地域皆んなで支え合う！坂田農園から広げる助け合いの農業プロジェクト

▼自己紹介

はじめまして。熊本県玉名市天水町で「坂田農園」を営む、坂田（さかた）と申します。

小さな農園で、現在は主にイチゴ栽培を中心に、家族とパートさんで力を合わせながら農業を続けています。

 

天水町は昔から果物づくりが盛んな地域ですが、担い手不足や高齢化が進み、農作業の負担が年々大きくなっています。私自身も「どうすれば地域の農業を守れるだろう」と悩む中で、設備を整え、周りの農家さんにも使ってもらえる仕組みをつくりたいと考えるようになりました。

 

今回のクラウドファンディングを通して、農業を続けやすい環境をつくり、地域の未来につながる一歩を進めたいと思っています。

どうぞ温かい応援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

私たち坂田農園は、家族で力を合わせていちご、みかん、米を育てています。

小さな農園だからこそ、毎日の作業は手作業が多く、農薬・液肥の散布や高い場所でのハウス管理は、特に負担の大きい作業でした。

 

「このままでは、長く農業を続けるのは難しくなってしまうかもしれない」

そんな不安を感じることが増えていきました。

 

さらに近所の農家さんたちも、同じ悩みを抱えています。

農業を続けていくのに、体力的に厳しくなっていく。高齢化が進み、作業環境を改善したくても設備の導入が難しい。

 

私たちがプルスフォグや高所作業車を導入できれば、自分たちだけではなく、近隣の農家さんにも貸し出し、みんなで無理なく農業を続けられる環境づくりができる。

そう気づいたことが、このプロジェクトを始めたきっかけです。

 

 

▼プロジェクトの内容

① プルスフォグの導入

 　超微粒子噴霧機で、ハウス内をすばやく均一に散布できます。従来の半分以下の時間で作業でき、身体への負担も軽減。病害リスクを減らし、より安全な農産物をお届けできます。また、葉面から効率よく養分を吸収させることができます。

② 高所作業車の導入

　ビニール張替えや天井付近の管理作業を、安全で効率的に行えます。高齢の農家さんほど助かる設備で、地域からも強いニーズがあります。

③ 地域農家への貸し出し仕組みの確立

　購入した機械は坂田農園だけでなく、**「近隣農家さんとシェアできる共同利用設備」**として活用します。

　・老朽化した設備でも安全に管理できる

　・作業負担が軽くなり、農業継続の意欲につながる

　・若い農家の参入にも有利になる

地域全体の農業を持続させる、小さいけれど確かな一歩だと考えています。

　　　　　　　

①プルスフォグ（常温煙霧機）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　②高所作業車（3メートル上昇）　　　　　　　　　

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

今回のプロジェクトで導入を目指している「プルスフォグ」と「高所作業車」は、単に坂田農園の作業効率を上げるだけのものではありません。

これらの機械を地域農家にも貸し出し、**“機械をシェアする新しい農業モデル”**を天水町に広げていくことが、この取り組みの大きな目的です。

■ 地域の農業を支える“シェアの仕組み”づくり

高価な機械を個々の農家が購入するのは負担が大きく、作業の省力化が進みにくい状況があります。坂田農園が中心となり、必要な時に利用できるシェア体制を整えることで、

・作業時間の削減

・高齢農家の負担軽減

・農薬散布や高所作業の安全性向上といった効果を、地域全体に届けていきます。

■ 若い世代が“続けられる農業”へ

農業の現場は、体力的にも時間的にも過酷で、若い世代が就農をためらう理由の一つとなっています。作業が楽になり、収量や品質が安定することで、「農業を続けたい」「この地域でやっていきたい」と感じてもらえる環境を整えることも、私たちの目標です。

■ 天水町の農産物の価値向上

効率的で丁寧な管理が可能になることで、イチゴをはじめとする地域農産物の品質向上にもつながります。ゆくゆくは、

・地域としてのブランド力強化

・販路拡大

・農業体験イベントなどによる交流人口の増加

など、地域全体の価値を育てていく取り組みへと発展させていきたいと考えています。

■ 困った時に頼れる“地域の拠点”へ

農家同士が助け合える関係は、地域農業の持続に欠かせません。機械の貸し出しを通じて、「困ったら坂田農園に相談してみよう」と思ってもらえるような、地域の頼れる存在になることを目指します。

 

 

今回のプロジェクトは、「地域農業を支える基盤づくり」「次の世代につながる農業への第一歩」です。

皆さまからのご支援を力に変え、天水町の農業が未来へ続いていく仕組みづくりに挑戦していきます。