プロジェクト概要

 

阪神・淡路大震災から20年以上続けてきた「唱歌の学校」がこのままでは継続不可に。来年もニューイヤー・コンサートを開催したい!

 

はじめまして、指揮者の泉庄右衛門(いずみしょうえもん)と申します。今回は、2018年1月28日(日)に大阪のフィスティバルホールで開催するニューイヤー・コンサートの費用の一部をご支援いただきたく、こうしてお話させていただく場を設けました。

 

私と音楽との出会いは、中学生の頃。もう60年以上も前のことになります。ブラスバンド部でクラシック音楽の素晴らしさに目覚め、ウィーンフィルを追いかけていき、ウィーンで音楽を学びました。現在は、指揮者やプロデュース活動を通じてクラシック音楽の魅力をたくさんの人々に知っていただけるよう、日々活動をしています。

 

音楽家ヨハン・シュトラウス2世の銅像。
1921年の除幕式では、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が「美しく青きドナウ」を演奏しました。

 

こうした活動の中のひとつに「唱歌の学校」があります。阪神・淡路大震災で心に傷を負った方を、音楽の力で癒やしたい。そんな思いから、歌の学校を開きました。以来、毎年1月にコンサートを開催していますが、多額の費用がかかってしまうため、年々開催が難しくなっています。

 

音楽は、唄う人も聴く人の心も癒やし、元気づけ、勇気づけてくれる素晴らしいものです。たくさんの方々にクラッシック音楽や唱歌を通して音楽をもっと身近に感じてもらいたい、そう思っています。音楽のある生活を楽しんでもらうために、ぜひ、皆さまからの温かいご支援をいただければと思っております。

 

「唱歌の学校」がこれからも続いていくことを願って。

 

震災で傷ついた人々の心を癒やした「唱歌」。今では、たくさんの人々の生きがいや楽しみになっています。

 

唱歌の学校を開くきっかけとなったのは、1995年1月17日に兵庫県南部で発生した阪神・淡路大震災です。死者6,500名、負傷者40,000名を超す、戦後最大の自然災害で、たくさんの方々が大切なご家族や友人を亡くし、安心して暮らせる住まいを失いました。

 

震災当時、私は被災地域で暮らしておりました。避難所生活を余儀なくされた方、悲しみに暮れてただただ呆然としている方……重く沈んだ空気が漂う中、懐かしいメロディが聴こえてきました。「兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川……」そう、みなさんもご存知の唱歌「ふるさと」です。

 

罹災者の方々が、涙を流しながら「ふるさと」を歌っている姿を目の当たりにして、私は考えました。歌を唄うことは心のケアに繋がるのではないか、それなら、みんなで声を出せる場所があってもいいんじゃないか―そんな思いから、震災から2年後に「唱歌の学校」を開校いたしました。

 

ニューイヤー・コンサートの様子

 

唱歌とは、学校教育で習う歌のことです。音楽の授業は明治時代の初期からありましたが、当時の日本には楽器がなく、唄うことから始まったそうです。「春が来た」「めだかの学校」「仰げば尊し」など。

 

学校教育用につくられた歌とはいえ、国文学者などが詩を書いたため、曲も歌詞も素晴らしく、大人でも共感でき、どこか懐かしく感じられる方が多いのではないでしょうか。

 

現在では、唱歌を聴いたり、歌ったりする機会は、最近ではほとんどなくなってしまったように思います。かつては労音(勤労者音楽協議会:よい音楽を安く提供することを目的に生まれた組織)などの音楽鑑賞団体が各地に存在しており、音楽は常に人々の生活の中にあったのですが……正直に申し上げて、このままでは音楽の未来がとても心配です。

 

「唱歌を後世に残していきたい」そんな想いもこの「唱歌の学校」には込められています。1学年から6学年まで各学年ごとに26曲の歌を唄うことで、基礎から音楽を学ぶことができることから「学校」と名付けました。これまで20年以上にも渡って続けてこれたのは、みなさんが歌を生きがいのひとつだと感じてくださるようになったこと、そして、ここに来れば同じ思いを持った友達と出会えるからだと思います。

 

私、泉庄右衛門は指揮者としてコンサートに参加します。

 

「唱歌」を後世に残すためにも、「唱歌の学校」を途切れさせたくない。

 

毎年開催している「唱歌の学校」では、できるだけみなさんに楽しんでいただけるよう、親しみの感じられる曲を選んでいます。2018年のコンサートでは、宮川彬良のオーケストラバージョンによる「唱歌集」やオペラアリア、カンツォーネを演目に考えております。

 

イベント名:「NEW YEAR CONCERT おおさか 2018」

日程:2018年1月28日(日) 14時半開演

場所:フィスティバルホール(http://www.festivalhall.jp/index.html

 

 

たくさんの人に来ていただき、また、オーケストラと唱歌の合唱の響きを楽しんでもらうため、毎年大阪のフェスティバルホールなど比較的大きなホールでのコンサートを行なっています。

 

しかし、これには多額の費用がかかり、長年続けてきた私たちも資金面で困難になってきました。そこで今回、クラウドファンディングで皆さまからご支援いただいたお金を、会場費の一部として使わせていただきたいと思っています。

 

最高のホールで聴くオーケストラの演奏を、存分に味わっていただきたい。

 

クラッシック音楽、生のオーケストラ、そして唱歌の素晴らしさを、皆さまと共に未来へと繋いでいきたい。

 

私は、中学生の頃に出会ったブラスバンドからクラシック音楽の魅力を知りました。クラシック音楽は、美しい魅力的な音を吸収することにより、人の感性が豊かになり、喜怒哀楽を素直に受け入れるようになれることだと思います。

 

69年以上、数え切れないほどのコンサートをプロデュースし、まさに音楽一色ですが、音楽は私の人生を豊かにしてくれ、かけがえのない素晴らしい思い出の数々をつくってくれました。

 

そして日本が誇る「唱歌」は、世界遺産に認定されてもおかしくはないほど、私自身は素晴らしいものだと思っています。最高のホールで、大阪フィルハーモニー交響楽団の最高の演奏をバックに、観客の方も含めて200人が合唱する唱歌が響き渡る様は、何ともいえない感動が湧き上がってきます。

 

クラッシック音楽の素晴らしさを知っていただき、「唱歌」を後世に残すため。そして、たくさんの方々に音楽をもっと身近に感じ、楽しんでいただけるよう、みなさまからのご支援をよろしくお願いいたします。

 

「唱歌」を後世へ繋ぐために。

 

プロフィール

 

▷泉庄右衛門

中学生でブラスバンド部に所属しクラシック音楽に魅了され、高校でも音楽部に入部。クラリネットと指揮を担当。1960年(18歳)頃に大阪フィルハーモニー交響楽団にクラリネット奏者として入団。1973年から3年間に渡り、オーストリアのウィーン国立大学へ留学。その間、母校のブラスバンドを指揮して全国1位になるといった栄誉にもあずかる。帰国後、大阪フィルハーモニー交響楽団の補助指揮者となり、故朝比奈隆や外山雄三といった名指揮者に師事して指揮法を学びつつ、「阪神音楽文化協会」を設立。これまで、数え切れないほどのコンサートをプロデュースしている。

 

リターンについて

 

ご支援をいただいた方には、来年1月28日(日)に開催するニューイヤー・コンサートのチケットをお送りいたします。また、2度のチャリティーコンサートで義援金を送った熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の復興支援グッズや当日お越しいただけない方でも楽しめるDVDやCDもございますので楽しみにお待ちください。

 

観客のみなさんと一緒に唱歌を合唱することで、会場が一体となります。