バンクーバーに渡った日系カナダ人の文化遺産を守りたい
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は3月30日(日)午後11:00までです。

支援総額

450,000

目標金額 800,000円

56%
支援者
37人
残り
4日

応援コメント
さや
さや10時間前少しでもゼミ生の方々の励みになれば嬉しいです。引き続き頑張ってください!少しでもゼミ生の方々の励みになれば嬉しいです。引き続き頑張ってください!
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は3月30日(日)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

 



 「バンクーバーに渡った日系カナダ人の文化遺産を守りたい」として、立命館大学産業社会学部永野ゼミ災害復興エリアマネジメント班は、クラウドファンディングに挑戦します。 

 今や、日本人が残した文化遺産は、国内のみならず海外にまで広がっています。カナダのバンクーバーには、『JAPAN Town』と呼ばれる日系人が住んでいた日本町がありました。そこでは人種差別などの困難を乗り越えながらも、バンクーバーの発展に貢献してきました。しかし、第二次世界大戦の勃発によって日系人コミュニティのほとんどが財産を没収され、収容所に強制移住させられてしまいました。約70年以上たった今、日系人が住んでいた文化遺産が失われつつあります。

 

 時が経つと、人は先人の記憶を自然に忘れてしまうのが普通です。しかし、先人が残した歴史、文化、伝統には大きな価値があり、記憶を残していくべきものだと私たち永野ゼミの学生は考えています。そこに価値を与えられるのは、生きている私たち自身だからです。また、若い私たち学生がやることにも大きな価値があると考えています。

 一緒に日本の先人たちが残した遺産を残しませんか。ご支援よろしくお願いします。

永野ゼミ震災復興エリアマネジメント班の6・7期生

▲ゼミ生一同

 

 

 ジャパンタウンは、ブリティッシュコロンビア州バンクーバーにあるパウエル・ストリート地区に位置します。この地区が「ジャパンタウン」と呼ばれる理由は、その土地で築かれた日系人コミュニティの努力と排斥の歴史にあります。

 

 1800年代後半、2000人以上の若者が日本からこの地区に移り住みました。そして、パウエル・ストリート地区には128以上の日系企業が進出し、警察署、消防署、電気や上下水道の整備、商店や住宅の建設、日本語学校や仏教寺院の設立など、日系カナダ人の手によって街が創られていきました。また、発展に伴い、繊維産業や貿易などの多くの産業が生まれ、街は賑わっていきました。移住した日本人の努力が、ジャパンタウンの繁栄につながったのです。

バンクーバー仏教寺院

▲バンクーバー仏教寺院

 バンクーバー日本人学校  バンクーバー日本人学校

▲バンクーバー日本人学校

 

 しかし同時に、ジャパンタウンには排斥の歴史もあります。州による先住民族の同化政策や強制移住などが行われました。第二次世界大戦中には、日本とカナダが敵対関係になったことをきっかけに、街の様子は大きく変わっていきます。日系カナダ人はジャパンタウンからの強制退去を命じられ、日本に送還されたり、カナダの各地に移住させられたりしました。土地や施設など、彼らが所有する財産は政府により没収、売却されました。こうして、ジャパンタウンで築かれてきた活気は短期間で一気に失われたのです。

 

 現在のジャパンタウンには、日系カナダ人はほとんど住んでおらず、日系人コミュニティが形成され、賑わっていたという勇気と忍耐の歴史も風化しつつあります。

 

 

 現在、ジャパンタウン再生を目標に、「Vancouver Community Kintsugi Initiative(VCKI)」というプロジェクトが始まっています。パウエル・ストリート地区の文化的遺産や、歴史的な出来事・場所を保存し、後世に伝えることを目指し、以下のような活動を行います。

 

・歴史ある建物を改築し、歴史的記念碑を建設する。

・日本やアジアのお茶やお菓子などを提供するカフェ、販売するギフトショップを設立する。

・日本の企業や職人と連携し、和紙などの遺産産業を使用した交流を促進するプロジェクトの推進。

・日本の伝統と革新に対する認識を高める教育プログラムの推進。

 

 上記の活動に加え、他にも様々なプロジェクトが計画されています。他の活動については、実際に現地に出向いた際に、活動報告としてお知らせしてまいります。

 

 ジャパンタウンの街並み  

▲ジャパンタウンの街並み1

ジャパンタウンの街並み

▲ジャパンタウンの街並み2

 

 ジャパンタウンの歴史や現状について、特に日本国内においては多くの方に知られているとは言えず、まだまだ研究の協力者が少ないといった課題があります。また、大学生である私たちが調査や研究に割り当てることができる費用も十分ではありません。

 

 しかし、永野ゼミがこれまでに震災復興に取り組んで培ってきた経験とノウハウ、現地カナダとの繋がりを活かすことや、大学の機関として所属しているため継続的に研究を行うことが可能であるといったように、私たちだからこそできることがあります。かつての活気が失われ負の遺産となっているジャパンタウンの復興を、皆さんのご協力を糧に成し遂げたいと考えております。

 

 

※Patricia Bader-Johnston様、木村優汰様からプロジェクトを行うこと、名称と画像掲載を行うことの許諾を取得しております。

 

 私たち永野ゼミではカナダの関係機関と協力し、様々な活動を行ってまいりました。その中でも、特に印象的なプロジェクトを二つ紹介します。

 

 昨年度、私たちは名取市へ支援をいただいたカナダ関係機関の方に復興の感謝を伝えるプロジェクトに参加させていただきました。

 名取市は、2011年に発生した東日本大震災による津波によって、壊滅的な被害を受けました。 困難な状況の中、多くの皆様からご支援を頂きましたが、カナダの皆様からは復興義援金と木材の支援を頂きました。ゆりあげ港朝市と朝市敷地内に立つメイプル館等は、このときのカナダからの支援によって建設され、朝市は震災前以上の賑わいを見せています。

 

https://www.khb-tv.co.jp/news/14900465

 

カナダ大使館を訪れた際  

▲カナダ大使館を訪問した際

 

 

 昨年度、永野ゼミではカナダと名取市ゆりあげの復興の絆を100年後にも残すことを目標に、様々なプロジェクトを実施しました。特に双方の復興支援に対する思いを動画に記録したプロジェクトは、ブリティッシュコロンビア州政府、カナダ大使館、名取市など様々な関係機関と協力しながらプロジェクトを実施致しました。記録した動画は以下のリンクから自由にご覧になれます。

 

https://youtu.be/Wjkje41soT0?si=EeRbeIbnix8kZx2G

 

林業大臣との会議の様子

▲ブリティッシュコロンビア州政府のラルストン林業大臣

 林業大臣との会議の様子

▲防災に触れるワークショップの実施風景

 

 このように永野ゼミは学生の発想や特技を強みに、カナダの関係機関と協力しながら、プロジェクトを成功させた実績があります。また、研究教育機関だからこそ出来る中長期に渡る支援のカタチが可能であるというメリットもあります。

 

 

 

 私たちが取り組んでいるこのジャパンタウン再生プロジェクトでは、まず現地の状況を私たちの目で視察することが必要不可欠となります。実際に現地に足を運ぶことで、そこで暮らす人々の声を直接聞き、彼らのニーズや思いを深く知ろうと考えています。 

 

 ジャパンタウン再生に向け、金継ぎプロジェクトという取り組みが始動されています。金継ぎとは、日本古来からの手法で壊れてしまった陶器を金によってつなぎ修復するというものです。ジャパンタウンの歴史を学び、風化させることなく新しい姿となって後世につないでいく意味を込めているそうです。このプロジェクトを進める1人であるパトリシア・ベーダ―・ジョンソンさんにジャパンタウンの歴史や現状、今後のプロジェクトについて話を聞きました。始動したばかりの取り組みであり、今後私たちがどのように携わることができるのか、実際のジャパンタウン訪問を通して考えていきたいと思います。

 

 ジャパンタウン再生プロジェクトは長い時間がかかると予想されます。そのための第一歩として私たちがどのように貢献できるかを現地訪問を通じて考えていきたいと思います。

 


皆さんにご支援いただいた資金については、以下のように使わせて頂く予定です。

 

活動費(概算) :80万円

〈内訳〉

・渡航費 :50万円

・現地活動費 :20万円

・手数料、税 :10万円

 

今後の展開により使用用途が変化する場合がありますので、ご了承ください。

 

本プロジェクトの資金は、立命館大学永野聡ゼミプロジェクトの中の一つに位置付けられているため「立命館大学永野聡ゼミプロジェクト」が受け取ります。プロジェクトとリターンは立命館大学産業社会学部永野ゼミ震災復興エリアマネジメント研究班が実施します。

 

ご支援を頂いた皆様に対して、僅かではありますがリターンを用意させて頂いております。

 

特大応援コース(10万円) 

感謝のお手紙+活動報告書(冊子)+ポストカード+お名前掲載(SNS・活動報告・活動報告書)プロジェクト実施者より感謝のお手紙、現地で撮影した写真が載ったポストカード、活動報告書(冊子)を送らせていただきます。また、SNS・こちらのサイトでの活動報告・活動報告書に支援者様のお名前を掲載します。※事前審査により、お名前を記載できない可能性がございます。何卒ご了承ください。

※感謝のお手紙、活動報告書(冊子)、ポストカード等、郵送が必要になるものは、国内在住の方のみにさせていただきます。何卒ご了承ください。

 

大応援コース(5万円) 

感謝のお手紙+活動報告書(冊子)+ポストカード+お名前掲載(SNS・活動報告)プロジェクト実施者より感謝のお手紙、現地で撮影した写真が載ったポストカード、活動報告書(冊子)を送らせていただきます。また、SNS・こちらのサイトでの活動報告に支援者様のお名前を掲載します。※審査によりお名前を記載できない場合がございますが、何卒ご了承ください。

※感謝のお手紙、活動報告書(冊子)、ポストカード等、郵送が必要になるものは、国内在住の方のみにさせていただきます。何卒ご了承ください。

 

ポストカードコース(3万円) 

感謝メール+ポストカード+活動報告書(pdf)プロジェクト実施者より感謝のメール、現地で撮影した写真が載ったポストカード、活動報告書を送らせていただきます。

※ポストカード等、郵送が必要になるものは、国内在住の方のみにさせていただきます。何卒ご了承ください。

 

活動報告コース(1万円) 

感謝のメール+活動報告書(pdf)プロジェクト実施者より感謝のメール、活動報告書を送らせていただきます。

 

想いの共感コース(5000円) 

プロジェクト実施者より感謝のメールを送らせていただきます。

プロジェクト実行責任者:
永野 聡(立命館大学産業社会学部永野ゼミ震災復興エリアマネジメント研究班)
プロジェクト実施完了日:
2025年4月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

皆さまにご支援いただいた資金については、以下のように使わせて頂く予定です。渡航費:50万円、現地活動費:20万円、手数料、税:10万円 今後の展開により使用用途が変化する場合がありますので、ご了承ください。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は、自己資金にて補填いたします。

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リターン

5,000+システム利用料


想いの共感コース

想いの共感コース

プロジェクト実施者より感謝のメールを送らせていただきます。

申込数
16
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

10,000+システム利用料


活動報告コース

活動報告コース

感謝のメール+活動報告書(pdf)
プロジェクト実施者より感謝のメール、活動報告書を送らせていただきます。

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

30,000+システム利用料


ポストカードコース

ポストカードコース

感謝メール+ポストカード+活動報告書(pdf)
プロジェクト実施者より感謝のメール、現地で撮影した写真が載ったポストカード、活動報告書を送らせていただきます。

※ポストカード等、郵送が必要になるものは、国内在住の方のみにさせていただきます。何卒ご了承ください。

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

50,000+システム利用料


大応援コース

大応援コース

感謝のお手紙+活動報告書(冊子)+ポストカード+お名前掲載(SNS・活動報告)
プロジェクト実施者より感謝のお手紙、現地で撮影した写真が載ったポストカード、活動報告書(冊子)を送らせていただきます。また、SNS・こちらのサイトでの活動報告に支援者様のお名前を掲載します。
※審査によりお名前を記載できない場合がございますが、何卒ご了承ください。
※感謝のお手紙、活動報告書(冊子)、ポストカード等、郵送が必要になるものは、国内在住の方のみにさせていただきます。何卒ご了承ください。

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

100,000+システム利用料


特大応援コース

特大応援コース

感謝のお手紙+活動報告書(冊子)+ポストカード+お名前掲載(SNS・活動報告・活動報告書)
プロジェクト実施者より感謝のお手紙、現地で撮影した写真が載ったポストカード、活動報告書(冊子)を送らせていただきます。また、SNS・こちらのサイトでの活動報告・活動報告書に支援者様のお名前を掲載します。
※審査によりお名前を記載できない場合がございますが、何卒ご了承ください。
※感謝のお手紙、活動報告書(冊子)、ポストカード等、郵送が必要になるものは、国内在住の方のみにさせていただきます。何卒ご了承ください。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

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