子どもたちからのSOSを聴き続けるために

子どもたちからのSOSを聴き続けるために
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は支援金を受け取ります(All in 方式)。原則、支援のキャンセルはできません。支援募集は1月3日(金)午後11:00までです。

支援総額

20,000

目標金額 200,000円

10%
支援者
2人
残り
19日
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は支援金を受け取ります(All in 方式)。原則、支援のキャンセルはできません。支援募集は1月3日(金)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

                                                                                                                                  

                                                                                                                                                                    

                                                

 

事務局長 本多敏人 

 

 

 

1.「チャイルドラインなら」の願いは活動の継続です 

 「チャイルドラインなら」は昨年度全国から3,786件の電話を受信しました。

 個人を特定できないような形で子どもの声を紹介します。

 

・虐待を受けて今施設にいます。将来困っている人を助けたいので法律関係へ進みたいです。(10代男)

・今日、学校を休みました。私抜きで友達が楽しそうに下校する姿を見て、自分は不必要なのかなと思います。(小学校女)

・援助交際を続けています。やめたいのですがやめられません。そして、どうして死にたい気持ちが消えないのでしょうか。(10代女)

・何をしても母に叱られます。「お前は感情を持つな。」と言われてきました。もう諦めました。(中学校男)  ...etc

 

 私たちは指示を行わず、子どもの声を聴きます。すると、子どもたちが『この人は信頼できるかも』と思ってくれたら、泣いていた子どもの話が「〇△してみようかなあ」という風に変化していきます。

 受話器の前に座ると電話がかかってきます。これは事実です。子どもたちから電話がかかってこない日が来るまで、活動を継続したいと思います。

 

2.援助金を使わせていただく具体的な項目です

 目標金額:200.000円

 資金使途:無料の養成講座・受け手旅費支給・会場費の補充

 ※本プロジェクトは、期日までに集まった支援金額に関わらず当初予定した規模のプロジェクトを実施します

 

  〇無料の「電話受け手養成講座」を継続のために使用します

             

 本法人では多くの大学生の方々に電話の受け手になっていただいています。彼らは子どもに年齢が近く、お兄さんお姉さんの感覚で電話を受けてくれます。大学生さんや一般ボランティアさんに経済的な負担をかけないように無料で「電話の受け手養成講座」を開催しています。相手の顔が見えない・初めて出会う・次に同じ人と話せるかわからない....という特殊な電話相談の世界を学んでいただくために、毎年各分野の専門家をお招きし約20時間の研修を行っています。

            

 〇「駅近の公民館」で活動を継続のために使用します

             

 特に女性の電話受け手さんに安心して活動場所に来ていただくために、電車駅に近い公民館で活動しています。日が暮れてからの活動も行いますので「受け手」ご本人とご家族の心配も軽減したいです。現在公民館の借り受け費が団体の経費を圧迫しています。

 

 ・交通費の支給増額のために使用します

             

 大学生さんには交通費全額を支給しています。 無償で活動を続けている社会人ボランティアさんにも少しでも交通費を支給したいです。

 

 

3.チャイルドラインはこんな活動を行っています

 (1) 傾聴

 最近「傾聴」という言葉を耳にするようになりました。 相手の思いを理解できれば対人関係の見通しが立ちます。 人が傾聴の姿勢を持てば、虐待・パワハラ・いじめなどは減少するでしょう。 大人であれ子どもであれ、聴いてもらえる・理解してもらえる心地よさを出発点に人々は困難さに立ち向かいます。 私たちは指示でなく傾聴を大切にしながら活動を行っています。

 私たちは基本的に、子どもは自分で考え・自己決定する能力も権利も持っていると考えています。 これは国連「子どもの権利条約」の根幹的な考え方です。子どもたちは様々な状況で暮らしています。 電話の先の子は何を大切にしているか、どんな環境で育ってきたか、どんな人に囲まれて暮らしているか、今どんなことが発生しているか、それをどう感じているか...... などを知る必要があります。ですから傾聴が会話の原点となり、それが互いの理解へとつながります。

 この傾聴の原則の上に立ちながらも会話していると『ただ聴くだけでなく少し伝えた方がいい事柄があるな』と思いに至ることがあります。そんな時、私たちは『アドバイスが必要』と判断します。そして「ねえ、ちょっと話を聴いてくれる?」と私たちは話し始めるということもあります。

 電話やチャットという手段の良さは、いつでも・どこでも・個人を特定されることなく相談ができる点にあります。私たちは直接子どもたちに会うことはしません。しかし話すこと打ち明けることによって、少しでも勇気をもって日々の困難に挑んでくれれば嬉しいと思います。

 

   (2) 広報

〇まだチャイルドラインの認知度が低い奈良県での広報の対象は、まず子どもです。 今年も教育委員会を経由して県内の小中高校生と教員向けに15万枚のカードを配布しました。

 

 

 

 

・NHK奈良放送局の取材を受けました

 映像は掲載できませんが、1学期終業式の映像の後子どもたちに向けて「いつでもこちらへ相談してくださいね。」という事務局からのコメントを放送していただきました。 

 

・奈良新聞に記事が掲載されました

 一時期休止していた活動を3年前に再開したこと。夏休み前に電話番号を記載したカードを配布したこと。が掲載されました。 

  

 

〇 子ども向け広報に加え、大人向けの広報(社会的な発信)を行うのも私たちの使命です。 私たちの強みは直接子どもの声を聴くことができる立場にあることです。 子どもの声を鏡にして大人の姿が見えてきます。 このページの冒頭に子どもの声を掲載したのはそのためです。 素直な気持ちで子どもたちの声を聴いてみれば、今オトナがどうしなければならないかが見えてきます。

 

 

 

4.受け手の声から

 

 子どもも様々、受け手も様々です。

〇 AKさん  

 話し手が感じていることをそのまま感じようとしています。 声や雰囲気に現れる心の声に寄り添います。 実際には距離があってもそばに居つづけます。どんな話でも話し手を肯定します。

〇 Kさん

 様々な立場に置かれた子どもたちだけど、それぞれの立場で敏感に反応して悩んでいるんだなあ。今の状況に至ったストーリーを聴くようにすればうまく寄り添えるように思います。だからこそ聴くことが大切。そして受け手の提案力も試されています。

〇 Yさん

 人ってつながりたいんだなあと思います。でもつながるのがあまり上手じゃない子が増えてきたかも。真剣に向き合ってくれる人がいれば、一度きりの電話でも意味があると思います。たまにふざけた子もいるけどね。(笑)

〇 OKさん

 性についての相談で特に男の子の一方的な願望を良く聞きます。相手(女性側)の気持ちを考えるのが基本だと思います。加えて性に関しての知識がネット・マスコミ・友人の噂話など不確な話からが多く不安定さを感じます。対面の相談と違って顔が見えない電話だから性についての相談が多いように思います。

〇 Mさん

 自分自身が人に指図されるのは好きでないので、話し手の話を聴くのは得意な方です。電話を受けていて『こんな子がいるんだ』と思うことが多く、自分は狭い範囲で生きてきたのだなあと気づかされます。人は自分で生きていく力があると思うから電話を取ります。

〇 Uさん

 時たま『この人大人じゃないかな』と思うことがあってモヤモヤすることがあります。疑うのも嫌だなと思いつつ傾聴に努めます。相手の顔が見えない電話相談のメリットとデメリットが混在します。

〇 OOさん

 こちらからアイデアを提示するのではなく、子どもの思いを吐き出してもらうことを目標に電話に出ています。話を聴きだすための話の持って行き方には難しいものがあります。

〇 ABさん

 自分はどちらかというと話を受けるより提案派です。だから波長が合わなくて電話を切られることがあります。でも、相談を受けていると認識した話はしっかり聴きます。たとえ、ん??と思うような話であっても。

〇 Tさん

 自分が思っていたより、人の多様性を感じます。時にはお役に立てるかも知れないと思いながら活動していますが、とても電話で解決できるような簡単な話が多いです。少しでも話し手の気持ちが軽くなってくれればうれしいです。

.........etc

 

プロジェクト実行責任者:
本多敏人(特定非営利活動法人チャイルドラインなら 事務局長)
プロジェクト実施完了日:
2025年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

NPO「チャイルドラインなら」が、無料の養成講座・受け手の旅費支給・会場費の補充に利用

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
奈良市からの補助金

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