プロジェクト概要

 

*自己紹介

 

初めまして、尾木敬貴智と申します。75歳を迎える頑固な爺さんです。

私の人生、振り返ってみますと、紆余曲折はあったものの、音楽の中でも人の声をより忠実に再生させるための“平面スピーカー”を完成させるためにあった、この一言につきるように思います。

学校を卒業後、弱電家電メーカーに就職し、オーディオ用アンプやチューナー用計測器の調整等に携わってきましたが、”平面スピーカー”の研究時間をもっと多く割くために、独立し、家電メーカーの下請け作業を行いながら、一心に研究を続けて参りました。

 

 

*本プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

 今から約40年前の、ある出来事から始まった、理想のスピーカー作りへのあくなき探求の道のり。

それは、何気なくレコードに針を落として聴いた(故)島倉千代子さんの歌声から始まりました。

その時、なぜか、歌声を聴いていてしっくりきませんでした。

なぜだろうという疑問から始まり、ある雑誌の記事で、その糸口をつかんだ私は、約40年の歳月を費やして遂に平面エッジレス・スピーカーを完成させることができました。

その発展・普及に向けて より多くの方々にその音を聴いていいただきたく、本プロジェクトを立ち上げた次第です。

 

 

 

*オギトーン完成までの経緯

 

1.人の声の不思議。。。

 

それでは、なぜ(故)島倉千代子さんの歌声がしっくりこなかったのでしょうか。。。

 

簡単に説明しましょう。

 

一般的なスピーカーの振動板の形状は円錐形が多く、音声を伝える時に空気を斜面で押すので、位相歪(振動板の中心寄りの奥まった部分と、外側の手前部分から発生した音が耳に到達するまでに時間差が発生する)などの弊害が生じます。

その弊害が、歌声を聴いた私に、感覚的にしっくりこないという違和感を覚えさせたものと思われます。

 

違和感に原因を気付かせてくれたこの記事*1の内容に、私はいたく感激し、その情動がその後の研究の原動力になりました。

 

それ故に、振動板のあるべき形は、空気を真っすぐに押す平面だと確信しました

 *1:「無線と実験」㈱誠文堂新光社、約40年前刊、

    景山 朋 氏 掲載の記事

 

 

 

2.素材選びと性能。。。

 

振動板が平面であることの必要性はわかりました。

それでは次に、どのような素材でその振動板を作るべきなのか?

様々な情報から、振動板の素材としての要素は、”軽さ””硬さ”が重要であることはわかっていましたので、それを手掛かりに、素材選びを始めました。

個人レベルで入手できる素材は限られており、入手可能な素材の中では、木材のバルサ材は素材として魅力的でした。しかしもっと入手しやすく手軽にテストできた発泡スチロールに決めました(実は最適な発泡スチロールを選定することができたのは、スーパーの廃材から自由に実験させて頂いたお陰です)。

 

それではなぜ”軽さ”にこだわるのでしょうか? 

 

中学の理科で教わったように、音は振動です。

それは、空気の粗密波で構成されています。

スピーカーは、音響機器で作られた電気信号を磁石で振動に変換し振動板を動かすことで粗密波を作るのですが、振動板が軽くなければ、瞬発的な音に反応できないのです。

オギトーンでは、”軽さ”の基準として、振動板の重さを約1.3gに規制しています。

オギトーンを、蚊が鳴く程度の小さな音量で、音楽を聴いてみてください。小音量でも聴きとれることで、その効果をご理解頂けると思います。

 

次に”硬さ”ですが、振動板は磁石の磁力に反応して動きますが、その振動板がしなってしまっては、作られた粗密波がいびつになり、その結果として、本来の音とは異なった悪い音になってしまいます。

 

そのような観点で発泡スチロールという素材の特性を見ますと、一見硬そうですが、実際には、ねじると簡単に曲がってしまいます。

発泡スチロール自体の厚さを増せばねじれに対して強くなりますが、その分重量が増えます。瞬発的な音への反応を得るために”軽さ”を優先させ、ねじれに対する強度を保つために、補強材を入れることで解決を図りました。

具体的には、振動板に溝を切り、薄く細工を施した竹を、そこに挿入・接着し強度を上げています。

 

素材選定後、スピーカーを作り始めて気になり出したのが、実はあの独特な発泡スチロール音でした。発泡スチロールをこすったり、たたいたりすると発する、あの音です。 

ここでは経緯は省きますが、ある塗料との出会いにより発泡スチロールという素材独特の音は、影をひそめました。塗料が素材の中まで染み込むことで、うまく固有音を無くしてくれました。

  

 

3.作業工程。。。

 

スピーカーユニット製作作業の一部を紹介します。

振動板をフレームに固定する工程がありますが、そこではエッジからの制約から振動板を開放(エッジレスに)するため、釣りで使うテグスを使っています。

そのテグスの張り具合は、ギターを弾くように指で爪弾きその振動音を聴きながら、その張り具合を細かく調整しております。

 

オギトーンの組立工程で、測定器を一切使っておりません。

ヒヤリングテストにおいても、独自の方法で行っております。

それは自己流ですが、ユニットの端子に乾電池を接触させクリック音を出させ、その反応音で音の仕上がりをチェックしています。

これを聴けば、どんなユニットができたかほぼわかります。もちろん、最終的には音楽を流して完成度を確認しております。

 

 

4.生産数。。。

 

最後に生産数ですが、生産(最終組立)できる台数は、組み上げられた部品が揃った状態で日に4台が限界です。それは、従来のスピーカーとは構造的に異なる所がたくさんあるためです。

専用治具等を使い、品質安定を第一に心掛けておりますが、最終的には手先で調整しながら作り込む工程が多く、作業応援できる工程が限られており、最重要である音質決定する部品については私自身が行う必要があり、作業応援を頂きましても、日に10台程度です。

 

 

5.スピーカーボックス。。。

 

この度採用したボックスの形式は後面開放型といわれるタイプです。

正面あるいは斜めからの外観は普通のスピーカーボックスと変わらないように見えますが、スピーカーの後ろが閉じられていない形状なのです。つまり開放されていて、後ろからスピーカーユニットの背面部分を見ることができる形状です。

ボックスを閉じられた箱状にすると、箱自体の固有音が発生するので、オギトーンの基本理念であるありのままの音をお届けするために、この方式を採用しました。

 

オギトーンでは、元々は平面バッフル方式という、平らな板にスピーカーを取り付けるだけの方式でした。今回は平面バッフル方式では十分に再現しきれない、音楽の要素である低音の量感を歪みなく、音楽の鮮度を保ったままで再現したいこともあり、本方式を採用しました。

このボックスは、木工職人さんが私の要望である、重くて硬い木材(集成材)を使い、腕によりをかけて作ってくださいました。

 

 

6.仕様

 

   (スピーカー仕様)

スピーカーユニット:10cmフルレンジ平面エッジレススピーカー

能率            :88db

周波数特性    :公表しておりません。

出力       :10w

重量       :約570g

 

(ボックス仕様)

サイズ

   幅     :274mm

    高さ    :354mm

    奥行    :112mm

    重量    :2.6kg

*予告なく設計変更することがございますのであらかじめ

 ご了承ください。

 

 

 

 

7.聴かれるためのご提案。。。

 

私のスピーカーを最良の状態でお聴きいただくための提案がございます。

スピーカーにつなぐアンプに関して。。。

アンプは、東京を拠点とされているオーディオドクター・相島技研さんが最近販売された半導体式の無帰還アンプ、これをお勧めします。

私も聴かせて頂きましたが、オギトーンが素直に音楽を奏でてくれていましたので、間違いないと思います。

また、オギトーン購入者限定で、オリジナルケースに収納した本アンプを販売される可能性がございますので、下記までお問い合わせ下さい。

(合同会社 TONSUL:070-3141-7512,ant1994@sage.ocn.ne.jp)

 

次に、このボックスを床などに直に置かずに、床面に低音を吸収させず、少し浮かせる目的で鹿角インシュレーター(別途購入)のご利用をお勧めします。効果としては音の抜けが良くなります。

このインシュレーターは、鹿角を所定の形状に作り込み、その上に漆(ガラス漆)を何層も塗り重ねた工芸品ランクの商品です。

この商品も、上記までお問合せ下さい。

 

最後に、このスピーカーはクリアでハイスピードが特徴ですので、スマホ等のイヤホーン端子から接続しても、十分お楽みいただけますので、一度お試しください。

 

8.スケジュール。。。

 

 2018年12月~2019年1月  ・クラウドファンディング

        *短い期間ですが、職人 尾木の作品を購入する

         またと無いチャンスです。

 2019年3月~4月        ・部品調達・製品組み立て調整

        *スピーカーユニットについては、一部の部品を除

         いて手作業で組み上げられますので、多くの時間

         を要します。

         妥協のない音に仕上げますので、ご理解いただけ

         ますようお願いいたします。

       5月~    ・商品発送

        *いよいよ 皆さまのお手元にオギトーンをお届け

         出来ることになります。

 

9.その他

 

オギトーンの既存スピーカーを営業用にご利用いただいている店舗さまがございます。

いち早く、オギトーンの音を体験してみたいという方がいらっしゃいましたら、どうぞお食事がてら足をお運びください。

 

   洋風レストラン”夢豆庵”さん(鳥取県八頭郡郡家)

   http://www.mutouan.com/

 

・プロジェクトの終了要項

2019/5/31までに、スピーカーボックス(販売物)をリターンとして支援者へ送付が完了したことをもって、プロジェクトを終了とする。

・関連事項

スピーカーボックスについて...

尾木敬貴智氏開発の平面エッジレススピーカー、それを組み込んだスピーカーボックス

 

10.音質チェック

 

 


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