フリースクール「自由の学校」の子ども達に「仕事」を作りたい

フリースクール「自由の学校」の子ども達に「仕事」を作りたい

支援総額

780,000

目標金額 500,000円

支援者
49人
募集終了日
2025年5月23日

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プロジェクト本文

プロジェクト達成の御礼とネクストゴールの設定について
この度は多くの皆様のご支援を賜り誠にありがとうございます。
お陰様で当初の目標金額に到達することが出来ました。
本当にありがとうございます。
 
まだ期間とリターンも残っている為、ネクストゴールを設定させていただきました。
 
次の目標金額:70万円
資金使途:農業資材購入費等
仮にネクストゴールを達成できなかった場合も、自己資金をもとにプロジェクトを実施させていただく予定ですが、皆様から多くのご支援をいただけますと幸いです。
 
自己紹介

 

茨城県那珂市で、フリースクール「自由の学校」を運営している加藤と申します。

 

私たちのフリースクールは2021年10月に開校し、4年目を迎えました。

 

(自由の学校 外観)

 

自由の学校は

 

学校に行けない、行かない児童が家に引きこもることの無いように、

どんな形でもいいから「社会」との接点を持たせ続ける為に、

民間にしかできない「第三の居場所」

 

という位置づけで始まりました。

 

朝起きて、行く場所があって、活動をして、疲れて、帰って眠る。

 

部屋に引きこもらないで、まずはそれだけやってくれればいい。

 

子ども達に、次のチャンスが来るまで、日常を崩さない手助けをする。

 

社会に出ていくその日まで、うちの学校で力を貯めればいい。

 

それが我々の役目だと思っています。

 

ただ、その役目を果たすためには「週5日」毎日開校し、人員を配置し、子ども達がいつでも来れる環境を作っておかなければならない。

 

これには相当資金も必要なことで大変なことでした。

 

私自身が他で行っている行政書士の業務でお金を稼いで学校に入れる。

そんな日々が続きました。

 

最近は学校に対する公的支援として年間100万円いただけるようになりましたが、正直100万円では支援をしてくれる先生の一人分の人件費にもならない状況であるため、現在もご家庭にも負担をいただきながらなんとか学校を運営している状況です。

 

この点は本当に心苦しい限りです。

 

 

https://www.jiyunogakkou.com/

 

自由の学校は基本的に登校をしてから何をするかは自分で決めます。

 

毎月のイベントも子供たちが決めます。

 

決まっていることは毎月1回は海岸清掃を行ってもらうということだけ。

 

これは私から子供達へのお願いでしたが、それでも毎月嫌な顔もせずに頑張ってくれています。

 

(毎月恒例の大洗海岸クリーンアップ作戦)

 

他、学校の詳細についてはホームページをご覧いただければ幸いです。

https://www.jiyunogakkou.com/

 

<<不登校とは>>

「不登校」という言葉を使いたくないのですが、便宜上ここからはあえて「不登校」という言葉を使わせていただきます。

 

開校以来、毎月新しい見学者が訪れてくれるのですが、正直まだその数の多さにとまどっています。

年々増えていく不登校の問題に、根本的な解決策を見出せずにいるのが現状です。

 

不登校は、

「怠慢だ!努力が足りない!我慢が足りないからだ!」と言われることがあります。

 

確かに一部にはそういった特段事情の無い不登校児童も存在しますが、

それは急激に進む時代に対応しきれていない現代教育制度の弊害だったり、

 

「リモートでも授業できるじゃないか!なぜ登校が必要なのか?」

という親世代にはわからない子供たちの葛藤もあるのだと思います。

 

もちろん従来からある

いじめ、人が苦手、コミュニケーションが苦手、勉強が苦手、大きな音が苦手、心が弱い、など

そんな子も実際に多いのが現実です。

 

一括りで決めつけてはいけない問題だと思います。

 

 

啓蒙活動・講演会

 

不登校児童への世間の理解が深まるように、不登校児童の視野が広がるように、悩んでいる親御さんへのヒントが与えられるようにと思い、実際に不登校経験のある著名人の方々の人生経験を生で聞ける講演会も行いました。

講演会の開催にあたっては多くの企業さんに助けていただきました。

 

開校から1年。

2022年10月にはヨシダナギさんの講演↓

 

2024年11月には吉井奈々さんの講演↓

 

お二人ともそれぞれ不登校の経験があったり、性的差別を受けたりと相当ハードな時期もあったそうですが、今では自分の道を堂々と歩いていらっしゃる方々で、来場者からは「いい話が聞けた。心が軽くなった。このままの自分でもいいんだ。」と嬉しい感想のお手紙をいただきました。

 

 

ふと湧いた疑問

 

そんなこんなで支援を続けてきたある日、一つの疑問が生まれました。

 

「この子供たちが大きくなって、将来働く場所はあるのか?」

 

「うーん。。。」

「将来一緒に焼き鳥屋でもやろうか!」

 

なんて、最初は冗談交じりでそんな事も考えましたが、

子供達が大きくなり卒業の声を聞くにつれ本気で考えはじめました。

 

働くための練習をさせてあげられればいいのかなとも考えましたが、

どうせなら仕事を生み出して提供できれば子供達にとってもあまり環境が変わらずに一番いいなと思い、自社で雇用できる体制を作ろうということにしました。

 

結局、焼き鳥屋の理論を大きくしただけでした。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

前述のとおり、右も左もわからず仕事の訓練とかを始めようとしたところ

「就労支援」というものがあることを知りました。

 

名前だけ見て「これはちょうどいいじゃないか!」と思いましたが、調べてみると就労支援は障害のある方たちに仕事を提供するものであると知りました。

 

学校に行けない児童の中には発達障害グレーゾーンの子も多くいますが、そういった子でも利用は難しいそうです。

 

更に調べてみると、就労支援における現在の障害者の方々の労働環境や低賃金についても知り、驚きと共に私の中に新たな目標も生まれました。

 

その目標というのは、

「しっかりした会社と仕事を作り雇用を生むことができれば、フリースクールに来る子だけでなく、地域の障害のある方たちにも気持ちよく働ける場所が提供できる!」

 

そう考えて「株式会社ダイダラ」を作りました。

(別会社を作った理由は、フリースクール事業は社会福祉事業ではないという理由から「自由の学校」と「障害福祉」を同じ会社でやってはダメだと指導があったためです。「子供たちの居場所を作ることは社会福祉ではないのか!」と全く納得いきませんでしたが言い争っても仕方ないのであきらめました。)

 

前述のとおり不登校の児童には発達障害かどうかといったグレーゾーンの子も多く、また、発達障害だとしても障害者手帳をもらうことはハードルが高いそうで、とても難しい立ち位置になります。

 

だからこそ、一般企業に勤められなくても、そして就労支援に入るのが難しくても、

「ダイダラ」なら受け入れてあげられる!そんな企業になれると信じての設立です。

 

 

株式会社ダイダラと就労継続支援事業所ガーデン

 

「ダイダラ」の名前の由来は、茨城県で言い伝えのある「ダイダラボウ伝説」からいただきました。

 

事業所の所在地である水戸市東前の近くにはダイダラボウの巨像が腰かけており、

その姿はまるで眼下に広がる田畑を見守っているかのようです。

 

不登校児童も障害者の方々も社会に大きなインパクトを与えられることを証明したい。

我々はダイダラボウのような大きな存在になることを目標としています。

 

(大串貝塚ふれあい公園のダイダラボウ巨像)

 

 

昨夏から事業所となる予定地の草刈りから始まり、

クロス工事、大工工事、外構工事や不用品処分、柵の設置など多くの方々にご協力いただきました。

(草だらけ)

 

(大量の草)
(内装工事)
(設営)
(助けてくれたみなさん)
(誘導灯がつきました)
(消火器も設置。これで消防法もクリア)

 

そして令和7年1月、「就労継続支援A型B型事業所ガーデン」が水戸市東前に誕生しました。

広い庭と沢山の花に囲まれて、楽しく気持ちよく働いてもらいたい。

 

それが願いです。

 

https://garden-mito.jp/

 

 

 

お仕事は農業がメイン

 

お仕事については、当事業所は一般企業や個人からのお仕事もお引き受けしますが、

メインで計画しているのは「農業」を基盤とした自社一貫の生産・加工・販売を行うことです。

 

農産物はそのまま売るよりも加工した方が単価も高くなり、おいしいものが出来ればお客様もファンになってくれると思っています。そうすれば従業員の雇用条件をより良いものにすることが出来るだけでなく雇用できる人数も増やしていけるのです。

 

農業で大きな売上を作り、うちで働きたいという不登校児童や障害のある方を沢山雇用していきたいのです。

 

開所した1月は農作業が全くはなかったので、知り合いの農家さんからサツマイモをいただき「干し芋」作りを行いました。

 

(天日干しの光景)

 

教えていただきながら作ってみましたが、素人ばかりなので不揃いで不格好なものばかりでした。

 

でも、完成した干し芋はとても甘くて美味しかったです。

 

 

 

プロジェクトの内容

 

自分たちで加工することが可能だとわかったので、今年は土地を借りてサツマイモの栽培からはじめて、冬には大量の干し芋を販売したいと計画しております。

 

ただ、サツマイモの栽培には土地代、苗代、資材代、機械代、燃料代など多くの経費がかかります。

特に機械は中古でもものすごく高くて、まだまだ農業を始めたばかりの弱小な当社にはその負担がとても重く、費用を賄うために皆様に来年以降の干し芋を「事前購入」してもらえないかと計画しました。

 

事前購入いただいた方には、今年みんなで頑張ってつくった「干し芋」をお試し品として送付させていただきます。

 

90個しか出来なかったので、リターンには「試供品あり」と「試供品なし」があります。

 

(90袋の試作品ができました!)

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

余談ですが、就労支援を知っている人から

「なぜ就労支援なんかはじめちゃったの?」と、たまに言われます。

 

就労支援A型事業所というのは、現在倒産する事業所が特に多いそうです。

 

他所で就労支援を経営している方は「新しくA型を始めた方がいると聞いて、珍しくてー」

なんて物珍しがって見学に来ました。

 

仕事を生み出すんだ!という目的がはっきりしている私からすれば

「そんなに大変か?」と最初は疑いました。

 

しかし、利用者さんの体調による欠勤の多さ、突然の退職、個人個人の出来ることのばらつき

そういった事情を踏まえたうえで仕事を用意し、仕事を教え、仕事を完成させ売り上げを追求していく

確かに大変なことだと痛感しています。

 

(ほうれん草の種蒔き)

 

しかし、「大変だからやらない」は、やはり私の中にはありません。

 

より良いアイデアが思いついてしまったならば、社会や子ども達を少しでもよくしてあげられそうだと気付いてしまったならば、出来る人がそれをやらなければならない。

 

多少無理をしてでもやらなければならない。

それを使命というのだと思っています。

 

私が命を与えられた意味はきっと、悩んでいる子供達や社会に馴染みにくい人々に居場所を提供し、仕事を生み出し、雇用を生み出すこと。

 

そして、その仕事はその人の「生きがい」になり得るものであることです。

大袈裟じゃなく、そう思っています。

 

株式会社ダイダラが農業の会社としてしっかりと成り立てば、自由の学校の子供たちは大人になっても就職先の心配がなくなる。障害のある方も他の会社の何倍も稼げるようになる。

 

目標ははっきりしています。

 

ですが、私一人の力では時間も資金も限界があります。

本当に痛感しています。

 

子供達の将来の職場を作り上げる為に

どうか皆さんのお力を少しだけお貸しいただけないでしょうか。

 

自由の学校の子供たちと、株式会社ダイダラのみんなのこれからの成長を、未来を、一緒に見守っていただけないでしょうか。

 

皆さんのご支援を心からお願い申し上げます。

 

(ネギの定植の様子)

 

今回はサツマイモを干し芋として加工販売することを目標としていますが、

実はそれだけでは年間の仕事量も売上もまだまだ全然足りません。

 

今後は、ブルーベリー、葉ニンニク、白菜等を生産販売できる体制を少しづつ作り上げていきます。

 

この記事を作成している段階で5,000㎡の農地を借りることが決まりました。

「そういうことなら畑を貸すよ。」

そう言って地域のみなさまの後押しをいただいているお蔭様です。

 

ただ、トラクターもない、専用の機械もない。。。

課題は山積みですが毎日毎日新しいことの挑戦!一つ一つ乗り越えていきます。

 

これから作る農産物をクラファンやECサイトで販売できるように頑張ります!

皆様のお手元に届けられる日を楽しみにしています。

 

読んでいただき本当にありがとうございました。

 

ご縁に感謝いたします。

 

(次の作物の種蒔き)

 

プロジェクト実行責任者:
加藤 正樹(株式会社ダイダラ)
プロジェクト実施完了日:
2027年2月26日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

株式会社ダイダラは関連企業である一般社団法人ライツが運営するフリースクール「自由の学校」の子ども達が将来働ける場所を作りたいとの思いから始まった会社です。 農業を開始するには機械や資材等お金がかかりますので、一年後の干し芋に期待を込めて購入して下さる方々を探しています。 不揃いかもしれません、不格好かもしれませんが一年後の寒い冬に心が温まる干し芋をお届けします。 頂いたご支援は、土地取得又は賃貸料、資材費、苗代、機械・機材購入費、人件費として使わせていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金にて対応致します。

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プロフィール

学童保育やフリースクールの運営をする傍ら行政書士として外国人の適正な国内在留に寄与する為尽力しています。

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リターン

5,000+システム利用料


alt

感謝のメールを送らせていただきます。

〇感謝のメールをお送りします〇活動報告書をお送りします。

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年2月

10,000+システム利用料


「完全手作業、天日干し」干し芋1㎏お届けします。(試食あり)

「完全手作業、天日干し」干し芋1㎏お届けします。(試食あり)

2026年2月頃「完全手作業、天日干し」の干し芋1㎏をお届けします。
試食用として今年つくった試作品の干し芋「ふぞろいですが。。。」100g(画像の品)をすぐにお送りします。
・お礼のメールを送らせていただきます
・定期報告させていただきます

申込数
26
在庫数
14
発送完了予定月
2026年2月

5,000+システム利用料


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〇感謝のメールをお送りします〇活動報告書をお送りします。

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年2月

10,000+システム利用料


「完全手作業、天日干し」干し芋1㎏お届けします。(試食あり)

「完全手作業、天日干し」干し芋1㎏お届けします。(試食あり)

2026年2月頃「完全手作業、天日干し」の干し芋1㎏をお届けします。
試食用として今年つくった試作品の干し芋「ふぞろいですが。。。」100g(画像の品)をすぐにお送りします。
・お礼のメールを送らせていただきます
・定期報告させていただきます

申込数
26
在庫数
14
発送完了予定月
2026年2月
1 ~ 1/ 13

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