
支援総額
目標金額 450,000円
- 支援者
- 1人
- 残り
- 16日
プロジェクト本文
▼自己紹介
はじめまして。昨年9月に滋賀大学経済学部を卒業しました、畠平紗波と申します。
今年の春から特殊鋼を取り扱う専門商社で就職することが決まっており、現在は準備を行なっております。
自己紹介を兼ねて、私の大学時代で取り組んだことを紹介します。
・コロナ禍において、海外インターンシップを運営する学生団体の支部代表を務める
・地域の不登校の子どもたちが通うフリースクールで学習支援ボランティアを1年間行う
・ひとり親家庭の子どもたちの居場所作りボランティアを3年間行う
・オランダ・マーストリヒトでの1年間の交換留学プログラムに参加する(途中2ヶ月間、現地のインターナショナルスクールでインターンシップを行う)
・学習塾で5年半、講師としてアルバイトをする
さて、私は大学在学中にあるきっかけから海外の教育について関心を持つようになり、昨年は教育先進国と呼ばれているオランダ、フィンランドの現地の学校に赴きました。先生や生徒の皆さんにインタビューをしたり、自分で調べたりすることもありました。(ちなみにこの内容を踏まえた卒業論文を執筆しました。)
そして、社会に出る前のこの最後のタイミングで、途上国での教育の現状が見てみたいと、アフリカ・ケニアに渡航し、とある学校で1ヶ月働く運びとなりました。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
まず、皆さんはケニアにどのようなイメージをお持ちですか?
実はケニアは世界で初めて携帯電話での送受金システムを導入した国とされており、モバイルマネーの先進国と言われています。多くの人がスマートフォンを持ち、通信回線も本当に安定しています。(参考:https://www.jetro.go.jp/tv/internet/2022/06/c262bf87aaa7de6e.html)
実際私もこちらに来てみて、そこまで不便さを感じることなく日々の生活を送ることができています。また気候の面でもナイロビは高地にあるので夏でも涼しく、快適です。
さて、私がお世話になっている学校は、ナイロビ東部に位置するMolwemという町にあります。この町は低所得者層が多く住むところで、お世辞にも豊かな暮らしぶりをしているとは言えない人々が多くいます。この学校もそんなスラムの中にあります。
世界銀行PovcalNetによると、1日1.9ドル以下で暮らす国際貧困ライン以下の収入で生活するケニアの家庭の割合は37.08%と言われています。(参考:https://www.worldbank.org/ext/en/home)
要するにデジタルの面でかなり発展してる面はありつつも、依然スラムはあるし、貧困に苦しむ人が多いのもケニアの実情ということです。
Safisha Africa Schoolについて
今ボランティアとして私はpreprimary一年生、つまり4〜5才の子供たちのクラスをお手伝いしています。彼らと一緒に英語や算数、宗教などを勉強しています。基本的には彼らのノートをチェックして、答え合わせをしてあげることが私の仕事です。どこが間違っているのか、どう直したらいいのか、根気強く教えるのは大変ですがやりがいがあります。ちなみに算数の時間は時々授業を持たせてもらっています。
2008年に始まったこの学校は15年以上の歴史があり、今まで5000人以上の子どもたちの支援をしてきた学校です。現在350人ほどの子どもたちが通っています。もともと2007年にケニア国内で広く起こった政治的暴動に巻き込まれた子どもたちを救うために、校長であるAliceが食べ物や居場所を子どもたちに提供したのが始まりでした。そこから勉強ができるように、そしてこの町から暴力がなくなるようにと願いを込めて、学校を作ることを決意されたそうです。
先述のとおり、貧困に苦しむ家庭が多いので、この学校では教材、給食、制服を無償で提供しています。つまり学校に行くのにお金がかからないようにしているということです。学校運営は、政府からの少しの支援と、募金やボランティアの協力によって成り立っています。以下の動画はAliceがどのような人物なのか、この団体がどのような活動をしてきたのかについての理解を深めるのに役立つと思います。よろしければ、ご覧ください。(参考:https://safishaafrica.org/)
(Safisha Africa Welfare Foundationより許諾を得て動画を掲載しています。)
しかし、学校が教育費の面でサポートをしても、いまだに貧しさから抜け出せない家庭もあります。彼らと過ごす時間の中でも伝わってきます。
例えば、鉛筆と消しゴムが無いために毎回先生に借りている生徒が少なからずいること。例えば、"キッチンにあるもの"を英語の時間で習った時、先生が「家に冷蔵庫がある人?」と聞くと全員手が上がるわけではないこと。…等々、本当に色々あります。
なにか、この学校のためにできることはないだろうか。
彼らにとって私はこのまま通り過ぎていくだけの他人かもしれないけれど、そして自分自身は無力だけれど、なにかできることはないか。そうやってたどり着いたのがこのクラウドファンディングというアイデアです。
▼プロジェクトの内容
現在、ここで働く6人の先生たちは十分な給料をもらえていません。そして先述の通り、学校は人々の寄付や支援により運営されていますが、そのお金は全て生徒の制服や給食の食材費に充てられ、常に余裕がない状況にあります。
今回皆様からいただいたお金は、子どもたちの制服、鉛筆・消しゴムやホワイトボードマーカーなど授業のための備品を買うことに使います。
私のクラスでは3人の子供たちが一つの消しゴムをシェアして使っています。鉛筆、消しゴム、ノートなど、勉強のための最低限のものすら揃えられない家庭もあるということです。また、先日6年生のクラスを見学した際、体育の授業中、バレーボールを教科書だけで勉強していました。バレーボールのためのネットやボールが学校にないためです。
この寄付金で子どもたちに鉛筆や消しゴムを行き渡らせ、学校でボール遊びができるようにしたいです。つまり、子どもたちの学校生活や学校運営そのものを豊かにできるような使い方をします。
具体的には…
プロジェクト目標金額45万円
税金・手数料を引くと38万円
1人ひとりに文房具一式(各教科分ノート、鉛筆、消しゴム)を買う→400円×350人×2年分=28万円
備品などを補充するためのお金→10万円
計38万円
※Safisha Africa Welfare Foundationおよび代表のAlice Muhonja様より寄贈を行うことおよび名称掲載の許諾を取得しております。
Alice Muhonja様から名称掲載およびリターンに設定することの許諾を取得しております。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
Aliceには長年の夢があります。それは寄宿舎を作ることです。今回のクラウドファンディングが成功したら、今度はAliceの夢を応援するようなクラウドファンディングを立ち上げたいです。
私は普段Aliceの家に寝泊まりさせてもらっています。しかし家主である彼女は一切帰ってきません。なぜか。それは彼女が学校で面倒を見ている孤児たちの世話をするために自身も学校で寝泊まりしているためです。 彼女はさまざまな支援をスラムの子どもたちに提供しています。病気の子がいれば病院に連れて行き面倒を見たり、災害時困窮する家庭があれば家賃を肩代わりしてやったり、若くして母親になってしまった少女にはお金を与え、そのお金でビジネスができるように知識を与えたり、と様々な支援を行っています。その一つが、孤児や事情を抱えた子どもたちを学校で引き取り、育てる活動です。現在学校の空き教室などを利用して、12畳ほどのスペースに現在22人が寝泊まりしています。
ここがAliceが持っている土地です。学校の裏手にあります。ここを工事して、子どもたちが寝泊まりしたり、遊んだりできる場所を作りたいと考えているそうです。(ちなみにこの学校はグラウンドがないので走り回れる場所も限られています)
しかし、経済的な余裕はなく、ずっとこの土地はそのままにされています。
いつか、ここに寄宿舎と小さなグラウンドを作りたいと考えています。
今回の備品や文房具を買うためのお金を寄付するプロジェクトは、その夢への第一歩となるでしょう。
最後にお伝えしたいメッセージ
私は学校に通う恵まれない子どもたちへの同情心からこのプロジェクトを始めたわけではありません。
ここの子供たちは本当に元気な子ばかりです。そして上級生は進んで下級生の面倒を見ます。生徒は素直な子ばかりで、本当にここは温かい空間です。私は毎日学校に行くのが楽しみで仕方ありません。
Aliceの存在がそのような空間を作り出していると言えると思います。本当にみんなのお母さんという感じで、純粋に私は彼女や子どもたちのために何かしたい、その一心でこのプロジェクトを立ち上げました。
私自身クラウドファンディング初心者であるにも関わらず、関心を持って最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
私の思いが1人でも多くの方に届き、ご支援をいただけましたらとても嬉しいです。ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
- プロジェクト実行責任者:
- 畠平紗波
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年5月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
ケニアの首都ナイロビのスラムにある学校に鉛筆や消しゴム、備品等を寄付したい。集まった資金は全て学校に送ります。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
岡山県出身、大学を卒業したばかりの25才です。国際協力や教育に関心があります。
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リターン
プロフィール
岡山県出身、大学を卒業したばかりの25才です。国際協力や教育に関心があります。

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