プロジェクト概要

「日本にも難民がいる」ということ、ご存じでしょうか?

深刻な人権侵害などの迫害による身の危険から、母国を逃れ、他国に逃げざるを得なかった人たちが毎年2,000人近く、日本に助けを求めて逃げてきています。

 

はじめまして。石川えりと申します。
現在、認定NPO法人難民支援協会(JAR)の事務局長をやっております。
私たちは、日本に逃れてきた難民が自立した生活を安心して送れるように支援しています。
今回、私は、日本に逃れてきた難民を救うための、 「新難民法」実現に向けた政策提言に向けた活動を行います。そして、多くの皆さんに、社会を変えるこの取り組みにご参加をお願いしたいと考えています。
日本へ逃れてきた難民が、日本で安心した生活を送れる社会の実現のためにご協力いただけないでしょうか?
 
(難民の相談の様子)
 
日本の難民の状況
「ネットカフェ難民」「就職難民」など、「なんみん」という言葉自体は普段よく耳にするかもしれませんが、母国を離れ、他国に逃げざるを得なかった難民が、毎年1,000人以上日本に助けを求めて逃げてきています。日本でも、多くの難民が住み慣れたふるさとを追われ、知らない土地でいつかふるさとに戻ることを願う日々を送っています。
 
しかし、母国での迫害から、日本に助けを求めてきた難民は、ここ日本で新たな困難に直面します。それは、日本の難民認定手続きです。日本で難民として認められるためには、審査を経なければなりませんが、残念ながら、日本には、審査を受ける難民にとって、公平かつ透明なプロセスが担保されていないという現状があります。
 
そこで、私たちは、こういった何人が日本で公正かつ透明な難民認定手続きが行うため、認定後、日本で安心した生活を送れるようにするため、「新難民法」の実現を目指したいと考えています。
 
(母国での迫害の経験をつづり、難民申請のための書類を作成する様子)
 
私が難民問題に関わることになったきっかけ
私は、高校3年生の時にルワンダの難民問題に興味を持ったことがきっかけで、難民問題に関わり始めました。様々なご縁から、大学4年生の時にこの難民支援協会の設立に携わることとなり、次第に、日本に逃れてきた難民の方々の、あまりにも深刻な現状を目の当たりにするようになりました。命からがら逃れてきても、日本国内で働くこともできず、病気になっても保険にも入れず、だからといって、他に生きる糧があるわけでもない。
生きることさえままならない難民の日常。
難民として認められるまで、長いときには9年間という時間を待たなければいけない制度の矛盾。
・・・日本の難民法が抱える矛盾のしわ寄せを当事者である難民が受けているという現状に、憤りが募っていきました。
 
(参議院総務委員会に参考人として出席)
 
2004年難民認定法改正:前進と課題
2004年、「入管法ならびに難民認定法」が改正され、難民にとって、一部ですが制度改善が実現しました。私が難民支援に関わって、5年目のことです。それは、私を含め、難民支援協会という団体のもとに集まったメンバーと、賛同する個人・団体の力が結集し、想いを実現するための、地道な努力と関係者への働きかけがありました。
 
縁あって、小さいながらも「社会を動かす」瞬間に立ち会えたことは、私にとって、貴重な財産です。2004年の改正は、難民保護が前進するための大きな一歩となりました。長い間、闇に閉ざされていた難民申請のプロセスにメスが入ったことで、課題がより明確に見えるようになってきました。しかし、未だ、公正で透明な難民認定の制度が確保されているとは程遠い状況で、日本で認定を受けることができる数は、非常に限られています。2011年は、難民申請者の数が過去最多(1,867人)を記録する中、認定数はたったの21人にとどまっています。
 
そこで、私たちは、こういった難民が日本で公正かつ透明な難民認定手続きを行うことができ、認定後には日本で安心した生活を送れるようにするため、「新難民法」の実現を目指したいと考えています。私たちの暮らす日本社会の制度を変えるこの取り組みに、ぜひ、多くの皆さんに関わっていただければと思っています。
 
(外務省に、難民の生活保障の措置をもとめる申し入れ)
 
「新難民法」の構想
「新難民法」では、以下3つを実現します。
1. 適正な難民認定が行われる仕組みを作ること。
2. 審査を待つ間、最低限の生活を保障すること。
3. 認定を受けた後の日本社会への適応を支援すること。
 
国の制度を変えるには、国民一人ひとりの力と理解が必要です。そして、それには時間もかかります。それでも、小さな働きかけの積み重ねでそれが叶うと、私は思っています。
 
今回のプロジェクトでいただいた資金は、「新難民法」実現に向けた政策提言を行うために、諸外国の制度や裁判の判決などの調査、政府や国会議員や関係者向けの説明資料の作成、関係する会合への出席などに使わせていただきます。
 
 
難民が安心して暮らせる社会の実現へ
日本に逃れてきた難民が、安心して暮らせるような社会の実現を目指す活動は、私たちの社会をより豊かにすることにもつながると思っています。
 
様々な困難を乗り越え、日本に逃れてきた難民たち。
残念ながら、今の日本社会では、国籍や性別、年齢など、多様性を受け入れる土壌は、まだ改良途上です。しかし、難民はより豊かな土壌を切り開くような存在になると私は考えています。
 
 
ここで、みなさんに、ぜひ知っていただきたいエピソードがあります。
それは、東日本大震災を受けて、被災地へボランティアに行った難民たちのことです。
「自分も家を焼かれて、家族を失った。だから、被災者の痛みがわかる」
「逃れてきた自分を受け入れてくれた日本に感謝している。社会のメンバーとして、困っている人を助けるのは当たり前。自分にできることをしたい」
 
震災後、多くの難民たちから聞いた言葉です。
社会のために、社会の一員として貢献する。
日本で生活している難民たちは、母国に帰ることができないがゆえに、日本社会の一員としてこの国で生きていく覚悟や責任感を持っています。
日本の難民制度の変革は、難民たちが安心して暮らせる社会の実現と共に、日本をより豊かな社会にすることの実現にも繋がると思います。
 
制度を変えるだけでは、すべては解決しませんが、制度で救われる難民はたくさんいます。
「新難民法」実現のために、みなさんのご参加を、よろしくお願いします。
 
(NPO法人難民支援協会)
 

石川えりによる今回のプロジェクトへの思い

 
 
引換券について
・政策提言プロセスに関する現場レポートのお送りします。
 
・難民からのメッセージカードをお送りします。。
 
・石川えりによる活動報告会にご招待します。
「社会を変える」その裏舞台をお話します。
 
・難民の方からお話を聞く会にご招待します。
 
・難民の方との1日スタディーツアーにご招待します。
家庭訪問などを通じ、難民の方との交流の場をご提供します。

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