2025世界カワウソの日イベント(@よこはま動物園ズーラシア)ご報告

世界カワウソの日に先立ち、よこはま動物ズーラシアにて開催された「カワウソはおったー（Otter）」に参加いたしました。

午前中に佐々木理事長が行った講演会「ニホンカワウソのこれまでとこれから」では、文献に残る江戸時代の記録から、カワウソが特別天然記念物に指定されながらも生息数を減らし絶滅に至った経緯、さらに対馬での再発見と現在行なっている調査活動についてまで、幅広いお話がありました。最後の生息地とされる愛媛・高知の環境や、地域住民との関わりなども紹介され、ニホンカワウソの歴史と現状への理解が深まる非常に貴重な講演となりました。

また、ズーラシアでユーラシアカワウソの飼育を担当されている伊藤咲良さんからは、JAZA（日本動物園水族館協会）によるカワウソ保全の取組みを、ユーラシアカワウソの計画管理者としての実務経験を交えてお話しいただきました。現場での具体的な事例を聞け、時間が足りないほどの内容でした。ぜひまた、ゆっくりとお話を伺える場を設けたいと考えています。

そして講演会後、場所をユーラシアカワウソの展示場前に移してグッズ販売も行いましたが、当日ご来園された方の中には、特別ガイドの時間中カワウソ展示場の一部が閉鎖されていたことにお気付きの方もいらっしゃったかもしれません。実は、この時間帯の展示場内の洞窟側スペースを、当協会を個人会員としてご支援いただいている方専用の観覧エリアとして特別にご用意いただいておりました。イベントの内容や会場によって、会員様向けの特典は異なりますが、継続的にご参加・ご支援くださる皆様には、特別な体験をご提供できるよう努めております。

現在、以下の支援コースにはアジアカワウソ保全協会の1年間の個人会員資格が含まれています。^※

・継続応援コース

・プレミアムサポーターコース

そのほかのリターンを選ばれた方でも、別途ご入会いただくことで会員特典を受けていただけます。詳細は、当協会公式サイトの「会員募集のお知らせ」をご覧ください。

※別途弊会への入会手続きが必要です。

日本アジアカワウソ保全協会　事務局長　中木原まい