
寄付総額
目標金額 2,340,000円
- 寄付者
- 148人
- 募集終了日
- 2025年8月31日

地域医療を守るため、ともに走ろう|ドクターカー更新プロジェクト
#医療・福祉
- 現在
- 7,273,000円
- 寄付者
- 258人
- 残り
- 29日

医療の未来を守り、育てる。膵がん治療の開発・力ある若手外科医の育成
#医療・福祉
- 現在
- 17,623,000円
- 寄付者
- 351人
- 残り
- 15日

生まれつきの心臓の病気「先天性心疾患」 遺伝子解析から未来の医療へ
#医療・福祉
- 現在
- 8,403,000円
- 寄付者
- 242人
- 残り
- 29日

新たな命を守る1分がここにある。新生児専用救急車の更新にご支援を
#子ども・教育
- 現在
- 55,273,659円
- 寄付者
- 1,367人
- 残り
- 8日

北海道の医療の未来を担う、若き人材育成プロジェクトにご寄附を。
#医療・福祉
- 現在
- 4,759,000円
- 寄付者
- 147人
- 残り
- 29日

何があっても、駆けつける。救急医療の生命線「病院救急車」の更新へ
#医療・福祉
- 現在
- 25,472,000円
- 寄付者
- 299人
- 残り
- 28日

東京国立博物館|価値ある文化財を救い出す。源氏物語図屏風、修理へ
#伝統文化
- 現在
- 61,755,000円
- 寄付者
- 2,861人
- 残り
- 29日
プロジェクト本文
目標金額達成の御礼とネクストゴールへの挑戦について
いつも私たちの取り組みを応援してくださり、本当にありがとうございます。
7月7日よりスタートした「医療崩壊を防げ!未来の医療を支える自動運転型車いす継続プロジェクト」ですが、皆さまからの温かいご支援と応援のお言葉に支えられ、開始からわずか44日の8月19日に第一目標を達成することができました。これまでに116名を超える方々からご寄付をいただき、心からの感謝を申し上げます。
「果たして実現できるだろうか」と不安を抱えて始めた挑戦でしたが、皆さまのご支援のひとつひとつが大きな励ましとなり、私たちの取り組みの意義を再確認することができました。改めまして深く御礼申し上げます。
ネクストゴールについて
本プロジェクトはまだ残り期間がございます。そこで、次なる挑戦として ネクストゴールを「334万円(第一目標234万円+追加100万円)」 に設定いたします。
この追加のご支援により、
- 外来や他病棟にもう1台を追加した2台運用の効果確認のための試験運用
を実現していきたいと考えております。
実施について
仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合、ご寄付いただいた資金で実施できる範囲にて、実施はさせていただく予定でおります。
より多くの方に安心して医療を受けていただける体制を整えるためには、皆さまのお力添えが欠かせません。
皆さまからのご厚意を無駄にせず、未来の医療を支える仕組みを必ず形にしてまいります。残りの期間も引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
▶︎はじめに:変わりゆく医療現場で、私たちが目指すもの
こんにちは。島根大学医学部附属病院 リハビリテーション医学講座の酒井康生です。
近年、リハビリテーション医療は目覚ましい進歩を遂げ、重篤な病態の患者さんに対しても、治療と並行して早期から積極的なリハビリを行うことが当たり前になりました。当院では毎日200〜300人もの患者さんがリハビリに励んでいらっしゃいます。私たちは、患者さんが一日でも早くご自宅へ戻れるよう、広い訓練室でのリハビリを通じて「家に帰れる身体づくり」を全力でサポートしています。
しかし、この「早く自宅へ」という思いを実現する上で、私たちは大きな課題に直面しています。リハビリを始めたばかりの患者さんの多くは、まだご自身の足で歩くことが困難です。そのため、スタッフが車いすで訓練室まで搬送する必要があり、リハビリ室の入り口は搬送を待つ患者さんで混雑することが日常的に起きています。この搬送業務は、患者さんの安全を確保しつつ、多くの医療スタッフにとって大きな負担となっているのが現状です。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ:差し迫る「医療崩壊」の危機に、今、行動を
ご存知のように、日本の総人口は減少の一途をたどり、2050年には約9,500万人まで減少すると予測されています。一方で、65歳以上の高齢者人口は増加し続け、高齢化率は約40%に達するとも言われています。これは、将来的に医療を支える人材がさらに減少するという厳しい現実を突きつけています。厚生労働省のデータも、この傾向を明確に示しています。
このような状況の中、看護師や医療スタッフが日々担う患者搬送業務は、現場にとって避けられない大きな負担となっています。「このままでは医療現場が持たない」という切実な声は、もはや日常的なものとなりつつあります。
「このままでは、あなたやご家族が必要な医療を受けられなくなるかもしれない」、私たちはこの差し迫った課題に対し、未来の医療を守るためには「従来のやり方を変える」必要があると強く感じています。限られた医療資源を最大限に活用し、患者さんの尊厳ある治療とスタッフの働きがいを両立させるために、私たちは「自動運転型車いす」の導入を決意しました。
▼自動運転型車いすによる自動運転サービスとは?
自動運転型車いすによる自動運転サービスは、設定されたルートを自動で走行する次世代型電動車いすです。スタッフの付き添いなしで、患者さん自身が安全に病棟からリハビリ室へ移動できるため、人手不足が深刻化する医療現場で、自動運転型車いすは「もう一人のスタッフ」として、働き方改革と患者の移動負担軽減を両立する新しいインフラとして期待されています。
▼プロジェクトの内容
当院リハビリテーション外来では、毎日多くの患者さんが訓練室を利用されますが、移送の遅れやお迎えの混雑が発生しており、リハビリラッシュ時には訓練室入口で車いす渋滞が常態化しています。これらは、移送介助者の到着遅れや人手不足が主な原因であり、リハビリの開始が遅れる要因にもなっています。
このような課題に対し、自動運転型車いすを導入することで、患者さんが自力で安全かつ気兼ねなく移動できるようになり、身体的・心理的負担が軽減されます。そして、患者さん自身がスムーズに訓練室へ到着できることにより、定刻通りのリハビリ開始が可能になります。結果として、移送に関わる医療スタッフの業務負担も大幅に軽減され、医療資源の最適活用が実現されるのです。
▶︎ 実際にご利用いただいた患者様の声(アンケートより)
自動運転型車いすの価値を最も端的に語ってくださるのは、実際に利用された患者さんたちです。
以下はアンケートから寄せられた率直な感想です。
実際ご利用されている様子の動画はこちら
「職員の方にお願いしなくてよく、自立している感覚が持てた」
「安心して乗れた。周りを見る余裕もあり、リハビリに行くのが楽しかった」
「自分で車いすを操作すると汗が出るほど大変だが、自動運転型車いすは楽でありがたい」
「肩が痛くならずに移動できた。ありがたい取り組み」
「足腰が弱い方はぜひ使ってほしい」
「歩くのに不安があるときに助かる。乗り心地も良く、安心感がある」
これらの声は、自動運転型車いすが患者さんの身体的負担を軽減するだけでなく、精神的な安心感や行動への主体性を高める効果もあることを示しています。
▶︎ 自動運転型車いすが切り拓く、患者さんとスタッフ双方にやさしい未来の医療搬送
2024年度に病棟からリハビリ室までのルートで自動運転型車いすを試験運用した結果、1年間無事故で運用され、安全性と有用性が実証されました。
【医療スタッフの声(61名からのアンケートより)】
・搬送業務の軽減(17名)
・看護師・助手・クラークの業務負担軽減(5名)
・送迎の電話が不要になった
・患者さんの笑顔が増えた
・患者さんが「楽しい」と言っていた(複数)
スタッフからも、嬉しい変化の報告が相次いでいます。
▼継続プロジェクトの目的:1台の車いすを最大限活用する新たなシステムを構築
本クラウドファンディングでは、次の1年間で以下の3つの活用展開を進める計画です。
1. 【同一フロア内の活用拡大】口腔ケアセンター/歯科口腔外科との連携
整形外科病棟と同じ3階には口腔ケアセンター/歯科口腔外科があります。
術前評価で受診が必要な患者さんに対し、口腔ケアセンター/歯科口腔外科とリハビリの時間帯を調整し、効率的な移動導線を構築。時間単位でスケジューリングすることで、1台の車いすを最大限に活用できるようにします。
2.【他病棟への展開】エレベーター問題の工夫
エレベーターを自動運転で乗り降りできない制約を乗り越えるため、リハビリ時間帯を集中させて業務用エレベーターを“搬送優先”で運用する仕組みを試みます。
これにより、他病棟の患者さんも自動運転型車いすでスムーズに訓練室へ到着できる体制を整えます。
3.【外来での試験運用】午後の検査移動や高齢者支援に
午前中の外来は混雑するため、安全を考慮し、午後に検査室への移動支援などで試験導入を行います。
さらに、ご家族の急な入院で、入院生活に必要な荷物を持参された方の移動支援としての活用も検討します。
▶ 目指すのは、1台で回す“持続可能なシステム”
医療機関が複数台の自動運転車いすを保有するのは現実的ではありません。
そこで私たちは、「1台を時間帯・場所で切り替えて使う」という柔軟なシステムを確立したいと考えています。
これが実現すれば、限られた予算内でも高い効果を発揮し、他院への展開・応用もしやすくなります。
将来的には、島根県内はもちろん、日本全国の医療機関にとってモデルとなる運用方法を確立し、発信していきたいと考えています。
▶この取り組みは、以下のSDGs(持続可能な開発目標)にも深く貢献しています。
目標3「すべての人に健康と福祉を」: 患者さんの移動負担を軽減し、安全で迅速な移送を可能にすることで、移動の自由度向上とケアの質の向上に繋がります。
目標8「働きがいも経済成長も」: 医療スタッフの移動・搬送業務負担を軽減し、本来業務(医療・ケア)に専念できる働きがいのある職場環境を推進します。
目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」: 医療現場における自動運転技術の実装事例として、ヘルスケアDXの推進に貢献します。
目標10「人や国の不平等をなくそう」: 自力移動が難しい患者さんにも移動の選択肢を提供し、医療アクセス格差を低減します。
目標11「住み続けられるまちづくりを」: 医療施設内の移動のバリアフリー化を促進し、高齢者や障害者に優しい環境づくりに貢献します。
▶目指す未来とビジョン:市民の皆様と共に、未来の医療インフラを育てる
自動運転型車いすは、厳しい医療経営の中で限られた人的資源を最大限に活かすための、未来のモビリティであり、単なる便利な乗り物ではありません。それは、少人数運営を余儀なくされる未来の医療現場を支える「もうひとりの大切なスタッフ」であり、患者さん一人ひとりの尊厳ある移動を支える「Patient-Centered Care(患者中心の医療)」の具現化でもあります。
このプロジェクトの初期投資は当院で負担しましたが、この画期的な取り組みを継続し、さらに発展させていくためには、市民の皆様のお力が必要です。
▶ いただいたご支援の使い道
今回のクラウドファンディングでは、自動運転型車いすの2年目の継続運用資金の一部を募り、以下の取り組みを進めます。
- 自動運転型車いすの年間運用費の一部(1台・保守費含む)
- 自動運転型車いすのさらなる活用改善(予約・対象者選定の効率化など、運用ノウハウの蓄積)
- 他病棟・外来部門への展開検証(院内での活用範囲拡大・安全運用実証)、タイムスケジューリングシステムの構築
- 全国の医療機関への先行事例としてのノウハウ発信・資料化(日本の医療全体のDX推進への貢献)
この技術と仕組みを、持続可能な社会の医療インフラの一部として広げていくことが、私たちのビジョンです。医療従事者が患者さんの笑顔のために集中できる環境を、そして患者さんが安心して治療に専念できる未来を、ぜひ皆様と共に創り上げていきたいと願っています。
皆様のご支援が、日本の医療の未来を大きく変える力となります。
どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。
▼プロジェクトメンバーからの意気込み
馬庭壯吉
島根大学病院リハビリテーション部 部長
自動運転モビリティを活用した新時代の病院を目指して
羽田空港などでゆったりとした柔らかいチャイムの音色を発しながら自動運転している自動運転型車いすをご覧になったことがありますか。空港の中での長距離移動を補助するサービスとしてなくてはならないものになってきています。この自動運転型車いすを本院では2024年6月から整形外科病棟に導入しました。国立大学病院では初めての試みとなりました。主に整形外科術後の患者さんを安全にリハビリテーション室まで移送する役割を担っています。今後は他の病棟にも拡大していく計画です。これまで事故は1件もなく、患者さんにも好評であり、病棟スタッフの業務の効率化に役立っています。さらにこのサービスを継続・拡大していくために、クラウドファンディングによるご支援をお願い申し上げます。
江草典政
島根大学医学部附属病院リハビリテーション部 療法士長
リハビリテーション部療法士長の江草典政です。
今回のプロジェクトでは、「自動運転型車いす」を活用し、島根の地で未来の働き方、未来の通院方法を生み出すべく挑戦します。私が所属するリハビリテーション部のミッションは「未来をカタチにすること」です。本プロジェクトは、医療を担う働き手を助けるという文脈で進めていますが、この自動運転型車いすは、身体に障がいがある方々、そして障がいはなくとも高齢により移動が難しくなりつつある方々の生活を保障することにも繋がると考えています。
「病院に到着したけれど、そこから検査や診察に移動するのが大変」
「病院の中の移動が難しく、付き添いが必要」
といった通院時に苦労する患者さん。
「ここでは歩けるけれど、家に帰ったらスーパーには一人で行けない」
「買い物は誰かに頼らないと生活できない」
と退院時に不安をこぼす患者さん。
そういった方をたくさん見てきました。このプロジェクトは、まずは病院という安全なフィールドでのノウハウを蓄積し、将来的には地域社会の移動を変革するものだと考えています。
社会の中での「移動の不安をみんなで乗り越えたい」だからこそ、クラウドファンディングを活用することにしました。皆さまからのご支援をお待ちしています。
▶税制上の優遇措置
島根大学へのご寄附については、税制上の優遇措置が受けられます。なお、寄附金領収書はREADYFOR株式会社を通じて寄附金が島根大学に入金された日付で発行いたします。島根大学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置をお考えの方は対象となる年にご注意ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 酒井康生(島根大学医学部附属病院)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年10月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
今回のクラウドファンディングでは、リハビリ患者さんの移動支援を目的に導入した「自動運転型車いす」による搬送支援サービスをさらに発展させ、「現在の病院環境で1台の自動運転型車いすを最大限活用できる運用方法」の確立を次の1年で進めることを目標としています。 皆さまからいただいたご支援は、以下の費用に充てさせていただきます。自動運転サービス リース代(1台・12か月分;機体本体、バッテリー1個、充電器1台、保守・保険・サポートを含む)、READYFOR利用手数料(13.2%)、プロジェクト管理経費(5%) 広報資料作成、人件費等、消耗品費(リーフレット・運用用小備品など)。 実施内容とスケジュール(予定):プロジェクト成立後、以下を順次実施してまいります。WHILL自動運転システムの導入・ルート設定、医療スタッフ・患者さんへの使用説明と運用開始、日々の搬送業務へのWHILL導入による実証運用、使用状況や満足度の調査・運用結果の可視化。実施完了日は2026年10月を予定しており、1年間の運用成果をもとに、さらなる展開・継続導入も検討していく予定です。
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※2 オンライン報告会は2026年中に実施の予定です。開催は2026年11月頃を考えています。詳細については、2026年10月までにメールにてお知らせいたします。
- 申込数
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※1 領収書の宛名はギフトお届け先にご登録いただいたお名前となります。領収書に記載される日付は島根大学に入金がある2025年10月の日付となります。寄付金領収書の発送は2025年11月となります。
※2 オンライン報告会は2026年中に実施の予定です。開催は2026年11月頃を考えています。詳細については、2026年10月までにメールにてお知らせいたします。
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※1 領収書の宛名はギフトお届け先にご登録いただいたお名前となります。領収書に記載される日付は島根大学に入金がある2025年10月の日付となります。寄付金領収書の発送は2025年11月となります。
※2 オンライン報告会は2026年中に実施の予定です。開催は2026年11月頃を考えています。詳細については、2026年10月までにメールにてお知らせいたします。
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※2 オンライン報告会は2026年中に実施の予定です。開催は2026年11月頃を考えています。詳細については、2026年10月までにメールにてお知らせいたします。
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