津田征志様

 

 

『元気と笑顔、日常に彩りをお届けします！』と掲げ、福祉ネイリストとしてご高齢者や障がいをお持ちの方へ訪問活動させていただいています。ネイルもそうですが、必ずしも生活に必要ではないかもしれない。でも、余白を楽しむという部分がどれだけ暮らしを豊かにするかという事を感じています。暮らしを豊かに彩り、そして笑顔にさせるチカラをもつ移動お花屋さん。看板犬も一緒に訪問していただくという事でたくさんの利用者さんの笑顔が浮かびます。いつか一緒に訪問させていただく日が来る事を楽しみにしています。応援しています！

訪問ケアネイルlian 井乃口佳代様

 

 

 

 

▼ネクストゴールについて

●アニマルセラピーにも挑戦したい

移動花屋で目標金額を達成できた場合は、ネクストゴールとしてアニマルセラピーにも挑戦します。

 

●アニマルセラピーとは

動物と触れ合うことで癒しを感じてもらう活動で認知症の方にも効果的であることが承認され高齢者施設や病院でも導入されているセラピー活動のことです。セラピー犬としての認定試験に合格し、飼い主はアニマルセラピストの資格を取得することで活動ができます。

 

アニマルセラピーとして活動しているセラピー犬の様子をこちらよりご覧いただけます。

https://www.nichiigakkan.co.jp/service/dog/dogtherapy/

※株式会社ニチイ学館様に掲載の許可をいただきました。

 

●活動内容

移動花屋を行う際にご希望いただた場合、セラピー犬と共に訪問します。花をお届けし、セラピー犬と触れ合ってもらうことでより癒しを感じてもらえたり日常の楽しみを増やすことが目的です。

 

 

▼必要な経費とスケジュール

●必要な経費

 

 

 

●プロジェクトのスケジュール

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

●展望・ビジョン

●叶えたい未来

移動花屋を行うことによって花をきっかけにたわいもない話をして笑ったり、花を見て笑顔になってもらいたい。そしてセラピー犬と触れ合うことにより癒しを感じてもらいたいです。その時間を「楽しい」と感じてもらえることで、少しでも毎日の暮らしの中に楽しみが増え、明日がより楽しみになるきっかけになれたら嬉しいです。誰もが生きていれば高齢者となり、できることが少なくなる一方で高齢者の生活だからこそ楽しいこともある。そんな社会なら、今より多くの人が最後の最後まで自分らしく人生を歩めるんじゃないかと思いました。1人でも多くの方に最後の最後まで自分らしく生きていただけるための方法として、楽しみを感じてもらえる選択肢の一つに移動花屋が存在できれば嬉しいです。