誰もが楽しめるバリアフリー演劇を開催したい！！

▼自己紹介

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。NPO法人自立生活センターSTEPえどがわです。

 

私たちは東京都江戸川区を拠点に、どんなに重度の障害があっても地域の中で自分らしく暮らせるよう、障害当事者が中心となって障害者の自立生活を応援しています。

 

例えば、日常生活に関する相談や情報提供、介助が必要な仲間へのヘルパー派遣、自立生活を目指している仲間に向けたプログラム、地域の方たちとのイベントなど、幅広く活動しています。

 

「どんなに障害が重くても、必要とする福祉サービスを利用しながら、地域社会の中で主体的に自己実現を図っていくこと。介助が必要な重度の障害者であっても、自らの意思によって、自らの人生を選択し、決定し、地域の中で社会の一員として主体的に生きていくこと」を障害者の自立ととらえ、そのサポートを障害当事者が中心となって行っています。

 

ここでいう「自立」とは、どんな場所で、どんな家に住みたいか、自分の考える暮らしがどうやったらできるのかを選択する自由を言います。誰と一緒に住むのか、1人暮らしをするか、を自分で決めたり、日々の暮らしの中で、自分が食べたいもの、やりたい遊びや、趣味を見つけたり、交友関係など、自分の意思でやっていくことであり、誰かに決められた生活ではない、「自立」した生活をすることによって、自立生活を学ぶ自由ということを大事にしています。

 

一般的に言う、自分の稼ぎで暮らす「自活」や、自分の身辺のことを自分でする「リハビリ自立」とは違う、ということです。

さらに、「依存できる相手を増やすことが自立である」ということも大切にしています。ただ、家族介護を前提としたり、共用することとは違います。

 

家族や支援者など、誰かに決められた生活ではなく、選択肢のある中から自分で選び、または本人の意思を尊重した上での判断の元生活する、そこに至るまでの当事者のサポートに加え、利用者本人の成長と共に寄り添う介助者も成長できる経験はかけがえのないものです。

 

所在地：東京都江戸川区南篠崎町3-9-7

事業内容：ピアカウンセリング、自立生活プログラム（ILP）、ヘルパー派遣事業、無料相談、情報提供、人権擁護活動、各種交渉、各種イベント、啓発活動

創立：２００２年

従業員数：25名（登録ヘルパー約60名）

HP：自立生活センターSTEPえどがわ（https://www.step-edogawa.com/）

 

 

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

2年前、昨年度、と2年連続して、東京都江戸川区にあるタワーホール船堀にて、東京演劇集団風さんをお招きし、バリアフリー演劇を公演していただきました。

 

東京演劇集団風さんの演劇は真の「バリアフリー演劇」で、バックステージツアー。音声ガイド、字幕投影、舞台手話がついています。

 

役者の様子を伝える音声ガイド、舞台上のスクリーンには字幕表示もあり、手話役者は通訳の枠を超えて舞台上で躍動します。見えない方、見えにくい方、聞こえない方、聞こえにくい方、じっと座っているのが苦手な方、様々な理由から演劇あるいは、劇場から足が遠のいてしまっている方など、いろんな方にご参加いただける環境で、みんなで楽しむことができる舞台となっています。

 

舞台設置、舞台裏、舞台上のセットに触れたりする見学ツアーも出来ます。会場はフラットで車いすユーザーの方も自由に好きな席に座れます。また、見学ツアーでは、普段上がることのない舞台に立ち、劇中で使われるセットに触れることができます。劇中、じっとしていられない方が舞台に上がっても、「誰もが楽しめる『バリアフリー演劇』」として成り立つのです。

 

これまで、2度の開催経験があり、その中で、

「耳が聞こえないからみんなと同時にセリフがわかって、同じタイミングで笑いあえることなんてできないと思ってた！」

「呼吸器の音が気になり、なかなか劇場に行けなかったけど、ここでは何も気にしなくて安心できた」などの声が聞かれました。知的障害のある方でじっとしていることが難しくても自由に歩き回っていいよ、という空間でもあるため、安心して参加できたという声も多くありました。

 

そのような誰もが安心できる環境の公演を行うためには、段差のないフラットなつくりで、なおかつ車いすユーザーが多くは入れるための広い会場の確保が必要で、会場費が多くかかかります。また、聴覚に障害のある方や、情報保障が必要な方の参加も想定されるため、情報保障の環境をしっかりと作る必要があります。手話通訳・文字通訳の配置にも費用が掛かります。また、バリアフリー演劇に特化している東京演劇集団風さんを呼ぶ費用も必要です。

 

クラウドファンディングを通して、バリアフリー演劇の目的である「誰もがバリアを感じることなく楽しめる空間づくり」により、多くの人に関わっていただくことで、バリアフリー演劇の空間がプラットフォームになり、ゆくゆくは社会に反映されて「共生社会」を目指すきっかけになればいいなと思います。

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

令和7年2月22日23日にバリアフリー演劇鑑賞会を開催いたします。

 

バリアフリー演劇に特化した東京演劇集団風さんを呼ぶ費用、劇中のアナウンスやトークなどの手話通訳と文字通訳の情報保障費、車いすユーザーがたくさん入れる段差のない広い会場の確保にかかる費用が必要です。

 

資金使途

 

東京演劇集団風さんの招待費（2日間）400万円

情報保障、会場費　　50万円

※災害などでやむを得ず開催できなかった場合、延期時にみなさまのご支援を活用させていただきます。

※東京演劇集団風様より、名称の掲載について承諾を得ています。

※プロジェクトページの写真についてはすべて承諾を得ています。

 

目標金額：350万円

目標金額の使途及び実施内容：バリアフリー演劇鑑賞会にだれでも参加できるための環境整備費や、劇団風さんの招待費に充てます。

※本プロジェクトは支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行いたします。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

地域の人を主な対象にしたバリアフリー演劇鑑賞会を開き、集まった資金により障害のある人もない人も同じ空間を楽しめるように工夫ができることで、私たちが生活をしている江戸川区のスローガンでもある共生社会（インクルーシブシティえどがわ）の実現の一歩になると考えます。

「江戸川区ともに生きるまちを目指す条例」

https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e083/kurashi/kyosei/kyoseisyakai/tomoniikiru.html

 

年に一回のペースで引き続き企画をすることで、障害のある人とない人が同じ時間を過ごし、同じように楽しめる空間を続けて作っていきたいです。

 

どんな障害をもっていても、また、小さい子供や高齢者の方でも参加できる空間づくりにご協力をお願いします。この機会をきっかけに私たちが味わった、共生社会に近い空間を実際に社会に反映できるように活動していきたいと思います。

 

みなさまの心暖かいご支援をよろしくお願いいたします。