【第二弾】一頭では終わらない、殺されてしまうジャージー牛を助けたい

今、これを書いてる現在、支援者数20名で34万3千円のご支援を頂いております

 

ありがとうございます

 

訪問者数も900名を超えました

 

自分だけの力じゃ900名に「こんなことやってます」と伝える事は到底不可能です

 

周りの協力あってこそだと思っております

 

前も書きましたが、同じ人が二回このページを見てもカウントは増えません

 

確実に900名の方にジャージーの現実を届けられていると思います

 

残り期間、10日になりましたが目標金額には、まだまだ届かない状況です

 

最後まで諦めず、活動報告を書いたり動画を撮ったりしていこうと思います

 

最近ちょこちょこ「動画見てるよ」とか「活動報告みてるよ」と言われるようになりました

 

YouTube動画やってます

 

見てない方は是非、YouTubeで「富永翔太郎」と検索して下さい

 

クラファンを機にインスタも始めました

 

インスタやってる人はフォローお願いします

 

こっちも「富永翔太郎」で検索して出るんかな

 

アカウントは「newfarmstyle」なので、名前で検索して出なかったら、こっちで検索してみて下さい

 

インスタやってない人もますよね

 

僕もこの前までやってなかった

 

フェイスブックもしだしました

 

昔はやってたんですが、７年くらい放置してました

 

フェイスブック派の人は検索してみてください

 

で、この前、活動報告で書いたら、ちょっと反響のあったジャフの話をしよう（前置きが長くなった）

飯田山の悲劇

御船町に飯田山って山がありまして

 

昔々、金峰山と背い比べをしたんだとか

 

両方の山のてっぺんに雨どいを置いて、そこに水を入れる

 

水は高い方から低い方へ流れるから、金峰山がヨイショヨイショと背伸びをした

 

すると、雨どいの水は飯田山の方へ流れる

 

飯田山も負けじと背伸びをする

 

すると雨どいの水は今度は金峰山の方へ流れていく

 

金峰山がヨイショヨイショ、飯田山がヨイショヨイショ

 

両方の山のてっぺんに置かれた雨どいの水は右へ左へと流れては戻り、流れては戻りを繰り返す

 

何度か水が往復した所で、とうとう飯田山は「もうこれ以上は無理じゃー」と弱音を上げ、雨どいの水は飯田山の方へと流れていってしましましたとさ

 

それで飯田山には大きな池が出来ましたとさ

 

金峰山665m飯田山431mなので金峰山の勝ちやね

 

で、今日はその飯田山でジャフ呼んだ話

 

またまた前置きがなげーな

 

飯田山の上の方に神社あるもんね

 

知ってる人いるかな

 

その裏にめっちゃ狭い道あるんだけど

 

行ったことある人いるかなー、すごい狭い

 

神社か寺か分からんけど

 

その寺の裏の道ってか下の道、寺をコの字状に囲んでる道で落ちました

 

コの字はむずいよ

 

自動車学校でやるあのクランクと一緒だけど、同じ方向に曲がるバージョン

 

落ちたは良いんだけど（良くはないけど）

 

よくあるんだけど、大体もがいたら悪化するもんね

 

で、ジャフ

 

ジャフを頻繁に呼ぶので電話番号覚えてます

 

＃8139

 

この前、熊日のライターさんが牛舎の裏でハマった時も「ジャフの番号分かります？」言うて教えてあげた

 

で、ジャフに言うた

 

「あのクレーン車みたいなので来たらいかんよ、道せまいけん」

 

「ジャフのランクルあったろ、あれで来なっせ」

 

深夜２時くらいかな

 

友達二人乗せて脱輪

 

足掻くは足掻いてみたけど、例のごとく悪化

 

これ以上は無理でしょうて角度でジャフ待ち

 

やってきたよ、最初、人だけ歩いてきたもんね

 

え、なんで？と思ったら

 

「入れるか心配だったんで見にきました」と

 

入れるて言うたがな

 

僕の車、入ってるんだから

 

ジャフのランクル70でしょ

 

僕の方が車幅広いから

 

そしたら、ジャフさん歩いて車を取りに戻って、車でやってきました

 

ガウンガウン揺れながら

 

見てるこっちが「おぉぉぉ」てなる悪路

 

ジャフ車が踊ってた

 

そんな道を僕らも通ってきたのね

 

で、フロントにウィンチついてるのね、ジャフの70

 

それで引いて救出完了だろうと思ったら

 

ダメです、と

 

崖から落ちてる（落ちようとしてる）車にウィンチかけて、そいつが落ちたらジャフまで引きずりこまれるのでダメです、と

 

なんしぎゃ来たつな（※何をしに来られたのですか）

 

なら、ジャフが落ちんように、後ろをワイヤーで木に引っ掛けときなっせ、と僕

 

ダメですと

 

【救助車、ジャフ、木】が一直線上にあれば良いですが、ない場合、力が横にかかりジャフが崖から落ちますと

 

あー、確かに

 

言ってる意味は分かる

 

高校かな、物理で習ったもん

 

なら、分かったと

 

ワイヤーでジャフと崖落ち車を繋いでジャフ、バックしなっせ、と僕

 

ダメですと

 

最初の理由と同じで、崖落ち車がバランス崩して、崖落ちだしたら、ジャフも引きずりこまれて落ちます、と

 

なんしぎゃ来たつなーーーーー（※何をしにいらしたのですか）

 

ダメダメ言ってないで、代替案をだしなさいよ、と僕

 

右前から崖に落ちて左後ろのタイヤが浮いている

 

バックしようとしても、浮いたタイヤが地面を噛んでないのでトラクション（荷）がかからず、下がれない

 

右後ろのタイヤは接地してるが、左後ろが空転してるので、そっちに力が逃げて、右後ろは回ってない（ディファレンシャルギアのせいで）（僕の車センターデフロックしかついてなかった）

 

皆んなで車の左後ろに乗って、揺らして、左後ろのタイヤを接地させましょう、とジャフ

 

そんなんで接地するかいな、と思ったけど、それしかしてくれんなら、やってみましょう

 

めっちゃ傾いた運転席に乗り込む僕

 

左リアバンパーに乗る友達二人とジャフ一人

 

僕がバックにギアを入れて下がろうとすると三人がバンパー上でジャンプジャンプして、タイヤを接地させようとしてくれる

 

でも、結構な角度で崖に頭突っ込んでる車の左リアタイヤは、男三人が踊っても一瞬も接地することはなかった

 

でよ、ここからどうすると

 

ジャフって呼んだら最後に毎回サインするのよ

 

ガス欠でもレッカーでも

 

で、今回

 

《救出不可》にチェック付けてある伝票にサインしました

 

そんな項目あるんだね

 

結構、みんな救出不可やってるから、その項目出来たんだろね

 

みんなやるね

 

こんな山道で救出不可って帰られても、どうする事も出来んよ

 

ジャフに下まで乗せてってもらいました

 

ジャフの70ってあれ二人乗りなんよ

 

後ろ、救出用の荷物がいっぱい

 

でもジャフ以外に人間が三人いる訳で

 

一番でっかい友達が助手席に乗って

 

僕ともう一人は荷室でコの字状になって乗ってました

 

コの字の道で崖から落ちて、コの字になって山から下りた

 

先述の通り、道がガウンガウンなってる訳で

 

そんな中、シートもない荷室でコの字状で乗ってて

 

多種多様の救助道具と共にダンシングしながら下山しました

 

で、崖落ち車、そのまま捨てる訳にはいかんたい

 

寺の下で崖に突っ込んだ状態で廃車って訳にもいかんのよ

 

最終兵器、父にお願い

 

土木屋さんしよる友達に頼もうかと思ったけど、ユンボとか入って行けない道幅だもんね

 

小さいユンボなら行くけど、小さいと引けんもんね

 

最後の望みの《父》降臨

 

似たような四駆に乗ってたから、父「それで助けに行くぞ」と

 

僕「無理無理、ミイラ取りがミイラになるよ」と

 

父「お前の車が入ったんなら、行けるどたい」

 

山の麓までジャフで下山した僕ら三人を乗せて、今度は父の車で登山

 

でも、道幅がやばいので、ジャフ同様、手前に車を停めて、足で登山

 

（この時点で3,400文字いってるけど、数回に分けるのも面倒なので、最後までペンを走らせます）

 

早朝、５時くらいかな

 

大人４人で登山

 

すれ違うガチ登山の老夫婦に「おはようございます」と挨拶され、挨拶を返す

 

その後、またモクモクと登山

 

寺が見えた、崖から落ちてるはずの僕の車がない

 

あれ、下山して登山してるすきに、落ちていってしまったか

 

あの時は焦った

 

走ったよね、僕一人だけ

 

だって、そこにあるはずの物がないんだから

 

走って走って、あるはずの物が見えた時は嬉しかった

 

心の中で「あったぁぁぁぁ」と叫んだ

 

で、現場確認して父とMTG

 

10輪ダンプとか借りてきて引くか、と父

 

道幅が狭くて10輪は入れない

 

トラクターで引いても上がるだろうけど、道が狭くてトラクターも入らない

 

ホイールローダーなら引けるかも知れんけど、高さがあるので入ってくるのは厳しいか（木が生い茂ってるので）

 

（※ホイールローダーの写真を探したけど、写真が多すぎてどこにいったか分からないので、クラファン3,000円のリターンの所で妻が乗ってる青い機械がそれです）

 

でも色々言ってても仕方ない

 

選択肢が少なくてもゼロじゃない

 

選択できる肢があるなら、それやってみましょ

 

現場から徒歩で下山

 

父の車で下界まで

 

友人二人と別れ、ホイールローダーと父車で現場へ再び向かう

 

ホイールローダーって道走れるんだけど、小型特殊ってくくりになって、制限速度15km/hなのね

 

うちの牧場から飯田山まで12kmちょっとあるのね

 

はい、「み、は、じ」を使って何分かかるかもとめなさい

 

信号なしでノンストップで行って48分

 

信号あるよね、一時間半くらいかかった

 

今までで一番長距離自走したんじゃないかな

 

で、やっと現着

 

ノコギリ持ってって、屋根に当たる木を切りながら行ったからね

 

もう大丈夫

 

引けば大丈夫だから

 

ワイヤーを崖落ち車のリアフレームにかけて、いざホイールローダーでバック

空転!!!!

まさか、引けないとは

 

引いてダメなら吊って上げるぞと

 

ローダー（ホイールローダーの腕の部分）に掛けたワイヤーを背面タイヤのフレームに掛け上に引き、車体を吊って、道に上げるぞ、と

 

ワイヤーを上に引いていくとーーー

ホイールローダーのケツが浮いた!!!!

厳しい戦いになってまいりました

 

このままここで廃車になる事も頭よぎったよね

 

動かせない

 

救出しようにも助ける車が入っていかないんだから

 

崖落ち車の前にホイールローダーをもっていければ、他にも色々と出来たかも知れないけど

 

今度は後ろから車の右前を引いてみようと

 

右後ろのオーバーフェンダーと言う部品がワイヤーと干渉し、割れた

 

じゃあ、次は左前を引いてみようと

 

直接は引けないので、木にワイヤーを回して、引く向きを変えて引いてみよう

 

少し動いたが、このまま引くと左の崖（石垣が積んである、寺だからね）にリアバンパーが干渉する

 

でも、バンパー割れて助かるなら、そっちが良いでしょ

 

よーし、そのまま引いてくれーーー

 

右前が崖に落ちていた車が少しずつ上がってくる

 

同時に左後ろバンパーが少しずつ割れていく

 

でもね、上がらないと助からないので肉を切らせて骨をなんちゃら

 

ズガガガと嫌な音をたてながら、崖に頭突っ込んでた車が道に乗りました

 

よかったー

 

そのまま安全なとこまでワイヤーで引いていき、無事救出作戦完了

 

上がってきた僕の愛車はボロボロでした

 

でも変わり果てた姿のカイトをゴンが抱きしめたあの感情「戻ってきてくれてありがとう」

キルア見守る中、感動のあのシーンね

 

あんな感じだった

 

何度も諦めかけたけど、最後まで諦めないと奇跡は起こる

 

起こらないかも知れない

 

でも諦めたら絶対奇跡は起きない

 

諦めてたら、車は助からなかった

 

その後、父は一時間半かけて牧場まで戻りましたとさ

 

あとで気づいたのですが、背面タイヤのフレームを吊ったせいで建付けが悪くなり、背面タイヤを開けたら閉まらなくなりました

それも自力で直したけどね

 

上に曲がってたから、下に押し付けたけど、サスペンションが縮んで力がかからんのね

 

意外と難しかったけど、救出作戦に比べると余裕

 

クラウドファンディング残り10日ですが、諦めずにビラ配り、ラインでお願い等々やっていこう

 

今回5,400文字に及ぶ長い活動報告、最後までお読み頂きありがとうございます

 

あと10回しか書けんのか

 

よし、明日も何か書こう