ピカイチ|こどもたちが自分らしく「主体的」に過ごせる居場所を作る!

ピカイチ|こどもたちが自分らしく「主体的」に過ごせる居場所を作る!

支援総額

1,081,000

目標金額 1,000,000円

支援者
105人
募集終了日
2025年7月18日

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プロジェクト本文

 

東京都にある小金井市と国分寺市。

JR中央線が走るこの二つの自治体には現在フリースクールやこどもの居場所がほとんどありません。

 

現在、小金井市の不登校児は約300名。国分寺市の不登校児は約230名。

 

 

23区よりも少ない人数ですが、そのせいで民間企業が参入してくることもなく、フリースクールを希望する児童は、立川市や武蔵野市まで、片道1時間近くかけて通っています。

 

学校に通えていない子や学校に行きづらさを感じている子の保護者にヒアリングをした結果、日中は戸外で過ごすこともままならず、ほとんどの時間を家の中で過ごしている子がとても多く、選べる支援の選択肢が非常に少ないということがわかりました。

 

つまり、自分たちの住んでいる街のなかで学んだり、友だち同士で一緒に過ごしたりすることができていないのです。

 

そのような現状の小金井市・国分寺市ですが、子育て世帯の転入は年々増加傾向にあり、こどもの人口は増加しています。

公立の学童保育所は、両市ともに1年生から3年生までなら全員入れる全入制というメリットがある一方で、大幅な定員超過で100名以上の子が利用する大規模化状態が何年も続いています。

 

 

狭い室内にこどもたちがひしめき合って生活しており、繊細な子や集団生活が苦手な子にとっては安心できる場所とは言いにくい状況です。

 

そこで私たちは、午前中は不登校の子のための居場所事業、放課後は学童保育所という、地域のこどもたちが学校に行っている・いないに関わらず、安心して楽しくのびのびと生活したり学んだりできる「新しいこどもの居場所」を立ち上げました。

 

その施設は「為すことで学ぶ」という実体験を重視したオルタナティブ教育を導入し、「たべる」「しゃべる」「あそぶ」で「つながる」をコンセプトにした、民間運営のコミュニティ施設です。

 

今年度4月にオープンし、現在は午前・午後合わせて約15名ほどの児童が登録・利用しています。

 

 

 

ノーススター合同会社です。「こどもの居場所ピカイチ」を運営しています。

 

私は代表の藤森と申します。

私は上京してから現在に至るまでの約26年間を、ずっとこの街で過ごしてきました。

 

民間企業の保育士として、小金井プチクレイシュ、西国分寺プチクレイシュ(園長)、国分寺市立しんまち児童館(館長)、国分寺市立にしまち児童館(館長)など、小金井・国分寺エリアでは約10年ほど勤務してきました。

児童館・学童の運営統括担当として本社勤務をしていた時には、公設民営の系列施設約50か所を管理しながら新規公募に参加し、質の高い学童保育の水平展開を進めてまいりました。

 

そもそも私が保育士を選んだ理由は、人が成長していくのを応援するのが好きだったことと、今までの日本の教育スタイルに疑問を感じていたからです。

 

自分がこどもの頃は、どうしても先生の教えるスピードに合わせて学んでいくという「教育者主導の学習スタイル」にうまく適応できず、叱られてばかりいました。

 

そこで、もっと他の学びのスタイルはないのかと考え、保育士時代はニュージーランドの保育を学び、児童館・学童に異動してからも様々な海外の教育スタイルを学びながら現場の実践に取り入れていきました。

最終的にたどり着いたのは、オランダの「イエナプラン」によく似た、「主体性」「自己選択」「自己決定」を尊重し、こどもたちが「対話」と「協働」で学びあうという支援方法でした。

 

しかし、業務委託運営の学童保育所はどんどん大規模化が進んでいき、職員はどうしても管理型の指導になりやすく、保育の質はなかなか向上しませんでした。

 

このまま働いていても、こどもたちの「主体性」を大切にする施設運営はできない、そう感じ、40歳を迎えた時に、第二の故郷である小金井市で、オルタナティブ教育を導入した学童保育所を立ち上げようと決意し、起業準備を進めてきました。

 

 

はじめまして。国分寺市に住む原山優里花です。

長野県で生まれ、埼玉県で育った私は、大学卒業後の三年あまり東京都国分寺市で暮らしてきました。

 

幼い頃からの夢は「学校の先生になること」。教員になる前にもっと広い視野でこどもたちと関わってみたいという思いから、大学時代には塾講師や家庭教師学童保育所でのアルバイト、公立中学校特別支援学級のTA(ティーチングアシスタント)など、様々なこどもの支援現場に身を置いてきました。

 

その中でも、私にとって大きな転機となったのが、貧困層や不登校のこどもたちの居場所づくりに取り組むボランティア活動です。

 

ボランティア活動を通して出会ったこどもたちの中には、「学校に合わない」「家族に邪魔者扱いされている」「自分なんていない方がいい」「お金がないから夢は諦めた」そんな言葉を口にする子がたくさんいました。

 

学校や家庭内の人間関係、経済的な状況など様々な外的要因によって自信を失い、将来に希望を持てなくなっているこどもたちを目の当たりにし、やるせなさや悔しさを強く感じました。

 

多くのこどもたちにとっては、学校と家庭が世界のすべて。でも実際にはその外には広い世界があり、たくさんの人がいます。

だからこそ私は「学校でも家庭でもない第三の居場所を作りたい」「学校の先生でも家族でもない第三の大人でありたい」と思うようになりました。

 

その想いから、大学卒業後は”学童保育所併設の児童館”でこどもの居場所づくりに取り組む道を選びました。

 

そこで藤森と出合い、彼の考える公教育やこどもの居場所に対する問題意識、そして思い描くビジョンに強く共感し、この4月から新たなこどもの居場所作りに共に取り組んでいく決意をしました。

 

 

 

こどもの居場所を立ち上げようと思ったきっかけは、「放課後の支援」だけではもう今のこどもたちを救いきれないと思ったからです。

 

代表の藤森が理想とする「こどもたちの主体性を尊重した豊かな放課後の時間」を作る準備を進めていくなかで、放課後の育成以前にそもそも学校に行くことができず、不登校になってしまう児童が急増していること、そして当事者やその家族へのヒアリングを進めていくと、そういった不登校や学校に行きづらさを感じている子の中には「自らの頭で考えて行動できる主体的な子」が大勢いることがわかってきました。

 

自分の頭で考えられるからこそ、困っている子もいるのです。

 

不登校はこども自身の問題ではなく社会の問題。

 

こどもたちみんなが幸せになれる社会を作るためには、放課後の前に、「学校以外の居場所」という、多様な選択肢が必要なんだ。

そう思い、それに共感してくれた原山と一緒に「こどもの居場所」事業を立ち上げました。

 

 

 

こどもの居場所ピカイチは、「不登校・学校行き渋りの子のための居場所事業」「放課後児童クラブ事業」「多様な学びが体験できる体験型事業」が一つになったこどもの居場所です。

起業準備のためのヒアリングを進める中で「小金井市は不登校になった時に選べる支援の選択肢が少ない」「国分寺市も同様の状況だ」「日中に子どもたちが通える居場所があったら良いのに」「どちらの市にも、民間のフリースクールが存在しない」というような声を複数聞いたため、まずは不登校・学校行き渋りの子のためのリハビリ的居場所事業を主軸にした運営を開始しました。

 

そして第二軸として、オルタナティブ教育を導入した学童保育所の運営、最後に第三軸として、地域の大人や大学生、地元の企業、専門性をもつ職業人を巻き込んだ体験型事業を開始しはじめました。

 

6月からは、若者たちと一緒に「こども食堂」を立ち上げ、多様性ある居場所づくりを進めています。

 

▼ピカイチで実施している独自のプログラム

 

 

 

 

現在通っている子どもたちは、自ら考えて行動し、試行錯誤を繰り返しながら小さな成功体験を積み重ねていくことにより、着実に自信を取り戻し、どんどんと元気になっていっています。

 

そんなこどもたちの姿を保護者の方と共有していくなかで、たくさんの感謝の言葉を頂いています。

 

 

この事業を、10年、20年と長く続いていくものにしていきたい。そんな想いを胸に、日々こどもたち一人ひとりに向き合いながら、個別最適な支援を行っています。

 

事業が軌道に乗ったら、最終的には日曜・祝日にも利用できる「こどもの居場所」に育てていきたいと思います。

 

 

 

子どもの「主体性」「自己選択」「自己決定」を尊重した学びのスタイルは、将来的には「新しい学び」として主流になっていくだろうと思っていますが、まだまだ「塾」「習いごと」という学びが主流の日本では、その価値がとても伝わりづらく、事業が軌道に乗るまでにもう少し時間が必要です。

 

それまで事業を継続していくために、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」などを利用して資金調達をしましたが、騒音対策のために壁を新しく作ったり、資材高騰の影響などもあり、当初の想定より内装工事費が高額になってしまいました。立ち上げ初期ということで想定外の出費もあり、取り組むべき課題に対して資金が不足しています。

 

そのため、クラウドファンディングに挑戦することで、私たちの活動を知ってもらい、広くご支援を募ることで活動資金の一部を調達したいと考えております。

 

 

 

 

1st GOALを、内装工事費など設備投資にかかった金額の補填に設定し、2nd GOAL以降は事業の継続と運営環境の向上を図るための費用に充当する。

 

 

 

多くの方々に活動を知ってもらい応援してもらいたいという想いもありますが、それとは別に、同じ志を持っている方々に対して、私たちが提供できるものも複数あると思っています。

 

例えば、企業の保育園・児童館・学童保育所の施設長として勤務してきた経験知や、多くの成功・失敗を積み重ねながら試行錯誤を繰り返してきた地域交流の実践知、そして施設を立ち上げるまでに培ってきたノウハウの提供・共有などは、これから同様の施設を運営するための準備を進めている方々にとって、事業の成功確率を高めるために役立つものだと思います。

 

応援してもらったお礼として、私たちが持っているものを提供していき、応援者の皆様とWin₋Winになるような共創プロジェクトにしていきたいなと思っています。

 

 

 

こどもたちの主体性を回復していくために、まずは大人たちが主体性を発揮し、行動する姿を見せていく必要があります。

だから私たちは、こどもの居場所「ピカイチ」に通うこどもたちに「自分たちの行動で社会は変えられる」という成功体験の見本を示したい。

 

そのために私たちは、このクラウドファンディングに全力で挑みたいと思います。

私たちの理念・考えに共感・共鳴してくださった方々からの応援を、心よりお待ちしています。

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
藤森光一(ノーススター合同会社)
プロジェクト実施完了日:
2026年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

ノーススター合同会社が、「こどもの居場所ピカイチ」を開設しました。いただいた支援金は、すでに支払った内装工事費に使用します。支援金は自己資金の補填に使用します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は、自己資金と銀行借入にて補填いたします。

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プロフィール

保育園・児童館・学童保育所などの児童福祉施設にて約18年勤務後独立起業。 小金井市で、「不登校・学校行き渋りの子のためのリハビリ的居場所事業」「オルタナティブ教育を導入した、子どもの非認知スキルを育てる放課後児童クラブ事業」「多様な学びが体験できる体験型事業」が一つになったこどもの居場所を立ち上げました。 こどもの居場所ピカイチのInstagramはこちらから https://www.instagram.com/a.afterschool_pikaichi/ noteで発信もしています。 https://note.com/gifted_curlew235

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保育園・児童館・学童保育所などの児童福祉施設にて約18年勤務後独立起業。 小金井市で、「不登校・学校行き渋りの子のためのリハビリ的居場所事業」「オルタナティブ教育を導入した、子どもの非認知スキルを育てる放課後児童クラブ事業」「多様な学びが体験できる体験型事業」が一つになったこどもの居場所を立ち上げました。 こどもの居場所ピカイチのInstagramはこちらから https://www.instagram.com/a.afterschool_pikaichi/ noteで発信もしています。 https://note.com/gifted_curlew235

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