岡山桃農家｜「白桃甘酒」を岡山の新たな名産品へ成長させたい！

 

～桃の未来と農業の持続可能性を守るために、今年も挑戦します～

 

◆はじめに

 

こんにちは！岡山県倉敷市で3代続く桃農家、「なんば農園」の難波頌治です。 今年もまた、想いを込めてプロジェクトを立ち上げました。 昨年「白桃甘酒」のクラウドファンディングに挑戦し、たくさんの方から温かいご支援・応援をいた だきました。 その結果、商品化・発送まで無事に終えることができ、甘酒という形で岡山の桃の魅力を全国にお届けすることができました。 心より感謝申し上げます。

 

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◆なぜ、今年も挑戦するのか 

 

なんば農園では近隣の廃業した桃農家から畑を引き継いでいる為、年々、桃の作付面積は増加しています。その為、昨年を超える量の“規格外の桃”が、今年も大量に出ています。 岡山白桃は高品質で知られる一方で、ほんの少しの傷や変形でも出荷が難しくなってしまいま す。味は変わらず美味しいのに、見た目だけで市場からはじかれてしまう――そんな桃が増え続けている現状に、農家として胸が痛みます。

 

【2023年～2024年は2年連続の大凶作。過去最低の収穫量を更新。苦境に立たされた岡山の果物】

 

新聞記事にも掲載されていましたが、岡山を代表する桃、ぶどうともにここ2年は不作が続いています。2025年産については、まだ報道は出ていないですが、過去2年ほどの不作ではないように感じています。しかし、猛烈な暑さ、少雨により例年になく難しい年となりました。桃の熟れが止まり、雨も少なかったので、小玉傾向でした。熟れるのが遅く、収穫は長期化し体力的にとてもきつく感じるシーズンでした。収穫量は確保でき、味も良かったんですが、小玉かつ実付きが良かった為、昨年より100Kgほど多い規格外品の量となりました。

さらに、今年は甘酒製造に欠かせない「米」や「米麹」の原材料調達にも課題が生じています。 天候不良や米価格の高騰、業者の製造スケジュール逼迫などが重なり、昨年以上に原材料の確保が難しく、原材料価格も上昇しています。 それでも、「どうしてもこの甘酒を続けたい」。 “廃棄される桃を守る”こと、“地域の農産物に新たな価値を与える”こと、“健康的で安心な飲み物 を届ける”こと――これらの想いを持って、もう一度挑戦する決意をしました。 昨年実施した甘酒プロジェクトにて、開発エピソードや想いを書いていますので、もしよければご覧ください！

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◆今年の「白桃甘酒」について

 

今年の甘酒も、大分県佐伯市の老舗酒蔵「ぶんご銘醸」様にて製造いただきます。 素材は昨年同様、なんば農園の白桃・厳選された国産米・米麹のみ。 砂糖等は使わず、昔ながらのやさしい味わいです。 昨年ご好評いただいた「飲みやすさ」はそのままに、桃の風味等にもこだわり、さらにバー ジョンアップを目指して試作・調整を重ねました。もともとは妊娠中の妻の一言から製造を決意した経緯もありますが、今では多くの方に飲んでいただき、沢山の嬉しいお言葉まで頂戴しておりますので、その一部をご紹介させていただければと思います。

 

 

◆今年加わった「新たな課題」

 

 1. 原材料費の高騰（米・米麹） →特に甘酒製造に必要な米の価格高騰が続いており、 今まで以上にコストがかかっており、現状下がる見込みがありません。

 

 2. 甘酒の製造費・送料・資材費のさらなる高騰 →昨年も厳しい状況でしたが、今年はさらに上昇傾向にあります。送料、梱包する箱等の資材、桃の栽培経費（肥料、農薬、機械、燃料等）は年々上昇しております。肥料や農薬は前年対比1割以上増えているものが多いです。

 

3. 販路の継続的確保の難しさ →甘酒のような加工品は在庫を抱えるリスクがあり、農家の個人レベルでは既存の流通に乗せるのが非常に困難です。

 

こうした課題を乗り越えるためにも、今年もクラウドファンディングの力をお借りしたいと考えてい ます。 そしてゆくゆくは、自社での製造体制も視野に入れて、持続可能な取り組みにしていきたいと思っ ています。

 

 

◆6次化最大の悩み＝販路の拡大

 

なんば農園が本格的に6次化へ参入して、早いもので3年目になります。どうやって販売していくか、毎年試行錯誤しながら、地道な営業活動を送ってきました。その甲斐あってか徐々にではありますが、販路も拡大していきました。今年の3月にはテレビ番組で取り上げられたことをきっかけに、販売数が増えていき、在庫を抱えることなく、2024年産の甘酒は完売することができました。

毎年、毎日、倉庫に積みあがった在庫を見ては、今年で甘酒からは撤退しよう、加工品は辞めよう、と悩む日々を送っていました。しかし、お客様からのお言葉を聞いて、「なんば農園の白桃甘酒を待っている人もいる。もう1年頑張ってみよう」となんとか気持ちを持ち直し、今年も製造に踏み切ることができました。

 

 

ありがたいことに昨年は、ラジオ、新聞、テレビ、WEBメディア等に取り上げていただき、少しづつではありますが、認知度も高まってきていることを実感しています。今年は東京の老舗有名百貨店ともお取引が始まり、甘酒が並ぶことが決定しました。

 

それでもまだまだ販路が足りません。休日には地元のマルシェへ出店し、なんば農園の加工品を販売したり、平日は農作業の合間を縫って、バイヤーや小売店と商談をしています。日々の畑での作業の傍らで営業活動をすることはとても負担があり、商談しても成約に至ることはほぼありません。でも、動かないことには結果が出ないので、最後まであきらめず行動はしていこうと考えました。

 

 

◆応援してくださる皆さまへ 

 

農家として、「農産物を無駄にしたくない」「持続可能な農業を続けたい」という想いは年々強く なっています。 皆さまからのご支援・応援は、甘酒という商品を通して、**“廃棄されてしまう農産物に新たな命を吹き込む”**大きな力になります。 「美味しさ」だけでなく、「背景にある物語」ごと味わっていただけるような甘酒に仕上げていきま す。 ぜひ、今年もなんば農園の挑戦を応援いただけますと嬉しいです。

 

 

◆リターンについて

 

昨年は当園の白桃甘酒と白桃ネクターのみでリターン品を組み合わせていました。今年は更に、桃のシロップ、そして新製品の梅シロップ、すももシロップ、すだちシロップを新たにリターン品のラインナップに入れさせていただきました。全てなんば農園で収穫した果物を使って、商品ラインナップの充実を図りました。

 

白桃シロップ

 

 

すももシロップ

 

 

梅シロップ

 

 

すだちシロップ

 

【シロップの楽しみ方】

〇ドリンクとして：炭酸水やお湯、お酒で割って楽しむと、フレッシュな味わいが広がります。

〇料理に活用：サラダドレッシングや鶏肉料理のソースに、桃シロップはデザートのトッピングに最適です。

〇デザートのアクセント：パンケーキやアイスクリームにかけて贅沢なひと時を演出します。

 

 

◆リターン一覧

 

①白桃甘酒お試しセット（180ml×4本入り）・・・4,000円

②白桃甘酒2本、白桃ネクター2本お試しセット（180ml×4本入り）・・・4,500円

③白桃甘酒2本セット（900ml×2本）・・・5,000円

④白桃甘酒3本セット（900ml×3本）・・6,700円

⑤白桃甘酒6本セット（900ml×6本）・・・13,000円

⑥白桃甘酒12本セット（900ml×12本）・・・25,000円

⑦白桃甘酒2本、白桃ネクター1本のセット（900ml×3本）・・・7,500円

⑧白桃甘酒3本、白桃ネクター3本セット（900ml×6本）・・・14,500円

⑨なんば農園シロップセット（200ml×4本）・・・7,800円　

（白桃シロップ1本、すももシロップ1本、梅シロップ1本、すだちシロップ1本）

※全て送料込みとなっております。

 

※各種シロップの賞味期限は下記の通り。　

白桃：2026年9月末　

すもも、梅：2026年8月末　

すだち：2026年9月中旬

 

◆スケジュール、資金使途

 

2025年12月1日・・・支援受付開始

2026年1月15日・・・支援受付締切

2025年12月1日～2026年1月15日・・・プロジェクト達成次第、順次、リターン品発送開始　

 

資金の使い道としては、甘酒等外注製造費用、梱包、送料、CF手数料等に使わせていただきます。近年では外注費含め送料や、段ボール資材が高騰しており、経営を圧迫しています。もちろん桃栽培の経費も高騰しており今後も高止まりする可能性もあります。皆様からいただいた支援金は大切に使わせていただきます。

 

◆最後に

 

 “6次産業化”は簡単な道ではありません。 農業、加工、販売――そのすべてに責任を持ちながら、日々の農作業と両立していくことは、心が折れそうになることが多々あります。それでも、昨年ご支援くださった皆さまの声が、今年も私の背中を押してくれています。 苦しみながらも、着実に、地域の課題解決につながるプロジェクトとして育てていきたい。 その第一歩として、今年の「白桃甘酒プロジェクト」、ぜひご注目・ご支援をお願いいたします！