プロジェクト概要

留学生が学びやすい環境をつくるために、1年次での高専への入学を実現させたい!

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。茨城工業高等専門学校の教授の蓬莱 尚幸(ほうらい ひさゆき)と申します。以前は産業界におり、6年前から高等専門学校(以下、高専)の教員になりました。高専というと、高校と同じようなイメージを持っている方が多いと思うのですが、どちらかというと大学に近く、留学生も数多く受け入れています

 

しかし、高専で留学生を受け入れる場合には、通常は母国の高校を卒業したあとに高専の3年生に編入することになります。これだと3年生がダブってしまいますし、高専の1、2学年の授業を受けることもできません。

 

なんとか高専の1年次から入学してもらうようにできないかと考えていたところ、国立高等専門学校機構(NIT:以下、国立高専機構)とタイのプリンセスチュラポーン・サイエンスハイスクール(Princess Chulabhorn Science High Schools : 以下、PCSHS)が学術交流協定を結んだことで、留学生が高専の1年次から入学できるようになりました。

 

留学候補生と日本人学生(2017年8月茨城高専にて)

 

めでたく2018年4月から当校で4名の留学生を受け入れることになったのですが、実はつい先日、タイ政府の予算が間に合わないことが判明したのです。ここで計画がなくなってしまうのは、留学生にとっても当校にとっても、大きな損失です。そこで当校が、1年次にかかる費用をすべてカバーすることにしました。

 

1年の留学にかかるコストは、1人100万円、合計で400万円になります。地元企業等からの寄付や学校の基金で費用を賄えないかと努力はしていますが、まだまだ足りない状態です。そこで、みなさまにご支援をいただければと思い、クラウドファンディングという場をお借りすることにしました。

 

今回の1年次入学の試みは全国初(2017年11月28日現在弊社調べ。)となるもので、成功すれば、留学生がもっと学びやすい環境をつくることができます。みなさまからの温かいご支援、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。

 

高専学生とアジア人学生(2016年JSTS@Tsukuba)

 

1年次に入学することで、専門科目を基礎から学び、学生生活に欠かせない“仲間”を得ることができます。

 

高専とは簡単にいうと、高校と大学を足した学校です。実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関で、5年間の一貫教育で大学とほぼ同程度の専門知識や技術を身に付けることができ、さらに専攻科で2年学べば、大学卒業と同じ資格である学士を取得することも可能です。近年は海外からも注目され、当校でも数名の留学生を受け入れています。

 

しかし残念なことに、現行の制度では留学生は高専の3年次にしか編入できず、そのことで以下のような問題が発生しています。

 

留学候補生に対する学力テスト(2017年8月茨城高専にて)

 

①専門科目の基礎が学べない

編入してくる留学生は母国の高校を修了してはいますが、専門的な教育は受けてきていません。高専では1、2年生で基礎的な専門科目を学びますので、この授業を受けていないと学習が難しくなってしまう可能性があります。

 

②クラブ活動に参加できない

高専では高校と同じようにクラブ活動が盛んで、特に1〜3年生は高校の大会にも参加しています。3年次からの編入ですと、クラブ活動への参加はほぼできない状態です。

 

③学生の輪に溶け込みにくい

授業は演習や実験が多いため、学生同士で協力したり教え合ったりして進めていくことがたくさんあります。②で挙げた問題とも関連していますが、日本の学生のように1、2年生の間につくった仲のいい友達がいないので、輪に溶け込みづらいようです。

 

あくまでも私見ですが、高専のユニークなところは「高校と大学を足しただけではなく高専特有のものを加えた技術教育」です。なので、高専に入るなら1年生から入学してもらうほうがいいと思っています。こうした私自身の考えも含めて当校では、母国の中学校を卒業した生徒を、高専の1年生から入ってもらうことを目指すようになりました。

 

日本語で自己紹介をする候補生(2017年8月茨城高専にて)

 

ちょうどその頃、国立高専機構で現地の中学卒業生を1年生から受け入れるファーストケースとして、タイのPCSHSの中学卒業生を受け入れるプログラムを昨年度からスタートすることになりました。

 

PCSHSは非常に優秀ながらも裕福でない生徒に教育の機会を与えるために、王女がタイの全国各地に作った科学学校で、生徒全員が国からの奨学金を受け、その中のほとんどが医師・科学者・技術者を目指して大学に進学しています。

 

今回のように、高校から大学に相当する高等教育を一貫して日本で学ぶようなプログラムは、日本全体でみても、おそらく初めてだと思います。このプログラムで高専の1年次から入学できるようになることで、

 

①日本人学生と同じように、基礎から専門へと段階的な教育が受けられる

②クラブ活動に参加できるようになる

③より良い友人関係を築くことができる

 

・・・といったように、先ほど挙げた問題を解決することができます。

 

日本人学生と一緒に書道体験(2017年8月茨城高専にて)

 

受け入れ体制は万端!しかし、留学にかかる費用が足りません。

 

プロジェクトは2016年10月から準備を始め、2017年3月と8月に留学候補生24名が来日しました。ここで1週間にわたり、日本人学生との交流も交えながら、当校の講義や実験などを体験してもらう事前研修を行いました。3月の時点ではまだ中学2年生だった留学生が8月に再来日した際には、半年ほどしか経っていないのにもかかわらず、意識も行動もぐんと成長していることにとても驚いたのを覚えています。

 

やはり、若ければ若いほど成長スピードは速いものです。教育者として、1年次から入学してくる4名の留学生たちの将来をとても楽しみにしていたのですが、そんな折に飛び込んできたのが、タイ政府の予算が2018年4月の入学には間に合わないという情報でした。

 

留学候補生と日本人学生(2017年8月茨城高専にて)

 

奨学金も検討してみましたが、海外の中学卒業生が日本に5年〜7年留学するための制度は見当たりません。そこで、事前研修を担当した先生方に相談したところ「最初の1年分を本校で負担してでも、受け入れたい」という思いで、みんなの意見が一致したのです。こうして資金集めという私たちの挑戦が始まったのです。

 

これまでに編入してきた留学生には国費から月額約12万円が支給されています。これを踏まえると1年間の留学費用は、どんなに切り詰めても1人約100万円はかかります。

<100万円の内訳>

・入学金、授業料

・教科書代、教材費

・寮費、寮食費

・タブレット代

(当校では授業に利用しており、入学時に購入が必要です)

・通信費

(学校との連絡用に携帯電話が必要です)

 

100万円✕4名分=400万円のうち200万円は地元企業等からの寄付金、50万円は本校の教育研究基金で賄うことができます。しかし、まだ150万円が足りません。この部分のうち120万円を、みなさまにご支援いただければと思っています。

 

PCSHSの教室風景

 

子どもたち、そしてこれからの留学制度のあり方を変えるプロジェクトに、ご協力をお願いいたします。

 

みなさまからご支援いただいた資金が必要以上に集まった場合には、本校の基金として来年度以降のPCSHSからの事前研修などに使わせていただきます。

 

国立高専機構では、当校のプロジェクトを留学生の1年次受入れのファーストケースと考えていて、来年度以降も継続する留学制度になる予定です。将来的に他校で実施されるときに、当校の留学生受け入れ経験が活かされるよう、今回のプロジェクトは何としてでも成功させたいと思っています。

 

留学生は卒業後、帰国して母国の発展に貢献するか、留学経験を活かして日本で職を得るのか、いずれにしてもグローバルエンジニアとして活躍することが期待されています。

 

未来ある子どもたちの可能性をさらに広げるために、日本で教育を受ける機会を与えてあげたい―この思いを実現させるためには、みなさまのお力が必要です。ぜひご支援を、よろしくお願いいたします。

 

PCSHSでの教育(ロボット作成)

 

特定寄附金による税制優遇について

 

本プロジェクトを通じて寄附を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。

 

<内容>

・個人の場合:2000円以上の寄附をされた方は、寄附金領収書を添えて確定申告を行うことで所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。

・法人の場合:「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。

※詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイト等をご覧ください。

 

<寄付金領収書の発行について>

寄附をされた方には、後日「寄附領収書」を送付致します。

 

領収書名義

Readyforアカウントにご登録の氏名を宛名として作成します

領収書発送先

Readyforアカウントにご登録の「リターン/ギフトの発送先ご住所」にお送りします

寄附の受領日(領収日)

Readyforから実行者に入金された日となります。

領収書の発送日

2018年3月ごろを予定しています。
発行までお時間をいただきますが予めご了承願います。

 

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