プロジェクト実施終了報告(映画制作延期報告及び今後の対応)
大変ご無沙汰しております、映画監督の山下大裕です。この度『2020年公開!全国初「地域おこし協力隊」を題材とした映画を制作』クラウドファンディングプロジェクトにご支援いただいた全ての皆様に改めて心より御礼申し上げます。
当映画プロジェクトにつきましては新型コロナウイルス感染拡大により多大なる影響を受けております。クラウドファンディング終了から1年が経過した2020年8月1日に私の方で行ったYouTubeLive(※下記参照)でもお伝えした通り、現在も映画制作自体が一時中断したままの状態となっております。現状報告と今後の対応をまとめましたので支援者の皆様におかれましてはご一読いただけますと大変ありがたいです。なおプロジェクトの1年延期に伴い余計にかかる経費を少しでも抑えるため、現在はスタッフを抱えず山下大裕一人で全ての事務を行っております。不手際や行き届かない面もあり大変恐縮ですがご理解いただければ幸いです。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響による映画制作プロジェクト延期に関する2020年8月1日時点での改めての現状報告
https://youtu.be/fz0oeGbMSqw?t=135
【これまでの経緯と現状報告】
こちらは新型コロナウイルス感染拡大による影響が出た時点から時系列に沿ってまとめたものです。
《2020年2月27日》首相より全国一斉休校の要請がある
同日夕刻、社会状況を考慮し2日後に開催を予定していた鹿児島オーディションを振替日未定の延期とすることを映画プロジェクト公式ホームページで発表し同時にオーディション参加者への連絡を行う
《2020年2月29日・3月1日》鹿児島オーディション延期
《2020年3月18日》2020年内の映画完成・上映を前提としたプロジェクトの進行が困難と判断しプロジェクトの1年延期を映画プロジェクト公式ホームページ及びYouTube(※下記参照)にて発表
→2020年11月3日に予定していた完成作品の全国一斉上映も事実上中止に
※新型コロナウイルス感染拡大の影響による映画制作1年延期のご報告
https://www.youtube.com/watch?v=-ql02wLOJjE
《2020年5月末》3月時点では5月末頃に再度の現状報告を行う予定でいたものの新型コロナウイルス感染拡大の影響がより深刻となり発表できる事項がなくなる
《2020年7月31日》当初の予定では映画作品も撮影終了しメイキングDVDも完成しているはずだったが全てが一時中断となったままクラウドファンディング終了から1年を迎える
《2020年8月1日》クラウドファンディング支援者(295名)及び東京オーディション参加者(約200名)、鹿児島オーディション参加予定者(約100名)、日本一周取材協力者(約200名)に向けYouTubeLiveでプロジェクトの現状報告を行う
《2020年8月6日》プロジェクト実施終了報告(新型コロナウイルス感染拡大による映画制作延期報告及び今後の対応)を行う→当文章がこちらにあたります(※Readyforとの契約上名称が実施終了報告となっていますがプロジェクト自体は継続しております)
【クラウドファンディング支援金の現状について】
クラウドファンディング手数料を除いた支援額のうち一部は既に東京オーディション・鹿児島オーディションの開催及び映画プロジェクトの告知に係る経費として使わせていただいております。またキャスト・スタッフの人件費・交通費・食費・宿泊費、映画制作に関する諸経費につきましては、撮影を行う際に使えるよう保管させていただいております。なお今後返金希望者への返金が発生する場合にはこちらから各人の支援額に相当する分を割り当てることになります。
【今後のスケジュール】
新型コロナウイルス感染拡大の影響により現時点でもお送りできていないリターン(あるいは実施が現実的に困難なリターン)が複数ございます。これらのリターンに該当する支援者の方につきましては2020年8月末日までに個別にご連絡を取りプロジェクト延期に伴うリターン発送遅延のお詫びと現時点で考えられる発送見込時期のご報告、また返金を希望される方についての返金対応を行わせていただきます。
なお本プロジェクト自体に中止の予定はなく、現時点では2021年5月の撮影に向けて準備を行っておりますが新型コロナウイルス感染症に関わる状況次第では更なる延長も見込まれる場合があります。今回の映画の舞台となる鹿児島県南大隅町は高齢化率県下一位の町でもあり多くの高齢者の方が暮らしています。そのため感染拡大のリスクが大きい中での本町での映画撮影は事実上困難です。撮影に際し東京からキャスト・スタッフが安心して来ることができる状態になったと判断した時点でプロジェクトを再開させていただきます。(再開の際は映画プロジェクト公式ホームページ及びFacebookページにて発表)
【返金対応につきまして】
当プロジェクトは引き続き継続されますが、この1年の中でプロジェクトや私に対する考え方やご支援のお気持ちが変わってしまった方もいらっしゃるのではないかと想像しております。そのような方につきましてはこれまで応援いただいたことへの感謝をお伝えすると共に真摯に個別の返金対応を行わせていただきたいと考えております。
返金を希望される方につきましてはお名前、ご連絡先、支援したリターン(複数の場合全て)、返金を希望される振込先情報をメール( dycmovie@gmail.com )または電話(080-1965-8679)にてご連絡いただきますようお願いいたします。なお誠に勝手ながら返金対応につきましては2020年11月30日までを一旦の締切とさせていただきます。それまでに返金希望のご連絡がない方につきましては引き続きご支援いただけるものと受け取らせていただきプロジェクト再開後は予定通りリターンをお届けいたします。(ただし相当長いスパンとなってしまいますことをお許しください)
このようなことになり非常に心苦しいところではございますが、私といたしましては一人でも多くの方に映画の完成を見届けていただけることを心から願っております。先日の動画配信をクラウドファンディング支援者及び東京オーディション参加者、鹿児島オーディション参加予定者、日本一周取材協力者など現時点までに当プロジェクトへ関わってくださった全ての方に向けて一斉に行った理由の一つは、このプロジェクト自体が既に私一人だけのものではないということを感じていただきたかったからです。現時点で大企業の支援など大きな後ろ盾はないプロジェクトではありますが、ここから生まれる作品は一人ひとりの想いと力がたくさん詰まったものとなるに違いありません。
【支援者の皆様に改めて感謝の気持ちを込めて】
当プロジェクトにつきましてはクラウドファンディング終了から既に1年以上が経過しており、正直なところ「一体どうなっているんだ!」というお叱りの声が届いてもおかしくない時期まで来ているのが事実です。そんな中、今回ご支援くださった295名の皆様におかれましては今日まで苦言の一つもなくお待ちいただいておりました。私自身10年来の夢に待ったをかけられた上、前例のない事態の対応に追われ多くのことを考え判断しなければならない非常に難しい時期に置かれる中、ずっと支援者の皆様のことが気がかりでした。私からの正式なご報告を行うこの時まで辛抱強くお待ちいただいたことに心から感謝しております。支援者の皆様の温かい気持ちに甘えてはならないということは重々承知の上で改めて御礼申し上げます。
【当クラウドファンディングの全ての支援者様を対象とした追加特典】
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。私の方からプロジェクトの1年延期を一方的にお伝えするだけでは私自身の気が済みませんので、当クラウドファンディングにご支援いただいた全ての皆様を対象に以下2点の追加特典をご用意させていただきます。(こちらはリターンではないため特典の利用は任意となります)
◆特典①◆山下大裕が映像で力になれることがあれば無条件でご協力します
今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響により支援者様ご自身のお仕事や経営されている飲食店・店舗などが大変な状況になっているケースもあることかと思います。そのような方に対し私の持つ映像スキルの中でできることがあれば無条件でご相談に乗りますのでお気軽にご連絡ください。
◆特典②◆山下大裕を30分自由に使える権利(オンライン限定)
今回ありがたいことに支援者の方が295名もいらっしゃるということで、いくら気持ちはあってもあまりに無茶な追加特典はつけられないなと思いいろいろと考えましたが、オンライン限定であれば対応できるのではないかという結論に至りましたのでこのようにさせていただきます。スケジュールは要調整ですがオンライン限定且つ30分以内であれば何とかなると思います。例えば、話を聞いて欲しい、相談に乗って欲しいというものもOK、○○のオンラインイベントに参加して欲しいというものもOK、動画撮影や編集に関することを教えて欲しいというものもOKです。話系に限らず(支援者様がお持ちの)音声データを文字起こしして欲しいなどといった事務作業の依頼でも30分以内で完了するようなものならOKです。この特典は皆様のアイデア次第で様々なパターンが考えられるかと思います。この際ですからもし必要がありましたら山下大裕をどんどん利用してください。
【終わりに】
いつの日か、このプロジェクトが無事再開できることになった際には一番最初に皆様へご報告したいと考えています。齢18にして『2020年までに全国公開映画を撮る』と公言し始めた2011年1月1日から苦節10年、まもなく映画クランクインというところで新型コロナウイルス感染拡大というまさかすぎて何も言えないような大きな壁にぶつかりました。もはや私自身にカメラを向けた方が映画になるのではないかと思えるような劇的な10年を送ってまいりました。
少しずつではありますが年を追うごとに応援してくださる方も増えようやく迎えた2020年、ここにきてまたもう1年チャンスをいただきましたのでこの1年を無駄にしないよう精一杯臨んでまいります。一時は心底落ち込みましたが、現在の私は至って前向きであり今後も引き続き当プロジェクトの船頭となって舵を取っていく所存でございます。映画監督山下大裕が映画監督山下大裕である以上、このまま黙って大晦日を迎えるわけにはいきません。そんな意味深な言葉を残しつつプロジェクトの状況報告は以上とさせていただきます。
鹿児島の地で皆様と再会できる日を心待ちにしております。
2020年8月6日
鹿児島県南大隅町より
本土最南端の映画監督 山下大裕