能登半島地震、豪雨により壊れた引退馬の屋根付馬場を修繕したい

▼自己紹介

はじめまして。

私は石川県珠洲市出身の「ストローク乗馬クラブはなむけ」代表の竹中健也と申します。

 

 

2001年に能登半島の先端にあります故郷の珠洲市で3頭の馬と共に乗馬クラブを開業しました。私が取得した乗馬療育インストラクターの称号を活かし、障がい者乗馬レッスンを取り入れたクラブとしてスタートしました。

その後、地域の福祉施設での移動乗馬や馬車運行、一般の方への乗馬レッスンや外乗と並行して預託馬も受け入れ、クラブ所有馬が高齢引退していった10年ほど前からは、引退馬預託を中心事業として経営を続けています。

 

後ろに見える山林が崩れてきました

(被災前に撮影した写真です)

 

雨天時の放牧や乗り運動で使用していました

(被災前に撮影した写真です)

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

令和6年能登半島地震によって山に亀裂が入っていたのであろう場所が、同年の9月21日奥能登豪雨により崩れ、クラブ周辺で山崩れが多数発生しました。

 

山崩れにより屋根まで押し寄せた土砂

 

雨や雪の日に引退馬達の放牧や運動のために使用していた屋根付馬場にも、山崩れによる土砂や樹木が押し寄せ、施設は全壊してしまいました。

施設が使用できないため現在移動避難している引退馬達が戻って来られるよう、修繕工事業者に依頼し工事を進めたいと考えました。

 

押し潰された屋根付馬場の屋内の様子

 

 

▼プロジェクトの内容

修繕工事業者に依頼し、山崩れにより押し潰された側の屋根と外壁と窓と基礎の部分を修繕して頂き、屋内も壁板を張り、オガチップを敷いて引退馬達が過ごしやすい環境を整えてあげたいと思います。

 

土砂を取り除いている様子

 

土砂を取り除いた後の押し潰された外壁

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

修繕工事が進むことにより、引退馬を預けてくださっている関係者様に再び安全な預託が可能だということをお伝えし、安心して預けて頂くことができます。

また、このような大惨事があったからこそ、ここに豊かな自然があることを知り引退馬を預けたいと考える人との新たな出会いを大切にしていこうと思います。

 

 

過去に在来馬の能登馬が生存していた土地や、朝廷に馬を献上していた「すずの御牧」が広がっていた場所、また「角が生えた馬」の伝説など、馬とは切っては切れない半島です。

この土地に再び引退馬達が安らげる空間が広まり、幸せに与生(余生)を生きる馬のいる風景が光り輝く場所となり、皆様に愛され守られる馬達の故郷となるよう、微力ながら私なりに務めて参ることをここに誓わせて頂きます。

 

どうぞ皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。

 

雨や雪の時の屋内での放牧風景

(被災前に撮影した写真です)

 

晴天時の屋外での放牧風景

(被災前に撮影した写真です)