このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています
外国にルーツのある子どもたちが安心して学習できる居場所を守りたい!
マンスリーサポーター総計
プロジェクト本文
▼前回の支援のお礼
過去のプロジェクト
・外国にルーツのある子どもたちが安心して学習できる教室を!
https://readyfor.jp/projects/ABCJapan?sns_share_token=20152b58484e93e8002a
・鶴見に外国につながりのある子どもたちの交流スペースを作りたい
https://readyfor.jp/projects/abcjapan-newspace?sns_share_token
ABCジャパンは、横浜市鶴見区で外国人当事者である日系ブラジル人が中心となって、日本に住んでいる外国ルーツを持つ人の生活の質をより良くする活動を行う団体です。
2000年に活動を開始し、2006年にNPO法人になりました。
拠点を置く鶴見区は、住んでいる人の20人に1人が外国につながる人であり、今では80カ国以上の方が住んでいます。
そこでABCジャパンでは、日本人も外国人も同じ町に暮らすもの同士として支えあうため、様々な事業を行っています。
(地球市民賞の授賞伝達式にて)
きっかけは、ブラジルをはじめとする南米出身の日系人が移住し始めたことでした。
1980年代半ば:南米系の日系人の増加
1990年代以降:「出入国管理及び難民認定法の改正」により多くの南米系の日系人が日本に入国
★このような新しいコミュニティの影響で、在日外国人は仕事や日常生活に関連する様々な問題に直面しました。
- 日本語ができないために地域コミュニティになじむことができない
- 子どもの教育に困難を抱えても学校と十分に意思疎通を図ることができない
など、その困難は枚挙に暇がありません。
当団体の設立者も、外国人当事者として感じた外国ルーツを持つ親子間で生じる言語のギャップ、また日本で定住する際に感じた壁や課題を経験しました。これらの問題を解決し、日本人と外国人の間に友好的な環境を作るべく、ABCジャパンが設立されました!!
よく学び、よく働き、よく遊ぶ
これは私たちの団体をよく表現しており、活動をいつの間にか形成していたやり方でもあります。
2000年に発足したABCジャパンは、団体が身を置いているコミュニティから出た声に応えながら活動していった結果、当初は鶴見(神奈川県横浜市)に住んでいる南米系の日系人の支援が目的でしたが、あれよあれよという間に活動範囲が拡大していきました。
それは「困っている人がいれば、助ける」という気持ちがベースになっています。
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定住外国人当事者の団体のため、子育てを通して感じる親子の悩みに対して理解している
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コミュニティに身を置き、コミュニティの発展とともに団体も発展
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鶴見区やブラジル総領事館と協力した活動の経験
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サポートされるだけではなく、自分もサポートすることができる場所に
コミュニティの人々へのサポートで特に力を入れているのは「子どもの教育保障」です。
私たちは、「子ども」という可能性を持った存在に選択肢を増やすことを目指しています。
また、言葉や文化の壁によって不安やさみしさを抱えている外国につながる子ども達同士が交流して
共に過ごせる場所の提供をずっと続けていきたいです。
母国の中学校を卒業してから来日した子どもや学校になじめない子どもを対象とした活動で、初期日本語や高校進学に向けた勉強ができる場所です。
日本に来たばかりで言葉や文化の壁によって不安やさみしさを抱えている外国につながる子ども達同士が交流して共に過ごせる学習の場を提供しています。
現在、ブラジル・中国・フィリピン・ネパールなど多国籍の子たちが通っています。日本語学習や過去の教科の学習、面接練習による高校受験対策をしています。高校進学希望者は全員高校進学しています。
その他、日本社会を知るきっかけとしての社会見学や近隣高校・大学との交流会、思いっきり体を動かせるスポーツデイも開催しています。
*解決したいこと
ベテランの講師に期間限定である大学のボランティア生やインターンシップ生がサポートに入る形で授業を行っていますが、日本語力も学力も異なる生徒たちが五月雨式に入室してくるので、対応が大変です。
できればもっとそれぞれのレベルに合わせたクラス分けをし、よりきめ細かな指導をしたいと考えています。
地元の小学校の図書室で週1回、外国につながる子どもたちを対象に放課後教室を開催しています。
保護者は、日本で教育を受けていない・日本語が母語でないため、宿題や勉強を家で教えることが難しいことが課題でした。
その課題を解決するため、学校の中で一緒に宿題ができる場所を作りました。
教室には、1年生から6年生の生徒が40人前後参加し、つるみ〜にょに通うことにより宿題の提出率が上がった子どももいます。
学習支援スタッフとして大学生や社会人のボランティアが参加することで、「親でも先生でもない大人」との関わりをもつきっかけになっています。
この活動は、友だちや身近な大人との交流もできる学校の中のもう一つの「居場所」作りにもつながっています。
つるみ〜にょを始めた一校目は、すでに教室が学校のプログラムに組み込まれ、現在開催しているのは二校目です。
これからも学校における外国につながる子どもたちの支援システムの確立に貢献し、
支援が当たり前に行われる学校を増やしていきたいという願いがあります。
新規来日、あるいは来日して数年経っていても学校の勉強が大変な中学生・高校生を対象とした放課後自習室です。
現在は、特別に新規来日した小学生に日本語の学習支援を行っています。
日本語や学校の宿題、苦手な教科などを自分のペースに沿って勉強できる場所です。
学生や社会人ボランティアが寄り添ってサポートし、学習だけでなく学校生活や受験へのアドバイスも行います。
家族以外の大人や学校以外の同世代と知り合うことができ、新たな自分の居場所を作ることができます。
保護者から子どもの勉強や進学について相談を受けた際には、母語を用いて丁寧に対応するなど親子ともにサポートをしています。
スペースAmigoで子どもたちに勉強を教えている先生・ボランティアの方達の言葉
実際に活動することで一人一人が生き生きと勉強していることに気づきました。母語で会話している時の楽しそうな表情を見ることで母語教育の重要性も認識しました。
自分が思っていたよりも子どもたちの学びたいという気持ちが強かった。
先生だけでなく生徒も意思疎通をしようと言葉を選んでくれている。
支援の継続が大切だと思った。
このように、この活動は小学生から高校生の学校以外の大切な居場所となっています。
これからも学校以外で大人と関われる大切な機会で通いやすい居場所として続けていきたい。
ABCジャパンは、毎年「外国につながる中学・高校生と若者のための『教育フェア』」を開催しています。
2023年度は、8月27日(土) に神奈川労働プラザ多目的ホールにおいて
午前中は「高校進学ガイダンス」、午後は「大学進学&キャリアガイダンス」を実施しました。
当日は、ブラジル、中国、フィリピン、ネパール、スリランカ、ボリビア、ペルー、アルゼンチン、ベトナム、アメリカ、ガーナにつながりを持つ中学・高校生や保護者が参加しました。
英語・中国語・スペイン語・ポルトガル語・ネパール語の多言語で対応し、同時通訳も行いました。
午前・午後あわせての参加者は152人、午後は28団体のブース出展がありました。
イベント内容
- 入試や奨学金・キャリアについてのオリエンテーション
親も子ども同様に日本の入試を知らないという課題があります。
そのため、教育フェアでは、入学の仕方から入学後のお金の話まで1から丁寧に説明します。
- 先輩たちの体験談紹介
同じような経験をしている先輩の話を聞く機会も設けています。
ある生徒は、高校卒業後、親と同じ仕事をするしか道がないと思っていました。しかし、教育フェアで先輩の経験を聞き、自分にも進学の道があると知ることができました。そして、その生徒は大学に進学することができました。
先輩たちの体験談は子どもたちの夢を広げてくれる貴重な機会です。
同じ悩みを抱えた先輩が直接話すことで、子どもたちの希望となります。
- 大学や専門学校、企業、団体のブースでの個別相談
(左)ABCフリースクールの卒業生や学生ボランティアの方々が受付をしてくれました。
(右)外国につながる子どもたちの支援が充実している高校や、大学・専門学校の入学資料を用意しました。他にも、ABCジャパンのガイドブックや言語支援の資料などがあります。
ABCジャパンでは、今後も外国につながる中学・高校生と若者が家族と一緒に進学や進路について考えるための『教育フェア』を開催いたします。
ABCジャパンは他にもさまざまな活動を行なっています!
▼ABCジャパン群馬
ABCジャパンは現在、群馬支部において放課後自習室「スペースAmigo-Gunma」や、外国につながる子どもたちと保護者の母語による教育相談を実施しています。
「スペースAmigo-Gunma」では鶴見区で行われている「スペースAmigo」と同じように、外国につながる子どもたち(7〜14歳)の宿題・勉強の支援を行っており、大学のボランティア生や社会人ボランティアが教えてくれます。 そして、学校や家族以外の人たちや同世代の人たちとの出会いの場でもあります。
これらの活動では、群馬に住む外国につながる子ども達にとって新たな居場所となり、家族とともに自分の将来を切り拓くことの手助けになるよう取り組んでいきたいと考えています。
※今後の展望
- 来日したばかりの小学校5年生以上の生徒、不登校の生徒、母国で義務教育を終えて来日し て高校進学を希望する若者を対象とした「フリースクール」
- 群馬県太田市において、外国につながる児童・生徒に関する調査・状況把握の実施、課題を検討し進学ガイダンスに取り組む予定です。
に取り組む予定です。
※ABCジャパンに通う生徒・保護者を対象にアンケートを取りました。
- スペースAmigoの生徒
・勉強する時間ができた、楽しく勉強ができる
・日本語がよくわからない状態で来日して最初から教えてくれて嬉しかった。
・新しい友達を作り、新しいことを学び、それが学校生活にとても役立っている。
・日本語が話せないまま来日した私を最初から助けてくれて、本当にありがとう。
- スペースAmigoの保護者
日本の生活で困っていること
・(母国語が違うため)コミュニケーションが難しい
・親子間での学校に関するアドバイスができない
・言葉の壁、差別、法律や権利について知ること
子どもたちを通わせてみて
(子どもたちが)宿題ができるようになった、勉強をする習慣がついた
- フリースクールの生徒
(日本語の勉強で大変だったことは)聞くこと、話すこと
日本語学習と友達ができたこと(が通ってよかったこと)
私が人生において踏み出すこの大きな一歩を助けてくれてありがとう。
ABCは素晴らしい。先生たちはとても責任感が強く、ABCのみんなに感謝している。
- フリースクールの保護者
高校進学支援、友人づくり(ができたので通わせてよかった)
- ABCジャパンの卒業生
日本で大変だったことは
日本語の勉強、日本語で話したいことが話せない、暗黙の了解
フリースクールに通ってみてよかったことは
・簡単な日本語を話すことができるようになった
・勉強すること(がよかった)
・ネパールから日本来るとき、日本語がぜんぜんわからなかったfree school に入たら日本語がわかるようになりました
・フリースクールに通わなければ今は専門学校で勉強出来ていなかった
・他の国の人と友達になって、一緒に勉強したりするのは楽しかったです。先生たちも優しくてよかったです。
・日本人と話し合うことができました!
・たくさんの人と出会え、交流する機会があったこと
・いろいろな国の人たちと交流が出来た ・電車を使えるようになりました
とたくさん話してくれました。
このように、ABCジャパンに通う人たちは、日本で生活する悩みを多く抱えています。
私たちが支援している外国にルーツをもつ子どもたちは、社会の中では脆弱で、平等な教育の機会が失われています。
しかし、外国にルーツをもつ子どもたちは社会にとって大変大きな可能性を持った存在です。
そうした子どもたちと家族への支援に定住外国人当事者としての視点を持ちながら、
幅広いネットワークとこれまで積み上げた知見を活かして取り組むことは、真の多文化共生社会の実現にとって大変重要だと考えています。
継続支援によって、継続的な資金確保、活動が可能になります!
私たちは、次のような願いを持っています。
①「子どもたちが将来の選択肢を多く持てるように」
②「日本で安定して心豊かに生活できるように」
③「国籍、出自、年齢に関係なく、人々がフラットな関係を築けるように」
みなさんの温かいご支援をいただけたらとても嬉しいです!
※プロジェクト内に使用している画像について、ご家族より掲載許諾取得済です。
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[NPO法人ABCジャパン]
各サイトはこちらから
https://linktr.ee/npoabcjapan?utm_source=qr_code
<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク)
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク)
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
・ 記載の写真について、全てご本人、ご家族より掲載許諾取得済みです。
- 寄付金が充てられる事業活動の責任者:
- 安富祖美智江(ABCジャパン)
- 団体の活動開始年月日:
- 2000年10月1日
- 団体の法人設立年月日:
- 2006年4月28日
- 団体の役職員数:
- 5〜9人
活動実績の概要
外国人当事者によって作られた団体として外国人市民によりそった活動と多文化共生への取り組みを行う。長年の活動により、多種多様な社会的機関とのつながりが構築され、さまざまなニーズに対応できる体制が整えられている。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
横浜市鶴見区の日系ブラジル人が中心となって設立した団体です。多文化共生、子どもの教育保障、ブラジル人の自立を基本理念として活動しています。
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コース
1,000円 / 月
生徒からのサンキューレター
★ABCジャパンに通う生徒からのサンキューレターをお送りします
★活動の中で見聞きしたエピソードを掲載します(不定期)
★年間活動報告書をお送りします
3,000円 / 月
イベントにご案内します!
★ABCジャパンに通う生徒からのサンキューレターをお送りします
★活動の中で見聞きしたエピソードを掲載します(不定期)
★年間活動報告書をお送りします
★イベントのご案内をお送りします!
5,000円 / 月
授業にご招待します!
★ABCジャパンに通う生徒からのサンキューレターをお送りします
★活動の中で見聞きしたエピソードを掲載します(不定期)
★年間活動報告書をお送りします
★イベントのご案内をお送りします。
★ABCジャパンの授業見学にご招待します(招待状をお送りします)!
10,000円 / 月
授業へのご招待状と感謝状をお送りします!
★ABCジャパンに通う生徒からのサンキューレターをお送りします
★活動の中で見聞きしたエピソードを掲載します(不定期)
★年間活動報告書をお送りします
★イベントのご案内をお送りします。
★ABCジャパンの授業見学にご招待します(招待状をお送りします)!
★感謝状をお送りします!
プロフィール
横浜市鶴見区の日系ブラジル人が中心となって設立した団体です。多文化共生、子どもの教育保障、ブラジル人の自立を基本理念として活動しています。
ワンラブ助っ人募集中!|ルワンダでずっと義足を作り続けるために!
#国際協力
- 総計
- 93人
夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい
#医療・福祉
- 総計
- 182人
車いすユーザーの社会参加を応援する!WheeLog!サポーター
#観光
- 総計
- 132人
国籍の違いを超えて安心して妊娠・出産・子育てできる日本へ
#まちづくり
- 総計
- 9人
食を通して人が繋がる居場所「えんくる」を応援してください
#まちづくり
- 総計
- 11人
神戸朝鮮高級学校の生徒たちにより良い教育環境を!継続支援にご協力を
#地域文化
- 総計
- 89人
メタバース法廷で刑事司法の未来を創る。新たなゴールへのチャレンジ!
#まちづくり
- 現在
- 1,358,000円
- 支援者
- 58人
- 残り
- 26日