所有からシェアへ。ドッグ用品・老犬介護用品のレンタルを始めたい

シニア犬をターゲットにしたメディアをはじめて16年

これからは所有からシェアする時代へ

こんにちは、シニア犬メディアぐらんわん！（有限会社KAIGAN発行）編集長の中村です。

2008年、シニア犬と飼い主さんを応援する架け橋となるフリーマガジンを創刊して今年で16年目を迎えました。

2019年には、マガジンの内容が実店舗で体験できる体験型ドッグカフェ「meetぐらんわん！」を東京都世田谷区用賀にオープン。

ぐらんわん！が考える体験型ドッグカフェとは、愛犬が年を取るにつれて不安なことを相談したり、現在介護中の方やお家にばかりいる老犬たちがリフレッシュするために、気軽にお茶でも飲みながらコミュニケーションを取れる場として、また、一般の店舗や通販ではできない取り組みとして、犬の介護用品の試着ができる場として運営してきました。

店頭には、わたくし編集長自らが立つことによって、老犬介護の現場を見聞きし、取材し、よりリアルなメディアとして展開を広げています。

オープンから4年半。

早々にコロナ禍も経験した中で上がった課題として、ハイシニアを連れて気軽に訪問できないという問題でした。

電車で2時間かけて来店する方や、中には車で6時間かけて来られた方もいらっしゃいました。車で家族みんなでご来店できるのが一番なのですが、中には、ハイシニアの愛犬を店頭に連れて来ることが大変だからと、飼い主様だけでグッズを見にくるケースも。

本来の試着目的が果たせないことも度々ありました。

その中で、多くの飼い主さんから「犬の介護用品は高い」というお声が度々上がります。接客していて、“このわんちゃんにはこのグッズが今すぐ必要だな”と、思うことはありますが、購入されずにサイズだけ確認して検討する人も多くいらっしゃいます。

かつての自分もそうでした。

愛犬が病気になり、快適に過ごさせてあげたいと思いつつも、悩んで悩んでようやく購入する決意ができたのに、商品が届いて3日後には旅立ってしまったという経験。高価な介護グッズを、あとどのくらい使うのだろうと悩む時間の方が長くて、使う時間が短かったという経験。

そういった経験から、たくさんの飼い主さんが無理なく利用でき、かつ、シニア犬たちも快適な時間を過ごすことができる・・・そういった取り組みが必要だと実感しました。

犬用品のレンタル・老犬介護グッズのレンタルサービスと

専門家が訪問しサポートするサービスも付帯

犬の身体のサイズは同じ犬種でもバラバラです。既製品がフィットせず、通販で買ったけどサイズが合わなくてタンスの肥やしになることもしばしば。そこで、新品を購入するためにサイズを確認するための短期レンタルから、買わずにいろいろなグッズをレンタルできるサービスを開始します。

レンタル商品のラインナップは、老犬介護の経験者さまとの座談会や、ぐらんわん！読者さんのご意見などを交え、実用的にあって良かったものを揃えていきたいと思います。そして、グッズだけでなく、シニア犬をターゲットにしたメディアだからこそ蓄積された情報もご利用者のみなさまとシェアしていければと思っています。

さらに、グッズを単にレンタルするだけでなく、老犬介護士やペットシッター、動物看護師などの専門家がお宅へ訪問し、介護のアドバイスやシッターをするサービスもオプションで付帯。借りた介護用品の使い方がわからない、おうちで介護のやり方がわからない方のサポートも行います。まずは関東限定で考えていますが、いずれ、サービスの地域を広げ全国的にサポートを行うことを考えています。

いずれは犬の介護をゼロにしたい

愛おしい愛犬が毎日笑顔で過ごせることを願って

一番の目的は犬の介護をゼロにすること。6年前、ぐらんわん！創刊10周年の時に、「犬の介護をゼロにする7つの習慣」を出版しました。その時もこちらのクラウドファンディングでみなさまからのご支援を受け、今に繋がっています。

その頃よりも現在は画期的な介護グッズも登場し、寝たきりの犬や病気の犬がより快適に過ごせるようになっています。使えるものはどんどん使って欲しい。そして、笑顔で愛犬を看取ってあげられる日常をサポートしたい。それが私の一番の願いです。